らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

クライミング

2010年08月30日 | 山登り
いったい今年の夏はどうなってるんだろう?暑すぎます・・
これだけ毎日暑いと夏バテするんじゃないかと思っていましたが、
そのへんは頑丈にできているらしく、元気よくやっています

さて8月最後の日曜日はクライミングの練習をしてきました。
夏山縦走のあとはまったく山へは行ってません、いえ行く気になりません
標高の低い関西の山は、暑いのですよ・・
でも練習はしたい。で、室内クライミング練習となったのでした


フリークライミングは、あまりやることがなかったのですが
やりだすと結構楽しい。
しばらくは、ここに通って練習するつもりです

あっ、でも涼しくなったら山に戻りますよ






丹後半島間人へ海水浴

2010年08月23日 | 日常のこと
毎日暑くて堪らないので週末は海へ行ってきました

行き先は京都府の丹後半島。新大阪~豊岡間を走る「タンゴエクスプローラー」に乗って
網野駅下車、そこから車で20分で「間人(たいざ)」に着きます。
夏は海水浴、冬はかに料理で有名なところですが実はワタクシ、今回が初めてでした。
そもそも泳げないのですから、わざわざ遠い海に行かなくても近くにプールがあるやん~と
思っていたワタシ。
間人の透き通る海の美しさと魚がいっぱい泳いでいる光景を見て、そんな思いは吹っ飛んでしまいました。
そうして泳ぎまくった(浮輪使用)二日間、たまには海もいいなぁ~と満足して帰ってきたのでした。


お盆明けのためかほとんど人がいなくて、ほぼプライベートビーチ状態
ここ間人の「後ヶ浜海水浴場」は、更衣室・シャワー・トイレもきちんとあって便利
とっても静かな浜辺でした


サザエを収穫。あとで海に返しました
(密漁禁止)

シュノーケルを着けて潜ればかわいい魚にいっぱい出会えます

今日は処暑。でもまだまだ暑い夏は続きそうですね












船窪新道から烏帽子、裏銀座縦走へ(後半)

2010年08月18日 | 縦走
前半の二日間は、ひたすら登ったり降ったりの繰り返しが続く体力勝負の縦走だった
そろそろ北アルプスらしい「楽しい稜線歩き」が恋しいところ・・
裏銀座縦走コースは、そんな期待に応えてくれた


3日目。8/10 烏帽子~三ツ岳~野口五郎岳~水晶~三俣山荘
朝3時起床。朝食に自宅から持参したスモモとミカンを食べる。荷物が重くなるが、
山で食べるととても美味しくて贅沢な気分になれるので必ず持っていく
テント場を5時に出発。目の前の三ツ岳が太陽の光に照らされていた


三ツ岳を過ぎると8月中旬だというのに雪渓が残っていた。今年は本当に残雪が多いみたい
冷たくて美味しそうなので、容器に入れた。これで今日はキンキンに冷えた水が飲めるぞ!


向こうに見える稜線は読売新道だよね。あっちもいつか歩いてみたいよね~
昨日までの苦行のような山道はなく、余裕でお喋りしながら大パノラマを満喫
さすが裏銀座コース、銀座と呼ばれるワケです


野口五郎岳を過ぎた辺りから雲が出てきた。槍ヶ岳も雲で隠れそう・・
この先、真砂岳分岐を水晶岳方面へ進む。ここを4時間半下りた所に湯俣温泉があるらしい


11時水晶小屋到着。空は今にも雨が降り出しそうな気配なので、荷物をデポし休憩なしで
水晶岳に向かう。が!歩き始めて15分ほどで激しく雨が降ってきた
こんなことなら念のため合羽を着ておくべきだった・・仕方なく、着替えに戻る
結局、昼食をとってから再び登ろうと言いながら雨は一向に止まず「もういいか・・」
「一度登ったことあるし・・」と山頂行きは中止する


合羽を着て歩くと暑いし動きにくいに、疲労度倍増。雨だから仕方ないのだけれど。
水晶小屋から今日の最終目的地である三俣山荘まで2時間の道程がワタシには倍くらい
長く感じた。
途中偶然に登高会の人とすれ違いビックリ。今日は母娘2人登山とのこと、いいですね。


15時前に三俣山荘に着いた。雨は激しくなるばかり。台風が接近してるのかな・・
とりあえずテントの中に入り込み、濡れた合羽やらシャツを着替えて一息つく
今朝入れてきた雪渓に小屋で買ったウイスキーをかけてチビチビやっていたらまたまた
知らない間に全部飲んでいた・・


4日目。8/11 三俣山荘~双六小屋~小池新道~新穂高温泉
朝3時半起床。雨は上がっているも、空はどんより曇っている。とりあえず準備をして出発
昨日はガスで何にも見えなかった鷲羽岳が姿を現していた


双六小屋へは巻道ルートを通る。景色が見えないのが残念



小屋が見えてきた。この時期なら大賑わいの双六小屋もほとんど人がいなくて静か
テント場は空っぽ。みんな、もう下山したのかしら・・?
小屋に着いて、天気予報を確認するとなんと台風がこっちに近づいている!うわ~・・


