ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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アマゴイルリトンボの連結

2021-08-27 16:00:00 | 昆虫

お盆休みに撮ったアマゴイルリトンボです。







アマゴイルリトンボ
日本固有種で生息地が20に満たない希少なトンボです。
モノサシトンボの仲間で目などが綺麗な瑠璃色をしているのが特徴です。
この生息地は南限に当たりますが安定した生息地になっています。
産卵を撮ろうと思って行きましたが天気が悪く風も強かったのでどうにもならずでした。
例年に比べて数が少なくモノサシトンボとクロイトトンボが多い感じもしました。






おまけショット1

オニヤンマ
遊歩道を何往復も飛んでいたのでそのうち留まるかなと見ていると、
やはり何度か留まってくれました。




オマケショット2

アゲハモドキ
ジャコウアゲハに擬態をしている蛾の一種です。
初め見たときはジャコウアゲハと思いましたが全く動かないのと頭が小さいことで、
コレは蛾だなと思い調べてみるとやはりアゲハモドキでした。






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高山蝶のベニヒカゲ

2021-08-23 16:00:00 | 昆虫

お盆休みに涼しい所に行ってきました。
目的は主に蝶々でしたが天気がイマイチで風も強く撮影できたのは3日ほどでした。
第1弾は高山蝶の中では一番撮りやすいベニヒカゲからです。









ベニヒカゲ
ベニヒカゲは中部山岳では標高1500m以上の高原に生息していますが、
分布は面的広がりではなく点なので環境変化で簡単に消えてしまうと思います。
前翅表面の目玉模様は3または4個で赤い帯の太さも変異があります。
後翅裏面には模様はなく翅をたたんで留まっていると目立ちません。

ベニヒカゲは晴れの日はもちろん曇りの日でも盛んに花の蜜を吸いに来るので、
多少天気が悪くても風さえなければ撮れるありがたい蝶です。
この場所では数も多く20や30は簡単に数えらるぐらいたくさんいました。
穏やかな蝶なのでじっくり撮れていい時間を過ごせました。






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希少種オオゴマシジミ

2021-08-17 16:00:00 | 昆虫

4連休に希少種オオゴマシジミを撮りました。





オオゴマシジミ雄 7/25日撮影
オオゴマシジミは発生時期がとても短い蝶で数も少なく希少な蝶です。
なのに、この場所では規制がなく採集者が捕り放題やってます。
見かけたのは2個体だけでしたが採集者に捕まらないよう見張りながらの撮影でした。

このトラノオの辺りが蝶の通り道のようで20~30分に1回ぐらいは花の上を飛びます。
ただ、花に留まるのは稀で特に午前中は忙しく飛び回るだけでなかなか難儀しました。
昼前後になると何度か花に留まる気配を見せてくれて何とか数カット撮れました。
でも、翅の表側をすっきり撮るのはなかなか難しいですね。





おまけショット

コヒョウモン
綺麗な個体がいくつかいて何度も花に来てくれました。
この子がいるとオオゴマが花に留まらないんですけどね。






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ツミの子育て

2021-08-12 16:00:00 | 野鳥-本州/四国

4連休のトンボ撮りのついでにツミの営巣を撮りました。
この場所は小高い丘になっていていいアングルで撮れます。
























ツミ営巣 7/24日撮影
前回2017年に行ったときは雛は既に巣立っていて雌と一緒に元気に飛び回っているところをたくさん撮りました。
今回は雄がお立ち台で獲物を捌き雌がそれを受け取って巣に持って行っていました。
赤い光彩の雄は目の前で色んな姿を見せてくれて大サービス、
黄色い光彩の雌は見えないところで待機してすぐにまた消える感じでした。
雛は4羽いて茶色の2羽は既に巣を出たり戻ったり自由な感じで、
まだ頭の白い2羽は巣の中を元気に歩き回っていました。

雄は背中の鷹斑が美しくお脇腹も褐色を帯びていて気品があります。
もう少し明るければ目の赤色も綺麗にでたんですけど、
晴れていたので全体的に光の加減が難しく背景を選んでの撮影になりました。
それでも朝から夕方まで飽きることなく撮影を楽しめたかなと思います。
写真は撮った順に並べています。









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赤色型コノハズクの親子

2021-08-07 16:00:00 | 野鳥-本州/四国

最近はトンボばかりとのご指摘もありましたので野鳥をUPします。

今年も赤色型を中心にコノハズクをたくさん撮ることができました。
灰色型♂×赤色型♀、赤色型♂×赤色型♀、赤色型♂×茶色型♀とコノハズクが3ペア営巣していました。






コノハズク 灰色型♂×赤色型♀ 7/10-11日撮影
こちらのペアは雛が4羽巣立ちしました。
巣箱の雛が2羽同時に顔を出したのが可愛らしかったです。
巣立った翌日の日中に雛をバッチリ撮る予定でしたが谷の向こうに1羽を見つけただけでした。
まあ、ほぼ目線だったので距離の割にいい雰囲気で撮れたのでよかったとは思います。
あと、灰色雄も意外といい色をしていてよかったです。












