らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

裏六甲・船坂谷から有馬四十八滝

2010年05月31日 | 山登り
爽やかに晴れ渡った5月最後の日曜日、G.W以来の山登りに行ってきました

久々の山行はどこにしようかと考えて決めたのが裏六甲の船坂谷
ここは、横山岳のときに参考にした「岳人5月号」に掲載されていて
「ちょっとマニアックな谷歩き」という言葉に魅かれ「よし決めた」となったワケです

当日の朝、久しぶりにザックを背負い登山靴を履くと「やっぱり、週末はこのスタイルが
一番自分に合っているよな~」と実感
そして、船坂谷を目指して早速出発です


登山道の標識などは何もないため地図を見ながら、30分以上登山口を探し回る
そして歩くこと20分ちょっとで、川上ノ滝に到着
扇状の岩肌から滝の水が自然と広がって落ちる光景がとても美しい
ここまでは、一般道。さぁ、ここからです



地図上では、赤破線で表記されているここからは道をよく見て進みます
六甲山も裏側となると、まったく別の山のような雰囲気です
とっても静かで、木々は生い茂り鳥の鳴き声がいっぱい聞こえるのです


自分たちで次はどっちかなぁ、と考えながら歩く標識のない登山道は結構楽しい


出発から約2時間で、六甲山頂付近に出た。ここは登山客でいっぱい


少し離れた場所で昼食
今日は、ちらし寿司と豚の生姜焼き。超!美味しかった~


さてここから有馬に下るのですが、「ちょっとまだ歩き足りん・・」となり
魚屋道をとらず有馬四十八滝コースへ。
「熟練者向・危険」などとコワイことが書かれた標識の方へ進むと、結構足場の悪い道が
続きますがここがまた、何とも山深くて素晴しいかった


こんな場所があったなんて・・神秘的な光景にウットリするワタクシでした

岩あり、谷あり、滝ありの今回のコースでまた新たに六甲山の魅力を発見出来ました




























手作りぬか漬け

2010年05月26日 | 日常のこと
最近、雨の降る日が多いですよね。梅雨が近いのでしょうか?
週末の日曜日は友人の結婚式で名古屋まで行ってきましたがこの日も終日雨・・
ちなみにワタクシの時は大雨のち嵐でした。でも「雨降って地固まる」と言いますから
良いようにとっています~

さて、今回初めてぬか床を作り、今日やっと第一号のぬか漬けが出来ました
作り方は至って簡単!
米ぬか1㌔に昆布だしカップ8と塩150gを加え、一週間捨て漬けを繰り返し
ようやくぬか床の完成です。そして早速、きゅうりを漬けてみました


初めてにしては上出来。次は何を漬けてみようかしらんと、毎日の楽しみが増えました

ところで最近、山にまったく行けていません
行きたいのですが靴を修理に出した後、戻ってこないのです・・
う~ん、今週末にはなんとしてでも、山に行きたいワタシです!







しまなみ海道自転車横断・尾道~今治

2010年05月17日 | 日常のこと
一年のうちで一番爽やかな今の季節、自転車に乗って遠出するには最適でしょう
そう思い立ち、週末はしまなみ海道を全力で走りぬいてきました

土曜日のうちに、新神戸駅から新幹線で広島県尾道に移動
レンタサイクルでクロスバイクと呼ばれるモノを借り、尾道市内を試し乗りしてみる
マウンテンバイクより軽くて、ギアチェンジも出来、なかなかの乗り心地・・よしよし。
明日は、ここ尾道から愛媛県今治まで全行程80㌔を目標7時間で走りきるぞ!



朝6時。始発の渡船でまずは向島へ。たった3分で上陸です


青空の下、快適なスタート。でも朝のうちは、まだ寒い。自転車だから余計と寒い・・


標識があるのでそれ程迷う心配もないのですが、時々ややこしい箇所もある


気温がどんどん上昇してきた。暑いので、半袖一枚になるが、これが失敗のもとになる・・


楽しいのには変わりないけれど、後半辺りでおしりが痛くて痛くて・・
普段、自転車に長時間乗ることがないのでこれには困りました


いよいよ6つ目最後の橋・来島海峡大橋は、世界初の三連吊橋で総延長4105mもある
これを渡りきれば、ついに四国上陸


ずっと見ていても飽きない景色です
瀬戸内海の美しい海と島々に出会えて良かった


14時、四国上陸。そのまま今治駅まで最後まで頑張って走り無事に到着
目標より1時間遅く、8時間かかってやっとゴールだった
長いようで終わってしまうとあっという間にも感じたが、とにかく楽しかった!
今回、自転車で島々を走って「日本にはまだまだ知らないところがいっぱいあるなぁ」
と実感させられました。