結局、この先槍ヶ岳方面へ進むのは断念して小池新道経由で新穂高温泉に下山
小池新道は初めてだったがとても歩きやすかった。石はしっかり安定してピョンピョン
飛んでも平気だし傾斜もゆるい。笠ヶ岳に登ることがあればワタシは小池新道から行こう、
など考えながら雨の中、山を下りていった。

当初の予定とは違う結果になってしまったが、まぁ無事下山出来たので良かったとしよう
何はともあれ、やっぱり縦走は楽しいものです
























船窪新道から烏帽子、裏銀座縦走へ(前半)

2010年08月16日 | 縦走
今年の夏山大縦走の主旨は「未踏ルートを歩く」と決めていた
そこで当初、大東新道を考えていたのだが今年は道路崩落の為折立からの入山はタクシーで
迂回路を使わないといけないとのこと。う~ん、どうしよう・・
ならば!裏銀座縦走コースはまだ歩いたことがないよね。じゃあ折角だから七倉から入る?
なんか人も少なくて静かそうだしね。よし、決まり!

そして、最終的には槍ヶ岳から南岳経由で上高地下山という5泊6日の立派な(?)
山行計画をたてて出発したのでした


一日目。8/8自宅~信濃大町~七倉山荘~船窪新道~船窪小屋(幕営)

七倉山荘を正午に出発。小屋までは6時間のコースタイムなので気合を入れ歩き始めるが
容赦のない急登が延々と続く。鼻突八丁のハシゴ連続で嫌気が差すも進むしかない・・
天狗の庭を過ぎると視界も開け、夕方5時前に小屋に到着。結構いいぺースや~ん
でも、もう今日はこれ以上歩きたくない~・・えっ!?テント場ここから15分先にある?
ガッカリしつつ、遠いテント場へ向かう。
その後、非常に危険なガレ場の指定水場へ5ℓの水汲みを終えた頃はもうグッタリ・・
ビールを飲み、特製肉ラーメン鍋を食べて20時就寝。


二日目。8/9船窪~不動岳~南沢岳~烏帽子小屋
翌朝は遅めの6時半出発
テント場では一番ビリ出発だったけれど今日は船窪から烏帽子まで8時間弱のコースタイム
まぁ大丈夫でしょ、と始めは余裕たっぷり。
今朝は遠く槍ヶ岳まで見える。このまま晴れて欲しいところ・・


船窪乗越から先の稜線は、不動岳までかなりガレている
これだけ崩落していたら10年後はこの路はなくなるかもしれないね、と話しながら先に進む
船窪岳第2ピーク手前で一箇所かなり足元の悪い岩場を通過する。
その後は樹林帯をひたすら進むのだが、ワタシにとってここが一番つらかった!
激しいアップダウンと暑さで汗だく。もちろん昼食なんて食べられない。
そんなこんなで不動岳には11時到着。ここで大休止していると、今度は曇ってきた


不動岳で今年初のコマクサと出会う


南沢岳と過ぎると烏帽子田圃と呼ばれる庭園のような場所にでた
ここまで来てやっと高山植物を楽しみながら歩けるぐらいの登山道になった


烏帽子小屋には14時前に到着。
とりあえず一息入れよう、と梅チューハイを飲み落ち着いたところでテント設営
タープを張るといつもと雰囲気が変わって楽しい。タープ持ってきて良かったね~
持参したウイスキーをチビチビやっていたら、いつの間にか空っぽになっていた
ご飯を炊き、うなぎの蒲焼と味噌汁を食べる。いよいよ明日からの裏銀座縦走に向けて
早めに就寝。晴れますように、と思いながら・・

後半は三日目からです





































前穂高から奥穂高へ~明神岳東稜後編~

2010年08月01日 | バリエーション
前回の明神岳の続きです・・
明神岳東稜を2日掛けて無事登攀した私たちはその後、前穂へ向かう
前穂から先の一般ルートに出るには、まだまだ遠いが頑張るしかない・・


前穂高岳
あそこまで登らねば!


奥明神沢までの下りは急な岩場続き。「クライムダウンで大丈夫、大丈夫」とリーダーK氏
「え・・・」ワタシ。
しかしあまりにワタシがへっぴり腰なので「じゃあ折角だから最後に懸垂で降りよう」と
言ってもらえ、ホッとした。25mを楽しく懸垂下降する


さぁここからは前穂まで急な登り
さっきまでいた明神岳主峰が後方へと離れていく


前穂高岳到着、穂高連峰を一望
今年は7月とは思えないくらい雪が残っている


吊尾根を経て奥穂高岳へ。山頂よりジャンダルムを望む
一人こっちに向かってくるのが見えた。この方、ナント日帰りジャンダルムとのこと


最後の夜は穂高山荘でテント泊。夕陽が落ちるのをゆっくり眺めながら一日を振り返る
山で過ごすこういう時間がいつも非現実的に感じ、また大切だとも思う


K氏持参の鮎の塩焼きに感動。フライパンで焼きたてを頂きました~
丸々一匹の魚を山で食べれるなんてスゴイことですよ


翌朝下山、ザイテングラードではなく雪渓を下りる。しかも、滑落停止練習をしながら!
いえ、練習ではなくて本番でした。何度滑ったことか分かりません
これが実は今回の縦走で一番恐かったかも・・


平日の静かな涸沢で休憩した後何度も穂高の山々を振り返りながら上高地へと下りていった

こんなに毎日快晴の中、山を歩いたのは何年ぶりかなぁ