アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

2012年夏 旅の全貌

2012-08-08 | ボルネオの旅

先日、ボルネオ~ミンダナオの旅から帰ってきました。
LCC(格安航空機)をこれほど乗り継いだのは…初めて?久しぶり? なので、記録も兼ねて記しておきます。
もしイレギュラーな旅をされる方は、片道購入が可能なLCCが超おススメ。
ほんと、「エアバス」という言葉がピッタリです。

7/18(水) 23:45 羽田発 → 6:10 クアラルンプール着
7/19(木) 9:30 クアラルンプール発 → 12:05 コタキナバル着

航空機:Air Asia
運賃:31684円(全て含む)





コタキナバルは、東マレーシア(ボルネオ島)サバ州の州都。
熱帯雨林エコツアーやオランウータンで有名なところです。

とはいえ、市街地はこんな↑感じ。
ショッピングモールがいくつかありますが、比較的こじんまりしたきれいな街です。
熱帯雨林ツアーに行く人は、更に飛行機で1時間のところにあるサンダカンという街に行くみたい。


7/21(土) 9:50 コタキナバル発 → 10:40 ミリ着

航空機:Air Asia
運賃:3622円(145MR)

これをですね、私はウッカリ乗り損ね、午後発のマレーシア航空便を別途購入する羽目になりました。

17:20 コタキナバル発 → 16:10 ミリ着

航空機:マレーシア航空国内線
運賃:6082円(240MR)



私と同じように乗り損ねた人が3人いて、そのうちの一人の女の子と一緒に次の便をとりました。
乗り損ねたのは空港のサインボードが間違っていたせいで、私たち4人は懸命にAir Asiaの職員に訴えたのだけれどどうしようもなく…。その日中にミリに着かねばならない私と彼女は、涙を飲んで別会社の航空券を買い直したのあります。


(マレーシア航空でも、国内線は小さい)


ミリは、サバ州の南にあるサラワク州の都市。
サバ州とサラワク州は、結構雰囲気が違います。
ひとことでいえば…サバ州は観光客誘致のためにすごく整備されている感じ。
サラワク州は華僑色が強く、整えられていないところが逆に魅力的?かも。





ミリでは、いつもはホストファミリー宅に泊まるのですが、今回は4年前に泊まったゲストハウスに泊まることに。
そのゲストハウスのオーナーであるDavid機長に再会できて、今回の旅の幸運をゲットしました☆



7/22(日) 10:05 ミリ発 → 10:55 バリオ着

航空機:MasWing
運賃:2888円(116MR)



バリオ行きの飛行機は、15人乗りくらいの小型機です。
もちろん機長席は丸見え。
客席の前方上には小さな扇風機が付いていて、いかにも「空飛んでる!」という生々しさを感じられます。



バリオはボルネオ島でもインドネシア領に近い奥地地帯にある小さな村です。
その辺一帯はクラビット高原と呼ばれ、標高が高いので真夏でも朝晩は肌寒いくらいで実に快適。
南国なのに…と行くときには妙な気分にはなりますが、まさに日本の避暑地にピッタリです。

2年ぶりに降り立ったバリオ村は、メイン道路がセメントで固められ、村の中心には大きなホールが建てられていて、随分発展したな~という印象でした。
でも懸念していたような“悪い”発展じゃなく、バリオらしい雰囲気を残しつつ、少しずつ便利になっている感じでホッとひと安心。実際、道路はやはりセメントの方がバイクで走りやすいです。これなら自転車でも走れるしね。

ここで、7/26-28の3日間、第7回フードフェスティバルが開かれたのです。
詳細は後日ビデオにて、ということにしますが、とにかく私はそれに合わせて来たわけで、同じくバリオに注目しているローカルツーリズム研究者や文化人類学者などの海外勢が何人か来ていました。

あと、イギリスからの高校生が100人ほど来ていて、ジャングルトレッキングやらボランティア作業やらをしていました。
彼らは1ヶ月もマレーシアに滞在して、各地でいろいろな体験をするのだそう。元植民地との交流事業?とはいえ、イギリスってやることが大胆だね…。


(フェスで売られていたお弁当。激ウマでした)

(いつもの夕飯。ジャングルフード)

(私が到着した日の前日にもらわれてきたメス犬の「スキ」)


7/29(日) 9:20 バリオ発 → 10:10 ミリ着
     14:50 ミリ発 → 17:00 クアラルンプール着

航空機:Air Asia
運賃:6195円 (248MR)



マレーシアの首都・クアラルンプールは大都会です。
写真は有名なツインタワー(&満月が真ん中に!!!)。

なんと今回、10年ぶりにココに来たので妙な感慨にふけってしまいました。
そして4年ぶりの友人にも会えて、たくさんたくさん話もできたしね。


(住宅マンションの窓には大量の洗濯物が!)

(LCCは大抵、飛行機まで歩く)

(そして階段で機内へ。今度はCebu Pacificね)

7/30(月) 18:30 クアラルンプール発 → 22:10 マニラ着
7/31(火) 5:40 マニラ発 → 7:25 ダバオ着

航空機:Cebu Pacific
運賃:16580円







マニラ行きの飛行機では、もういきなり「フィリピン!」という雰囲気になります。
まず機内のアナウンスが急にフィリピン訛りになる(Cebu Pacificだから尚更)し、お客さんも声が大きくなる…ような気がする。
私の個人的な気分としては、マレーシア→フィリピン の移動は、東京→大阪 に行くみたいな感じです。…なんというか、暑苦しくて疲れるんだけどやめられない! …みたいな。タガログ語やビサヤ語(フィリピン南部の言葉)を聞いてるだけで、あまりのチャーミングさに嬉しくなるもんね。


(ダバオ空港)

(ダバオはドリアンで有名な街!)

ミンダナオ島の大都市ダバオは、思いのほかピースフルなところでした。
ゲリラ闘争が未だ解決しないミンダナオ島なので、危険区域になっていないとはいえ、どれほどの危険度かしら~と思っていたのですが、外務省の出先である在ダバオ出張駐在官事務所にも出向いて確認したところ、スリや引ったくりの被害さえほとんどないのだそうです。
街の人いわく、「市長が厳しいからね」「フィリピンで最も安全な街だと断言できるよ」と。



ここでのミッションは、今年10月に予定している知り合いのツアーをコーディネイトすること。
まず日系人会の方にお会いしに行き、交流事業が可能かを相談。
次いで日本人墓地などを下見して、見学に何分ほどかかるか見て回りました。


(日系人会が運営するインターナショナルスクールのこどもたち。とっても雰囲気のいい学校です)

(戦争で亡くなった日本人兵士や日系人の墓地は、地元の人達がいつもきれいにしてくれています)


8/2(木) 10:55 ダバオ発 → 12:40 マニラ着
    15:20 マニラ発 → 19:55 関西着

航空機:Cebu Pacific
運賃:24406円




(月が自ら光りだす過程は、神秘そのものでした)


そんなこんなで無事帰国し、その日の夜行バスに乗り込んで、翌日の朝東京の自宅に着きました。

いや~、強行だったけど、なんとか最後までいったね。

ミッションも、ほぼ全てこなしました。
そのお話はまた今度。

…あ、そうだ、今回の旅で購入したモノを最後に公開しまーす。





ちょっと今回はいろいろ買いすぎたんですけどね、よく見るとほとんど日用品…。
まるで買い出しに行ったようだ、と帰国の度に思います。
(でもオイスターソースが約50円なんだから、やっぱり買わなきゃでしょ!!)



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