ぶらりドリブルの旅

ひたすらサッカー観戦がメイン

サッカータウンの旅+α ~徳島・鳴門編

2020-11-13 19:04:10 | その他旅行記

※サッカー観戦の話はこちら

高速バスを利用し(これが自分にとっては人生初)、初めて降り立った四国・徳島の地。

「徳島ヴォルティス」というクラブ名ながら、本拠地は徳島市では無く鳴門市に存在。
それ故、徳島市街地では「クラブ推し」はさほどでは無いだろう、と考えを巡らせながら市内を探索しました。

最も目立っていたのが、郵便局の看板。
薄めのカラーだったのは謎。

 

商店街に点在していたのぼり。
掲げられていたのは徳島駅の中央の通り。(新町橋の通り)

サッカー色はこれぐらい(後は店にポスターが張られていたぐらい)で、やはりというべきか、圧倒的だったのが「阿波踊り」推しの方。

公衆トイレの男女の札ですが、あらゆる場所で阿波踊りバージョンとなっていました。
この徹底ぶりは凄い。

そんなこんなで、試合当日・出発の時。

ブレてしまいましたが、駅構内の看板にはしっかりクラブエンブレムが。

さて、目的地である鳴門市に向かう電車は「鳴門線」の一択。
しかしその便は1時間に1本というペースでの運行。
おまけに線路が往復共用となっており、鳴門への路線に入る直前の駅で待機時間が出来てしまうなど、電車社会に慣れきった者への洗礼が凄かった。(自分が悪い)

「車で行くべきスタジアム」の意味を存分に噛み締めつつ、鳴門駅に到着。

のぼりによる盛大なお出迎え、圧力が凄まじい。

いざ駅から出たものの、徒歩では何方へ向かえば良いのか解らなくなった挙句、慌ててシャトルバスに乗り込みました。
Googleマップに「ヴォルティスロード」と表記されていた道があったので、自分の脳内で勝手に「千葉(ジェフ)の『蘇我駅~フクダ電子アリーナ』までの道のようにチームカラー一色になってるのかな……」なんて思い込んでしまったのが拙かったのか。

ともかく、そのバスがスタジアム前へと到着。
道中の風景は、前の記事で述べた通り住宅地中心。
そのため千葉と違って、道なりをカラーで染め上げる訳にはいかなかったのでしょう。
(道すがらのスーパーでは、徳島応援の雰囲気が出た外装となっていました)

 

感染対策のため縮小傾向となっていたスタジアム周辺。
それでも盛り上げようと開催されていたその姿には頭が下がります。

そしてスタジアム内へ。
後は観戦記に譲ります。





試合が終わり、電車を逃しては帰れない自分は急ぎ足でシャトルバス乗り場へ。
最初の便に間に合い、着いた駅には丁度21時台の電車が止まっていたものの、折りしも体内でもよおしていたのが拙かった。
トイレに行かざるを得ず(しかも工事中で仮設トイレへ)、その間に列車は出発してジ・エンド。
流石に22時台までは待てず(駅周辺で時間を潰すという手もあったでしょうに)、タクシーで徳島駅に帰還しました。


以下は徳島市内の観光記となります。

徳島駅前地下自転車駐車場にてレンタサイクルを利用させていただき、市内探索に入りました。
まず目にしに行ったのは、一級河川であるここ。

とにかく川幅がデカい。
橋の中央まで自転車で進み、そこでシャッターを押すという危険行為に出ます。
大型車が通る度に揺れたので、正直怖かった。

(市街地側から見て)左側で撮影。
河の中央の様相です。

 

そして左右の岸の様子。(左の写真が奥側)

初っ端から危機に苛まれたので、癒しを得るべく徳島中央公園へ。
入って早速目にしたのはバラの花。
白・赤・ピンクと揃っていましたが、好みはピンクかなあ。(どうでもいい)

 

しかし最もたる特徴として、徳島城跡を兼ねているのがこの公園。
様々なオブジェクトがありました。

 

誰の父かは不明。

 

奇妙さの観点で、最も印象的だったオブジェクト。
「あれ!」という題名が付いていました。

徳島城を造った主・蜂須賀家政の像ですが、デフォルメ気味で可愛げだったのは何故か。

  

山道を登り、辿り着いた徳島城跡、ここは本丸らしいです。

  

