ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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森林に棲むタゴガエル~アカガエル4種の見分けについて

2017-10-01 18:00:00 | 爬虫類・両生類・淡水魚

本州のアカガエル類にはニホンアカガエル(丘陵性)とヤマアカガエル(森林性)、
そしてタゴガエル(森林性)とナガレタゴガエル(渓流性)のおよそ4種がいます。
混棲している地域もありますが基本的には平地から丘陵にかけてはニホンアカガエル、
山地の森林にはヤマアカガエルとタゴガエル、渓流にはナガレタゴガエルが生息しています。












タゴガエル/Tago's Brown Frog
本州のアカガエル類主要4種の見分け方を説明します。
まず、背中の2本線がまっすぐ平行でお腹が白ければニホンアカガエルです。
背中の2本線が中ほどで近づくように内に曲がっていれば他3種になります。
次に、腹部や腹側部に大きな黒斑があればヤマアカガエルです。
タゴガエル類は顎下に薄い暗色があり腹部黒斑は見られません。
そして、タゴガエルはナガレタゴガエルに比べて体型は丸く目から鼻先までが短くなります。
また、ナガレタゴガエルは完全渓流性のため皮膚がぶよぶよで後肢の水掻きが発達し指先まで達します。
この個体は森林性で腹部黒斑がなく顎下が暗色である点、体型が丸く鼻先が短い点、後肢の水掻きが小さい点からタゴガエルと判断しました。

タゴガエルの特徴をまとめると
・森林性のカエルである
・背中の2本線が内に曲がっている
・顎下に細かい暗色があり腹部黒斑はない
・体型が丸く鼻先が短い
・後肢の水掻きが指先まで達しない
となります。

このタゴガエルは林道際でゆっくりしてくれたのでたくさん撮ることができました。
普段のアカガエル類はひとっ跳びで行方不明になることが多いのでラッキーでした^^
それにしても、落ち葉と同じ色で上手く擬態してるなと感心しますね。

ちなみにタゴガエルはオタマジャクシのときに一切餌を食べず卵黄の栄養のみで成体になります。
なのでカエルに成りたての頃は1cm弱ぐらいでとても小さいです。
和名のタゴガエルは学者の田子勝彌氏に献名する形で名付けられ英名もTago's Brown Frogとなります。








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