2年ぶりに寝込んでいます。
・・・・・つらい。
頭痛と扁桃腺の腫れと咳とタンと悪寒と鼻水。
こういうときにも思い出すのは海外のことばかりで、そういえば前回風邪で寝込んだのはボルネオ島の奥地にある村、バリオでのことだったなぁと、頭を抱えながら懐かしんだりして。
あれは2008年の大晦日から2009年の元旦にかけてのことでした。
ちなみにマレーシアという国は、どうも私のルーツを感じさせるというか、なんとなく安心してしまうのですね。
それでフッと神経が緩んで風邪を引いてしまう。
死ぬかと思ったこともあります。
それもまたマレーシアでした。9年前、マレー本島のジャングルの中で。
あれはデング熱じゃないかと思われるほど、頭を金槌でかち割られたような鋭い痛みが2晩ほど続きましてね。
初めて、海外で死ぬのは寂しいなぁと思った程です。
それで、せっかくなので久しぶりにバリオ村の話を。
これが私の居候先というか、あつかましく言わせてもらえば実家みたいなところです。
ロングハウスというの。ボルネオ島のいくつもの先住民族に共通する伝統的家屋。
これが台所。
ダイニングの真ん中に簡素な囲炉裏があって、基本的にはそこで料理をします。
でも今はこれを無くしちゃって、2つのシンクに挟まれてある別の囲炉裏を使っているようです。
ちなみに台所のスタイルは家によって様々。これがスタンダードなのではありません。
で、こちらがリビングルームのような長い長い廊下です。
この左側にいくつもの寝室があって、全部で8家族分の人が生活できるようになっています。
Labang Longhouse というここの家は、そのほとんどを客室にしていますけど。
それでですね、私が不思議なルーツを感じてしまうという理由の1つは、彼らの伝統的デザインにあります。
これ。↓
ここのお父さんがデザイン好きなので、こうやって自分の書いた模様を切り絵みたいにして壁に立て掛けてるんです。
基本的にはこの模様もボルネオ島の多くの先住民族に共通するもの(というか、台湾やベトナム?やアイヌ民族にも共通するらしいです)で、これを見たとき、アッと思ったのであります。
昔々、幼い頃に何度も見た夢と一緒だ! と。
それはどちらかというと悪夢に近いというか、寝る前にこういうゴチャゴチャした模様が目蓋にバーッと迫ってきて眠れなかった、という体験なのですが。
・・・でも確かにこんな感じだったよなぁ。
今では怖くもなんともないんですけどね。
ただ不思議な感じがします。
私が全信頼を寄せているある人にいわせると、私の前世はシャーマンなんだそうです(笑)
遠い祖先がそっち系統だったのか、もしくは本当に前世の魂が、ボルネオ島のこの辺りで怪しい祈祷を行っていたのかもしれません。
・・・だったら今すぐ、このうっとおしい頭痛に自ら祈祷をかけて治したい。
時を経て、そのオリジナルの力も役に立たなくなっているのでしょうか。
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これからも時々ブログを訪問させていただきます。どうぞお体に気をつけてお過ごしください。
そして今ごろ気づいてすみません…
Barioはもう行かれましたでしょうか?
どこに泊まったのかしら?村のみなさんは元気でした?
私もそろそろ里帰りしなければ…。
そして新着コメント、ちゃんとチェックするようにします(笑)!