癒しを求めたはずなのに、急勾配で心身の疲弊は激しく。

続いて阿波踊り会館へと向かいます。
全ては「眉山ロープウェイ」に乗るため。

なお、今年の阿波踊り大会は当然の如く中止に。
残念だ。今年もリカルド・ロドリゲス監督の踊る姿が見たかった

ロープウェイ内からの見下ろし。
それにしても、何故墓地を撮ったのか。

 

山頂から撮った、先程訪れた場。
左が吉野川大橋、右が徳島中央公園・徳島城跡です。

そして眉山公園へ。
ここも勾配激しい公園(山の上なので当然か)なので、散策もほどほどに。

 

洋風の東屋・ガセボと、外交官モラエスの像。

こうして眉山を後にして、後は市街地を悠々自適と。
その街中の特徴としては、駅と平行に流れている新町川。

沿岸に構える「ひょうたん島クルーズ」ですが、営業している雰囲気は無く。
平日だからかもしれませんが。
浮遊している床(島?)の形は、その名の通り瓢箪。

後は試合後に一杯やる店を決めるべく街中をグルグル回ってました。


おまけ

お土産に選んだ一品。

 

「四国だぬき」というお菓子、中身は饅頭でした。
タヌキ尽くしの旅だったでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年J2リーグ第33節 徳島ヴォルティスvs栃木SC in鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

2020-11-13 18:23:14 | サッカー観戦記

11月に入りリーグ戦も佳境、のはずですが、未だ10試合も残っているイレギュラーな今季。

私事ですが、入場再開となってからも思う所があり、地元・札幌での観戦は自粛していました。本当にコンサドーレが好きな方が優先されるべき、と考えました
アウェイ解禁となった時期、遠征に行くとしたら1回きりだろう、そんな事を考えつつ選択したのは徳島・鳴門

「車で行くべきスタジアム」という話は小耳に挟んでいたのですが、当然ながら電車を利用。
そしてその道中、まさにそれを実感する旅となりました。(この辺は旅行編で触れます)※追記-旅行編upしました
鳴門駅を出て、紆余曲折を経たのちシャトルバスへ乗り込み。
このバス、何と乗車賃無料であり有り難い限りです。
主に住宅街の中を走り抜け、目的地であるポカリスエットスタジアムに到着。

グッズ売り場・ヴォルティス屋台村を物色しつつ、早速入場。
今回はメインスタンドを選んだので、当然対面に見えるのはバックスタンドであり、そこにそびえ立つ(?)「TOKUSHIMA」の文字。

圧倒されつつ、早速スタ飯タイム。
席で食するのは忍びないですが、感染対策の一環で屋台村に席は無くなっていたので仕方ない。

事前に抱いていた印象の通り、酒のつまみがとても充実している感じの徳島のスタジアムグルメ
選んだのは「もちもちポテト」「ネギたこ焼き」。
これにカレーパンも加え、ビール1杯とともにいそいそと食します。

 

その最中ピッチ脇に現れたのが、愛くるしいタヌキのマスコット・ヴォルタくんティスちゃん
マスク着用で登場した彼らの姿に罪悪感を覚えた自分は、すぐさま食事を中断・マスク再装着して手を振りました。
そして彼らが去ってから食事再開と、風紀委員の抜き打ちチェックを切り抜ける不良学生さながらの姿に(心の中で)苦笑。

 

この日は終始風が吹いており、注意喚起も映えました。
散水の際に不手際が目立つ札幌・厚別とはえらい違いだ。(おい)

  

感染症に対する注意喚起。
イラストのヴォルタくんが可愛かったので、つい撮ってしまった。
そんな捻じ曲がった性根の自分を余所に、場内一周するヴォルタくん・ティスちゃん。

 

夜を迎え気温も下がり、手をこすり合わせるポーズも見せます。

アウェイ席の前では、何やら土下座みたいなポーズを取っていたヴォルタくん。
十八番である逆立ちを見せられない故の謝罪なのか、あるいは逆立ちしようとして失敗した、というパフォーマンスだったのかは遠目からは不明。

 

その後、ベートーヴェンの「第九」を現代風にアレンジした音楽が場内に。(歌手が誰だったのかは不勉強なため解らず)
それに併せて踊るティスちゃん、彼女のダンスのハイレベルぶりはこちらで証明済みなので、暫く見とれていました。

