2014年最後の登りおさめは大山に行く、とかねてから決めていた。
娘の人生初の登山が大山だったので、その年の締めくくりにふさわしいと思っていたからだ。
あの時、まだ6ケ月だった娘を連れてドキドキしながら登った大山。
1歳を過ぎたこの日はもう慣れたもので「さぁ、頑張って登るよ~」と笑顔である。
出発当日は朝から快晴、移動中に車窓から白銀の富士山がよく見えてますます気分良好。
午前10時半に大山登山口の駐車場に到着。
ここからはケーブルを使っていくことも出来るが、我々は下から歩いて登ることにする。
男坂・女坂の分岐。往路は前者を登ることにする。
いきなり石段の急登で、これが結構続く。
娘が寝たので、今のうちだ!とペースアップして登る。
分岐から30分で阿夫利神社下社に到着。結構速いペースで登ってこれた。
ケーブルを使えばここまでこられる。
山頂を目指して先を行く。
標高が上がるにつれて登山道に霜柱が見られるようになる。
歩いていると寒さを感じないが、気温は低いようだ。
富士見台からは立派な富士山の姿が見える。
冬は空気が澄んでいるので、景色が鮮明に見えるからうれしい。
やはり、冬山はいいものだな、と思う。
登り始めて約2時間で山頂到着。
昼食休憩のため、さっそくテント設営。
なかなか良い広場で、ここでも富士山が見える。
完全防寒している娘、テント内の暖かさが心地よいのかグッスリ寝ている。
確かに気持ち良い…我々も昼寝したくなるくらい。
でも、ここで寝たらきっと日が沈んでしまうだろうと我慢。
それでも居心地よすぎて、結局2時間近くも休憩してしまう。
さぁ下山しよう、と時は既に夕方4時前。
冬山でこの時間は遅すぎる…反省。
もう、誰も歩いていない静かな登山道を下山。
阿夫利神社下社からは、女坂へ。こちらもかなりの急な石段である。
どちらかといえば、こちらの方がゴツゴツして男坂という名称がふさわしい気がする。
すっかり日が落ちて、暗くなったころ無事に登山口に到着。
いい山登りが出来たな、とスッキリした気分で帰路についた。
一年の締めくくりに良い山行になった。