その後、半袖・短パンですっかり日焼けして真っ赤になった自分の姿に少々ショックを
受けたが、80キロ完走したんだから・・と思い直し、神戸に帰ったのでした





















寝台列車の旅

2010年05月11日 | 日常のこと
5月の連休、上信越の山に行く際に利用した寝台急行「きたぐに」
連休で列車は満席でしたが、A寝台での旅は快適そのものでした
でも、何よりもワタクシは列車の旅というものの良さを初めて実感したのです

今や日本中どこにでも、飛行機があるおかげで1時間そこらで目的地に到着出来ます
新幹線も早い早い~ そんな訳で、ワタクシにとって乗り物は単なる移動手段でした
が!寝台列車は、そんなワタシの考えを覆してしまいました


大阪駅ホームに停車中の「きたぐに」


「きたぐに」の後に東京行きの寝台列車「サンライズ瀬戸・出雲」があるらしい


早朝の車内の様子(ここは休憩室)
目が覚めて窓を覗くと青い海が広がっていて感動!丁度、富山県を走っている所でした

列車に揺られ時間が過ぎるのをゆっくり感じながら移動できる旅は、便利になりすぎた今の
生活から忘れかけていたものを思い出させてくれました
時間をかけるのは無駄ではなく贅沢なことかもしれませんね







残雪期・白毛門から谷川岳へ

2010年05月09日 | 縦走
連日好天に恵まれた今年のゴールデンウィークは、上信越の山を歩いてきました
白毛門から登り始め、ゴールは憧れの谷川岳という馬蹄形縦走
すべてが初めての山ばかりで、出発前はもうウキウキワクワクしっぱなし・・

5月1日大阪23時27分発新潟行きの寝台急行に乗り、直江津下車。ほくほく線で越後湯沢へ
乗換えて、土合駅に着いたのは翌朝の8時半。随分遠い~遠い~ところへやって来た



白毛門はいきなり急登で始まり寝不足気味の体にはこたえる
しかも今回はいつもよりザックが重い・・
途中に山小屋のない縦走路なのでめいいっぱい食料を持ってきた(お酒1㍑とか)
それでも何とか高度を上げていくうちに視界が開け谷川岳が現れた


頂上直下の急傾斜を「もうすぐ、もうすぐ、頑張ろう」と呟きながらキックステップで
慎重に登っていく


標高差約1100mを登り、白毛門山頂に到着
初めて見る上信越の山々の展望はとても新鮮だった


白毛門をあとに、笠ヶ岳へ向かう
ここからは先、縦走しているのは私たち他2名のみ


笠ヶ岳1,852mからの展望


夕方4時半、本日の行動は終了。朝日岳の手前で幕営
ここは周りに遮るものが何もなく素晴しい景色が見渡せ、テント場としては
最高に贅沢な場所だった


翌朝4時起床。太陽が昇り始め、辺りの山々が赤く染まる


朝日岳では、巻機山から縦走してきたという男性がいたので話を聞くと今年は雪が
例年よりも多くてヤブこぎしなくてすみ歩きやすかったとのこと
「あれが巻機山で、あれが越後駒ヶ岳で・・」と丁寧に教えてくださるも、「???」
知らない山ばかりなので、つくづく自分の知る世界の狭さを実感する


ジャンクションピークを過ぎ、ナイフリッジが現れそろりそろり通過
気温がどんどん上昇していたので、崩れないか心配したが大丈夫だった


清水峠で大休止してから七ツ小屋山へ向かい展望を満喫した後、蓬峠へ。
あまりの暑さに、体力を消耗させられる


武能岳を経て、茂倉岳へ向かう途中の笹平で幕営。
昨日ほどの展望はなかったけれど、笹原が広がる平地は快適そのもの
そして今日も誰もいない、貸切り万歳!


鯉のぼりを吊るして、大声で歌ったら疲れも吹っ飛んだみたい


次の日、茂倉岳へ一気に登る
これが結構、辛かった。道が分かりにくく、時々笹薮もあり足をとられながらの急登は
思ったより時間がかかった


谷川岳の岩壁の迫力に圧巻
本物を見るまでは、何故みんな、ここの岩場に行きたくなるのか分からなかった
でも、よく分かりました。ワタシみたいな者でも、「あぁ、一度は必ず・・」と
感じてしまったぐらいですから


3日目にしてやっと、谷川岳の山頂を踏むことが出来た
山頂はたくさんの登山客で賑わっていた
いつもなら人が多いのはあんまり好きじゃないけど、ずっと誰もいなかったせいか
ホッとしてしまった

天候に恵まれ、上信越の山並みを毎日眺めながら縦走出来て毎日が夢のようでした
谷川岳、谷川岳、あんなにいい山があるなんて知らなかった
とっても遠いけれど、必ずまた行こう!