そして時間は進み、試合前練習の時間が。
先んじて現れたゴールキーパーから暫くして、栃木の選手がピッチに現れます。

その頭部が特徴的な(失礼)キャプテン・田代を先頭に颯爽と登場。
ボールに触れる前に、徹底してストレッチ・サーキットといった基礎練習をこなす栃木の面々。

 

彼らの「ストーミング」スタイルを支えるのはここからなのでしょう。

 

遅れて徳島の選手も登場、今季の恒例である、全方位に向けた一礼も披露してくれました。

練習が進む中、選手入場のロードに姿を現すヴォルタくん・ティスちゃん。
マスクは既に無く、彼らも試合に向けて臨戦態勢という気持ちでしょうか。

 

カメラマンを務めるスタッフと何やら話している風です。
入場の際のパフォーマンスの打ち合わせでしょうか。

そんな折、このスタッフが帽子を取ると、彼もスキンヘッド。(ヴォルタくんも思わず、というポーズ)
そしてその帽子をボールに被せる、というユーモアも見せました。

練習そっちのけで、彼らの姿に見入ってしまいました。

もう一人、スキンヘッドといえば栃木の田坂和昭監督。

試合中に撮ったもので、季節も冬が近づく状況で、いつもの(灰色の)ウェアでは無くスーツを着用していました。

一方、スーツでは無いにも拘わらずピチッとした服装が目立つ徳島のリカルド・ロドリゲス監督の試合中の姿。

時系列を戻すと、そんなこんなで練習も終了。
ボールパーソンの紹介(徳島ユース・徳島ジュニアユースの方々)、栃木のスタメン発表を経て、迫るキックオフの時。

そして「第九」が鳴り響き、ここからはDAZNでも聞き馴染みの時間の始まり。
しかしピッチ脇では、ここでも注目の動きを見せるヴォルタくん達。

  

指揮者パフォーマンスを披露するヴォルタくん、その脇で手拍子のティスちゃん。
DAZNでは音楽しか聴けない中、こんな催しが行われていたのですね。

そして徳島のスタメン発表、この際の音楽も一際カッコいい。

 

勇んでメンバーの写真を撮りまくる自分ですが、流れる映像の前にブレまくりの連続。
何とか観れたものはスタメンでは福岡・杉森のみとなってしまいました。情けない……

  

慣れもあったのか、サブメンバーは割と良く撮れたつもり。
これが彼らが投入された後優位に試合を進められる前兆だったのか。関係無い

リカルド監督ので綺麗に締めたかったものの、そうはいかず、こんな具合となってしまいました。(土下座)

そして選手入場。
その際に今季から新しくなった徳島のアンセム(入場曲)が、個人的には大のお気に入りです。
戦いに赴く男達の雰囲気が非常に良く出ており、勇ましく入場する選手達と、そこにミスマッチするかのようなヴォルタくん・ティスちゃんのパフォーマンス。

 

ジエゴと岩間が、松本時代のチームメイトという事で健闘の誓い(?)のポーズ。
後にDAZNで見直した結果、この日のパフォーマンスは、ティスちゃんが投げキッス。
ヴォルタくんは片腕を上げる→ファイトのポーズというものでした。

 

両者真逆のサッカーのスタイルといえるこの試合、いよいよキックオフ。

この日のスタメン(では無く、ハーフタイム後に撮影したためジエゴ→岸本となっています)。

開始からパスを繋ごうとする徳島に対し、果敢にプレスからのパスカットを見せる栃木。
前半3分には自陣からのフリーキック、田代のロングパスを柳が落とし、森がシュート(枠外)と極力シンプルにチャンスシーンを作っていきます。

しかし逆に、前線でパスカットに成功しても、そこからシュートコースを探すのに苦労し結局撃てない場面が目立ったこの日。
「ストーミング」の見せ場は発揮するものの、実際スタジアムに吹き荒れた強い寒風には勝てず仕舞いの嵐、といった栃木のサッカーだったでしょうか。

次第に徳島がパスを繋ぎ攻撃機会を増やしていく中、18分にFKのチャンスを得た栃木。
右サイドからキッカー禹相皓(ウサンホ)がクロスを送ると、柳が擦らしたボールが混戦の中へとこぼれ、カオスとなる中から溝渕がシュート。
しかしGK上福元がキャッチして凌いだ徳島、20分に好機が到来。
小西から右→左へのサイドチェンジのパスを受けたジエゴ、左サイド奥からカットインでエリア内へ。
そして角度の無い所からクロス気味にシュート、GK川田がセーブしたボールを河田が追撃しシュートを放つも、枠を捉えられず。

