ボルネオ島、サラワク州。
いつもの空港から、小型機に乗って東へ向かう。
45分間のフライト。
2年前は、こんなんじゃなかった。
いくらなんでも、ここまで酷くはなかった。
森がようやく森らしくなった時、我に返って時計を見たら既に30分が過ぎていた。
そこは国立公園。
本来、熱帯雨林は、上から見るとモコモコしている。
いろんな色が淡く重なり合って、ブロッコリーみたいになっている。
そしてその下に、数え切れないほどたくさんの生き物が息づいている。
泣き出しそうになるのを堪えていたら、急に視界がパーッと開けて水田が現れた。
いつもの村。
ジャングルの中にひっそりと佇む村。
森と人の関係を、想った。
お願い、壊さないで… と心の中で叫ぶことしかできない自分は、あまりに小さい。
小さすぎる。
そしてこれらの木や油ヤシの多くは、日本に運ばれている。
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