ぶらりドリブルの旅

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DAZN観戦 2020年J2リーグ第42節 東京ヴェルディvs水戸ホーリーホック

2021-01-02 18:36:17 | サッカー視聴記(2020年以前)

※前回のヴェルディの記事はこちら(40節・長崎戦)
※前回の水戸の記事はこちら(41節・琉球戦)

勝利する事で、水戸は9位・ヴェルディは10位まで順位を上げる事が出来る試合となった最終節。

ヴェルディの現状は、目下6戦未勝利(3分3敗)と決して見通しは明るいものでは無く。
そこに経営難の発表を経て、オフには伴う社長(羽生英之氏)の辞任・運営体制の変更(ゼビオの子会社化)が行われる事となるなど、来期以降への不安感は増すばかりな終盤戦に。

グラウンドレベルでは、大ベテランの近藤が引退を発表。
前節の終盤で途中出場、これで400試合出場を達成し、最後のホームゲームに間に合い記念セレモニーが行われた試合前。
その他、契約満了が決まっている同じく大ベテラン・大久保がベンチ入りするなど、選手の送り出しムードが高い最終節となりました。
それに入れ替わるように、次代の主力候補であるセンターバック・馬場が3試合連続のスタメン。

序盤はお互い攻め合い。
水戸は前半3分、右サイドからのフリーキックを得てキッカー森は中央へクロス、クリアボールを深堀がヘッドで繋いで鈴木がシュート。(枠外)
直後にヴェルディもやり返し、右からのスローインから小池が落とし、藤田譲瑠チマのスルーパスに佐藤が抜け出して受けエリア内右へ。
そして奥へ切り込んでマイナスのクロスを入れると、井出が走り込んでシュートするもブロックに阻まれます。

とにかくシュートの打ち合いとなった前半戦。
7分にはヴェルディが、井出の左手前からのクロスをエリア内遠目で小池が収め、彼のパスを受けた佐藤がシュート。(枠外)
水戸も9分に深堀が、10分に松崎が、いずれも敵陣でのボール奪取からシュートを放ちます。(前者はゴール左へ外れ、後者はブロック)
13分のヴェルディ、右サイドから佐藤がサイドチェンジを敢行し左サイドで攻撃、一旦井出が奥へ進入もクロスは上げず。
中央へ戻されたのち、ダイレクトパスの連続で中央突破から、森田がエリア内からシュート(ブロックされ右へ外れる)とパスワークでの崩しを見せました。

この日のヴェルディは、左サイドバックに山本・センターフォワード(偽9番?)に森田が入るなどイレギュラーな陣容のスタメン。
そのためビルドアップ時は、山本が前に出る3バックの形が基本となっていました。

水戸が7本・ヴェルディが5本というシュート数となり、飲水タイムへ突入。(23分)
以降はヴェルディがペースを握り攻撃権を独占するものの、攻撃の迫力はあまり無く。
あれだけ放っていたシュートも、34分の小池の遠目からのシュート(枠外)のみとなり、ペースダウンは明らかでした。

一方の水戸、ヴェルディの攻勢を浴び続けていましたが、終盤も近付いた36分頃からペースを引き剥がし。
38分には左サイドで攻撃、パスワークに中山のポストワークも絡めて前進、森のヒールでのスルーパスに外山が走り込み。
そしてエリア内左からマイナスのクロスが入り、中山が合わせシュートと形を作りましたが、ブロックに阻まれ先制ならず。
以降前半は優勢に進めるも、結局ゴールを奪う事は出来ず。
前半はスコアレスで終了となりました。

チーム成績は中位をうろつくという状態が最後まで続いたものの、得点力はリーグトップクラスという今季の水戸。
首位の徳島と並び、1位タイの67得点を残して迎えた最終節、結果次第では単独トップに躍り出る事も可能という状況。
いかにも戦闘系というような、体格・言動が印象的な秋葉忠宏監督。
残した数字も「攻撃あるのみ」というような感じの、男らしいものでした。