その後も22分に福岡が左から、(飲水タイムを挟んだ)26分には杉森が左から、いずれもカットインからシュートを放つ(どちらもブロックに阻まれる)シーンが目立った徳島。
サイド突破によりゲームを支配していきます。

それでも得点は生まれず、逆に41分には再び栃木のFK。
左サイドからキッカー禹のクロスが入ると、溝渕がヘディングシュート(フリック?)にいきましたがGK上福元がキャッチ。
栃木は最後の場面でやらせず、徳島はカウンターを許さず、という構図を描いた前半が終わります。

 

ハーフタイム、ヴォルタくんは自転車(三輪車)、ティスちゃんは四輪スクーター?で場内一周。
ヴォルタくんがメイン側に戻ってくるのに遅れ、ティスちゃんも戻って来たのですが……

 

座り方が危ない。(笑)

そして後半を迎え、徳島は前述の通りジエゴ→岸本へと交代。
その意気込む姿勢とは裏腹に、後半も立ち上がりは栃木ペースとなります。
後半4分、前線でのディフェンスからボールを繋ぎ、最後は大﨑がシュート(枠外)と得意の形を見せた栃木。

しかし5分過ぎからは徳島も押し戻し、迎えた7分。
左サイドでのパスワークから、受けた渡井がエリア内左へと進入。
そこから河田目掛けて低いクロスを入れると、禹の足に当たってボールはゴールの中へ吸い込まれました。
まさかのオウンゴールという形に、ゴール時に鳴る音響も、電光掲示板に映るリプレイシーンも無く。
イレギュラーさを絵に描いた先制点となりました。

負けられない試合が続く徳島はこれで緊張が解けたか、再びゲームを支配。
一方追う立場となった栃木は、15分に2枚替え。(禹・黒﨑→西谷優希・瀬川)
ここから堰を切ったかのように交代カードが切られていき、17分に徳島が2枚替え。(藤田・内田→田向・石井)
19分には栃木が動き、大﨑→山本へ交代。

その最中の18分に、栃木は再びセットプレー。(左コーナーキック)
キッカー西谷優のクロスがニアサイドに入ると、田代が擦らすようなヘディングシュート。
得意の田代のヘディングが炸裂しますが、GK上福元が間一髪セーブ。
その後も明本のヘディングシュートが枠外になったり(22分)と、栃木が反撃体勢を見せる中で迎えた後半の飲水タイム。

広告はOS-1・クリスタルガイザーと、まさに白眉。
これが明ける際、徳島は河田→垣田へと交代します。

そして交代が嵌りを見せたのが30分でした。
小西のボールカットから右サイドに展開されると、岸本がドリブル突破ののちクロス。
速いボールがニアサイドに入ると、これを垣田がフリーで捉えヘディングシュート、見事にネットを揺らしてゴール。
終盤が見えて来た中で大きな追加点となります。

こうなると、ボール支配が出来ない栃木は無残な試合展開に。
無理に反撃に出ようとして、カウンターで相手のドリブル突破を許すという、前回対戦時の終盤のような内容を描く事しか出来ず。
そしてそのドリブル役を務めたのは主に渡井と西谷和希。

そんな中迎えた38分、左サイドの渡井のドリブルから決定機。
奥に入ったのち西谷和がパスを受け、カットインからシュート。
GK川田を抜いたものの、ゴールバーを直撃してしまいます。
45分にも渡井のドリブルから、垣田がシュートを放つもオフサイドという好機。
結局3点目は生まれませんでしたが、最後までゲームを支配する姿勢は乱さず。

そしてそのまま試合終了、2-0で徳島勝利と、栃木に対してダブル達成となりました。
栃木の独特なスタイルも、相対的なポゼショナルサッカーを極めつつある相手には未だ通用せず、といった結果に。

昇格争いも佳境を迎える中、その渦中で奮闘する男達の姿を間近で見られたのはとても良かったです。
首位の座を保っている徳島、このまま昇格まで突っ走り、歓喜の瞬間を迎える事が出来るでしょうか。

そしてあまりにもマスコット2人組が可愛かったので、思わず購入してしまいました。(嘘です、到着と同時にショップで買いました)

※徳島・鳴門の旅編はこちら

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする