右脳と左脳の話が本当なら、工場内はきっととても良い脳トレの場かもしれないと思う。
先日のプレゼン研修会で習った。
ハッとするアイデアやひらめきは、トイレやお風呂や布団の中で起きやすいのだと。それは右脳を使っている時で、その時浮かんだことはその場でメモをとらないと、二度と出てこなくてもったいないことになりますよ、と。
工場の仕事中は、それが起きる。
もしくはそれを頻繁に起こすことができる。…ような気がするのです。
浮かんでは消えたコトは果てしない(そしてたわいなく、かつ はしたない)ので、いちいち紹介する価値はないのですが、一つだけ書いとこーと思ったことが…あったはず。…なんやったっけ。
…あぁ、やばい、忘れてもうたか?
うおっ…やっぱり書き留めんとあかんなぁ。。。
と記憶と格闘すること5分。
そうそう。
この体を張った労働を将来にどう活かそうか、ということについていろいろ考えたんでした。
それで出てきたアイデア
1、外国人労働者が多い企業や工場を対象に、ダイバーシティ・マネージメント・ワークショップを開く
ダイバーシティ・マネージメントというのは、直訳すれば「多様性の管理」。様々な人種や性や年齢の人がいる職場を管理する方法またはスキルまたは役職で、既に大企業の中にはその専門部署があったりするらしい。
2、このまま工場労働者を数年続けてリポを書く
3、来春始める予定のインターネットテレビ局のチラシを、外国人のみんなにこっそり配って広報する
どれもできそうだけど、じゃあ具体的にどうするの?と考えると、途端に左脳が働き出す。
…そして、フリーズする。
どうやら身体的ルーチンワークと左脳回転とは、同時進行ができないみたいです。
それにしても、ここの工場の人はみんな優しい。
昨日(私が勝手に)激怒した波平上司は社長だと判明したのだが、その社長さんも、悪い人ではないことは充分伝わってくる。
私のチームの担当者さんなんて、「トイレ行きたい」と作業途中に何度も言うフィリピン人女子に、少しもキレることなくその都度作業を代わってあげ、自分の激務は残業に回すという寛容ぶり。
…いやぁ~、私だったら間違いなくキレてたっす、そこ。…と心の中で敬服する。
気づいたことは他にもある。
フィリピン人とブラジル人の違いについて。
もちろん個人差があること前提に、フィリピン人はブラジル人よりも総じて陽気、かつ、社交的な感じがする。日本人社員とちょっとしたことで冗談言い合ったり、笑顔で会話しているのはフィリピン人。
あぁ~、だから男性はフィリピンのお姉ちゃんが好きなんだなぁ~、とつい思ってしまう。
ブラジル人は、日系が多いからかどうか分からないけれど、今の工場には真面目な人が多い。華やかさがないというか、質素というか。少なくともサンバのイメージとはかけ離れている。(そして私はそちらにより親近感を感じています)
恐らくそんなこと彼らにとっては当たり前(というかフツウ)なんだろうけれど、これだけ多国籍な職場に初めて来た日本人には新鮮なことが多すぎまして…。失礼承知でこっそり観察しているわけ。
そしてまた「コミュニケーション」のことをいろいろ思う。
上司と日本人派遣君との違い、とか。(←これはメモ)
あと右脳書きと左脳書きとか。(←これもメモ)
知性とセックスについてとか。(←これも)
また追々書きます。
工場効果でネタ溢れる幸せなり。
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