それでも、チームトップの15得点を挙げている山口の故障離脱で、得点力にやや陰りが見えている終盤戦。
目下2試合連続無得点で連敗中とあり、ヴェルディ程では無いにしろ、尻すぼみな現状となっています。

前年の主力選手は軒並み移籍し、開幕前から不安が顔を覗かせた今季の戦い。
試合毎に数多の選手の入れ替えを行い、過密日程を乗り切るとともに、競争意識を高める効果もあったでしょう。
秋葉監督の下、ひたすらテンションを高めてのサッカーを敢行する、言うなれば戦闘集団と化しつつあるようなシーズンでした。
エンターテイメント的には非常に面白いものとなりましたが、このサッカーで果たして昇格を狙えるか、疑問が残る一年となったのも事実。
顕著であった、試合終盤での失点で勝ち点を逃すという勿体無い試合を減らさなければ難しいですが、果たして今季の魅力を残したままでそれは実行できるのか。
来季は非常に悩ましい選択を強いられそうです。

後半が始まり(ハーフタイムにヴェルディが、小池→山下へと交代)、早速牙を向く事となった水戸の攻撃力。
後半2分、敵陣深め左サイドで拾った深堀、中山とワンツーでエリア内へと進入してシュート。
GKマテウスが足でセーブするも、クリアボールを拾った中山がエリア手前からシュート(GKマテウスキャッチ)と、連撃を浴びせヒヤリとさせます。
一方で、3分はヴェルディ・山下が右サイドをドリブルする所を、森がスライディングで倒してしまい反則・警告。
戦闘集団的な意識が、良くも悪くも表れる入りとなった水戸。

そして7分でした。
敵陣深めで中山がヴェルディ・馬場のパスをブロックして奪い、戻されたボールを平野がミドルシュート。
これがゴールバーを直撃し、跳ね返りに森が詰めてヘディングシュート、しかし叩き付けて大きく跳ね上がったボールは再度バーを直撃。
再び跳ね返ったボールを三度シュートしたのは鈴木で、今度はヘディングシュートをゴールに入れる事に成功。
最初に見せた連撃をここでも発揮し、先制した水戸。
この時点で総得点も単独トップに立ちました。

一方のヴェルディ、失点シーンに代表されるようにビルドアップを遮断される事が多くなり、思うようにポゼッション出来なくなります。
当然フィニッシュの場面もめっきり減り、14分にセットプレー(右CK)から、クリアされたボールを森田がシュートした(枠外)ぐらい。

その直後に水戸は、先制点を挙げた鈴木に代えて安東を投入。
以降流れに乗れないヴェルディを尻目に、追加点を狙いに果敢に攻め込む戦闘集団。
18分、クリアボールを右サイドで中山がポストプレイ、受けた平野の中央へのパスを受けた森。
安東とワンツーでチャンスエリアに進み、エリア手前からシュート。(GKマテウスセーブ)
飲水タイムを挟んだ25分、中央をパスワークで前進ののち中山が左へ展開、受けた外山がドリブルからクロス。
低いボールに深堀が走り込むも合わせられず、エリア内右で拾った松崎から再度低いクロスが入り、今度は森が合わせシュート。
しかし至近距離でGKマテウスがセーブ、跳ね返りを中山がシュートにいくも、ディフェンスに当たりゴール上へ外れモノに出来ず。
試合を決める事が出来なかった水戸。

何をしても駄目な時間帯を強いられたヴェルディ、29分に井出→奈良輪へと交代。
山本が井出のポジションを受け継ぎ奈良輪が左SBへと入った事で、ポジションのイレギュラーぶりがいくらか改善した事で、ようやく流れが巡って来ます。
31分、井出の左サイドのドリブルから、ディフェンスに遭いこぼれたボールを中央でチマが拾いエリア内左へスルーパス。
走り込んだ山下がクロス気味のシュートを放つも、GK牡川の左手一本でのセーブに阻まれます。
しかし水戸は攻め込めなくなり、ヴェルディが攻撃権を支配する事に。

業を煮やした水戸、33分に松崎・深堀→山田・山谷へと2枚替えを敢行。
すると34分にヴェルディのCKからカウンター、入ったばかりの山谷がドリブルで前進し、エリア手前やや右からシュートするもGKマテウスがセーブ。
CKを得ますが、森が蹴ったクロスは、蹴る直前に風でボールが動いたとされてやり直しというレアなシーンに。(結局2本目はシュートまで繋がらず)
相手GKマテウスに追加点を阻まれ、流れも自然に切られるといった感じの水戸。

38分、ヴェルディも2枚替えを敢行し馬場・佐藤→近藤・大久保。
大ベテランが揃って投入される送り出しモードとなりましたが、その後一進一退ののち、アディショナルタイムに再びヴェルディの流れが到来する事となります。
イレギュラーなシーズンだった今季、一年戦えるかどうかという瀬戸際の戦いを強いられた所為か、千葉での一戦しかり情緒的な思考に傾いたクラブは良い目に合う最終節となったのでしょうか。

最初の決定機は、右サイドで森田のスルーパスに山下が走り込んでクロスを入れるもブロックに遭いますが、こぼれ球を森田が拾い攻撃継続。
そしてエリア内右へ進入してシュートを放つも、惜しくもゴール左へ外れ。
そして次には、左サイドからチマが中央へと浮き球でスルーパスを出し、受けた山下がエリア内左から低いクロス。
クリアされるも小さくなり、そのままエリア内へ走り込んだ大久保がシュート。
完全に決まる流れの攻めでしたが、シュートは浮いてしまい枠外に。
折角得た流れも紙一重でモノに出来ず、結局0-1のまま試合終了。

水戸が勝利し9位へ浮上、徳島が無得点だったため総得点1位を確定させるとともに、2年連続の一桁順位も達成。(まだ12クラブしか無かった2003~2004年以来)
初の昇格へ向けて足場は整った……と言いたい所ですが、オフには再編成が待ち構えているのが悲しい性。
オフには早速ディフェンスの要であったンドカ・ボニフェイス(この日不出場)が、この日の相手であるヴェルディへの移籍が決定となってしまいました。
水戸のような規模の小さなクラブにとっては悩ましいオフという時期ですが、どう乗り切り秋葉体制2年目を迎えるでしょうか。

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DAZN観戦 2020年J2リーグ第42節 ジェフユナイテッド千葉vsギラヴァンツ北九州

2021-01-01 11:28:16 | サッカー視聴記(2020年以前)

※前回の千葉の記事はこちら(41節・栃木戦)
※前回の北九州の記事はこちら(40節・磐田戦)

昇格レースも前節をもって終了し、それを前半戦引っ張ってきた存在の北九州。
首位で折り返す快挙を見せたものの、現在は緩やかな失速を経て5位に留まり。
しかし前年も、前半戦首位の山形は6位でリーグ戦を終えているという具合に自動昇格を逃しています。
そんな要素を考えれば、J3から復帰して初年度のJ2リーグ、決して悪いとは言えないシーズンでした。

4バックを下地に、組織的なサッカーを繰り広げていた今季の北九州ですが、この日の最終節で突如フォーメーションを変更。
生駒・村松・佐藤喜生の3バックへとシフト、しかもこの日佐藤喜はプロ初スタメンというおまけ付き。
3-3-2-2で加藤がアンカーという、今までとは一線を成した形でスタートしました。

千葉のキックオフで試合が始まると、その攻撃で早速好機。
この日右サイドバックの、既に引退が決まっている増嶋のロングパスから、船山の落としを経て堀米がドリブルののち中央へパス。
クレーベのポストプレイから小島がダイレクトでシュート(ブロック)と、先制攻撃を浴びせます。

しかしその後は北九州が反撃に出ます。
急造の3バックといっても、普段から最終ラインを3人にしてのビルドアップを行っており、村松が中央を張る変わらぬ姿がそこにはありました。
6分にはスローインを受けた加藤が千葉・高橋壱晟に倒され反則、得たフリーキック(中央やや右・エリアからやや手前)を高橋大悟が直接狙うも、GK新井章太は読み切って正面でキャッチ。
直後の8分、高橋大が中盤でポストプレイののち、受け直して裏へミドルパス。
跳ね返されたボールに藤原が走り込みミドルシュート。(GK新井章セーブ)
12分には高橋大が敵陣でパスカット、そのままドリブルからミドルシュート(GK新井章キャッチ)と、フィニッシュ・チャンスメイク両面で高橋大が活躍します。

以降は千葉ペースとなり、決定的なチャンスを得たのが18分。
北九州のパスミスを拾った船山、そのままエリア内に進入してGK永井を右にかわし、GK不在のゴールへシュート。
しかし戻った村松がヘディングでブロックし、寸での所で失点を防ぎます。
40節・磐田戦でも、ゴール前でのファインプレーで先制点を許さなかった北九州の守備。
そしてそこから勝利への道筋を掴みました。

その通りに好機は到来し、24分。
サイドチェンジも絡めつつパスを繋ぎ、一旦村松まで戻されたのち縦パスが入ると、受けた針谷のボールキープから鈴木へ。
鈴木はエリア手前中央から果敢にシュートを放つと、豪快にゴールネットに突き刺さり。
先制に成功した北九州、直後に飲水タイムへ突入しました。

リードを奪われた千葉、以降はセットプレー中心に反撃。
そんな流れの中この日がラストマッチの増嶋、フリーキックからのクロスを折り返したり、右サイドからのスローインでロングスローを投げ入れたりと奮闘。

そして同点劇は鮮やかなカウンター。
33分、自陣エリア付近での北九州のパスワークを遮断して船山のスルーパスで攻守逆転、左サイドで受けたアラン・ピニェイロがドリブル。
エリア左角へと入り込んだのちカットイン、そしてシュートを放つと右サイドネットに突き刺さってゴール。
堅守のチームらしく、カウンターを得点に結び付けました。

一方自分達がボールを握っていた所に冷水を浴びせられた北九州ですが、その後も主体的に攻撃。
37~38分にはじっくりとボールを繋ぎ、左サイドで攻め込んだのち最終ラインに戻され、生駒の縦パスから好機。
これを鈴木がヒールでポストプレイ、受けたディサロ燦シルヴァーノがエリア手前右からシュートするも、枠を捉えられず。
この時間帯から、アンカーの加藤が最終ラインに降り、左右のセンターバック(生駒・佐藤喜)が大きく開く形でのビルドアップ。
所謂「ミハイロ・ペトロヴィッチ(現札幌監督)式」で組み立てを図るなど、最終節でも新たな形を模索していたような北九州。

一方の千葉も、40分には右サイドから増嶋の低いクロスをアランがボレーシュート。(枠外)
42分にも右サイドから増嶋がクロス、クリアボールを高橋壱が繋ぎ、アランがエリア手前でのキープからヒールパス。
下平が走り込んでシュートしたものの、GK永井がキャッチ。
奮戦を続ける増嶋、これにベンチには同じく引退表明している佐藤寿人が控える等、ホームでの情緒的な後押しを力に変えているかのようでした。
結局1-1のまま前半を終えます。

前年の佐藤勇人に続き、身を退く決意を固めた選手を送り出す舞台となった千葉の最終節。
緩やかではありますが、年齢層が高いという編成の問題点を改善させようとしている。
そんな感じの尹晶煥(ユンジョンファン)監督の1年目となりましたが、逆に言えば解決スピードの遅さが顕著。
特に同じく新体制ながら、大胆な新戦力の加入で今季の昇格を掴んだ福岡とは雲泥の差、というシーズンとなりました。

シーズン前は、「J1でも手腕を発揮していた監督(尹氏)を呼んだ」という事で安心しきっていた感もあり。
その尹氏のサッカーの基本である「ハードワークからの堅守」の実現を手助けするような選手獲得は、山下ぐらいのものでしょう。
そしてシーズンインしたものの、現場の悪戦苦闘ぶりは語るに及ばず、昇格争いにも全く縁が無く。
もちろん過密日程というイレギュラーな一年となったのも、フィットネスの面で大きく影響したでしょうが、それは他クラブも同じ事。

そしてシーズンも終わりが近付き、ゼネラルマネージャーの高橋悠太氏が退任というニュースが。
5年間勤めていたという事ですが、昇格争いには2017年(6位・プレーオフで敗退)に絡んだのみと、クラブの凋落ぶりを結果的に手伝ってしまいました。
新たな責任者(鈴木健仁氏)の下、かなりの選手入れ替えが図られるでしょうが、果たして「J2沼」からの脱却は見えてくるのか。

後半開始後も、展開的にはさほど変わらず。
ボールを繋いで攻撃を仕掛ける北九州に対し、守備を固めたうえでセットプレーで押し込む千葉。
開始1分、自陣からのFKでしたが放り込みを選択、再び増嶋の落としからアランのミドルシュートが生まれる(ゴール右へ外れる)という好機。

そんな路線を貫いた千葉、この日はそれが奏功する事に。
8分に再びカウンターの流れで攻撃、高橋壱のパスカットから堀米がドリブルで持ち上がり、エリア内左でパスを受けた船山がシュート。
GK永井を抜くも右ゴールポストを直撃、決定機逸かと思った刹那、跳ね返りを高橋壱がシュート。
今度はゴールに突き刺さり、勝ち越し点を奪った千葉。
ポゼッションvsカウンターの戦いに持ち込み、見事制する展開となりました。

反撃したい北九州ですが、後半になるとペースを掴む事が出来ず。
2失点目の場面もそうでしたが、楔のパスが思うように繋がらず、カットされるシーンが目立ち始めます。
千葉は明らかに縦パスの対策を採ってきて、守備時にはサイドハーフが中央寄りに位置してパスコースを狭める体勢。
これが実に効いていました。

攻撃に行き詰まった北九州は、17分に2枚替え。
加藤・生駒に代えて國分・佐藤亮を投入し、フォーメーションも基本である4-4-2へとシフトし再起を図ります。
直後の18分、左サイドで形を作り、佐藤亮のクロスがこぼれ球となった所を高橋大がミドルシュート。(ゴール上へ外れる)
しかしミラーマッチとなった事で、以降も千葉の守備が冴え渡り。
逆に千葉がボールを握っての攻撃も散見されるなど、一向に流れが変わらぬまま飲水タイムへ。

明けた後、27分頃からようやく主体的に攻撃が出来るようになった北九州。
それでもシュートは29分、エリア内での鈴木が放った(ブロック)ものぐらいと実を結べず。
その隙を突き、千葉はこの日冴え渡るカウンターを仕掛けて北九州ゴールを脅かしにいきますが、こちらもシュートは撃てず。

そして38分、千葉ベンチが動きます。
船山・アラン・クレーベ→佐藤寿・米倉・川又と3枚替えを敢行と、とうとう投入された佐藤寿。(フォーメーションも3-4-2-1にシフト)
情緒的なボルテージは最高潮となりますが、それを味方に付けたのかここから千葉が押し込む展開に。

43分には佐藤寿の左サイドでのクロスから、合わずに相手が拾ったボールを川又が奪い、そのままシュート。
GK永井にセーブされてコーナーキックとなり、そこでもキッカー小島のクロスに増嶋が合わせヘディングシュート。(枠外)
44分も、佐藤寿の右へのスルーパスから、米倉のニアサイドへのクロスを小島が合わせヘディングシュート。(枠外)
あわよくば3点目、ないしは佐藤寿の送別ゴールか、という雰囲気となったフクダ電子アリーナ。

結局ゴールは生まれずも、北九州サイドも反撃の有効打は撃てず。(アディショナルタイムの國分のミドルシュートぐらい・枠外)
最終盤には最後のカードを切った千葉ベンチ。(鳥海→岡野)
ピッチを退く鳥海は涙を見せていましたが、シーズン後に移籍が発表される運びとなり、この時点で決まっていたのか感情を抑えられなくなっていたのでしょうか。
かくしてメインイベンター(増嶋・佐藤寿)以外も、言葉に出来ぬ思いを表す事となった試合は終了の運びとなりました。

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