コノハズク 赤色型♂×赤色型♀ 7/17-18日撮影
7/10日に巣箱から顔を出している雌を見つけました。
ここのペアは2つとも綺麗な赤色型でとってもいい表情をしています。
見張りも撮りやすいところに2羽いて十分楽しめました。
雌の方が少し色が薄いのかなという感じでした。
雛は1羽だけの一人っ子で7/22日に巣立ったそうです。
一番下の写真は7/10日に巣箱に入っていた雌です。



























コノハズク 赤色型♂×茶色型♀ 7/31-8/1撮影
最後に残った赤色♂×茶色♀のペアはヘビに入られて営巣を一度失敗しています。
やり直しの営巣のため通常より3週間ほど遅れていました。

雄は最初は高い所にいましたが巣箱の近くをヘビか何かが通ったため、
警戒のため近くまで降りて来たので30分ぐらい間近で撮ることができました。
その後はまた定位置に戻ってくつろいでいました。
この日は風がよく吹いて羽根伸ばしやエンゼルポーズをたくさんしてくれました。
雌は高い所で半分枝に隠れていて大した写真にはなりませんでした。

雛は既に巣立った1羽が近くの高い枝に留まっていました。
残りは巣箱の中のままでしたが帰った後に巣立っています。

また来年もいい写真が撮れることを願っています。






おまけショット1


アカショウビン
雄が縄張りの見張りで高い所を10分ぐらいウロウロしていました。
声がなくても撮れるときは撮れますが2羽並びじゃないと物足りないですね。




おまけショット2

アオバズク
長い間営巣していたアオバズクです。
コレのせいでコノハが肩身の狭い思いをしているようでした。




おまけショット3

タマゴタケ
夏キノコで自分が簡単に見分けられる食菌の1つです。
傘が開き切っているものが多かったのですがいい状態のものを選んで撮りました。
低く構えてブナ林を入れるといい雰囲気になりますね。






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山地性のジョウザンミドリシジミ

2021-08-06 16:34:52 | 昆虫

4連休に撮ったジョウザンミドリシジミです。
ジョウザン=定山で北海道の定山渓にゆかりのあるミドリシジミ=ゼフィルスになります。









ジョウザンミドリシジミ
山地性のゼフィルスでどちらかと言えば普通種です。
特徴としては緑色ではなく青色の金属光沢が強いことです。
数も多く比較的低い場所でテリ張りをするので撮りやすい蝶です。
活動時間は8時~10時ぐらいでアイノミドリシジミと入れ替わりで出てくる感じです。


分布は







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北方系のオゼイトトンボ

2021-08-05 12:00:00 | 昆虫

4連休に撮ったオゼイトトンボです。





オゼイトトンボ
オゼイトトンボは北東日本と北海道に分布する北方系の青いイトトンボです。
オオセスジイトトンボに振られてオオモノサシトンボを撮った帰りに寄った池にたくさんいました。
午前中から昼にかけて雄が高速で水面ギリギリを飛び回り雌を探します。
雌を見つけた雄は見ている限りずっと連結しっぱなしで産卵を促します。
水面に浮いたジュンサイの葉が大好きでよく留まってくれました。

オゼイトトンボはエゾイトトンボやルリイトトンボによく似ています。
見分けは腹部第2節の模様と目の後ろの青い模様=後縁紋の形です。
①雄の腹部第2節の模様
・エゾイトトンボはスペード型、
・オゼイトトンボはワイングラス型
・ルリイトトンボはワイングラスの角が取れた形

・エゾイトトンボは後縁紋が丸く後頭条と離れる
・オゼイトトンボは後縁紋が細く後頭条と繋がる
・エゾイトトンボは後縁紋が丸く後頭条と繋がる
この他にもオゼイトトンボ雄は付属器の下が長くなることや、
他と比べて腹部の黒色の面積が大きいなどの細かい違いがあります。




おまけショット

ウチワヤンマ
コオニヤンマとともにサナエなのにヤンマと名が付いています。
腹部先端(第7節)のウチワ模様が特徴ですね。
このウチワに黄色がなく真っ黒だったらタイワンウチワヤンマです。




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オオモノサシトンボの生息地

2021-08-03 12:00:00 | 昆虫

ちょっと遠くの池まで行ってオオモノサシトンボを撮りました。



オオモノサシトンボ
オオモノサシトンボは利根川流域と信濃川流域および宮城県に生息する希少種です。
モノサシトンボより少し大きく腹部の節斑が2重になり翅が褐色味を帯びるのが特徴です。
雄は肩の淡色条がほとんど消失し腹部第9節背面が黒くなります。
雌は腹部第10節背面に黒い部分があることでも見分けます。
また、若い個体は全体的に赤味を帯びるのも特徴です。
(若いモノサシトンボは黄色味を帯びます)

数年前にこの池を訪れたときに比べて水質がかなり悪くなり、
狙いのオオセスジイトトンボは絶滅に近い状態でしたが、
このオオモノサシトンボは何とか生き残っているような感じでした。
以前は菱が繁殖し水底から水が沸き上がる様子が見られましたが、
現在は菱が消え水が濁りオオセスジの生息環境は失われつつあるように見えました。
池の環境が復活してくれればいいのですが厳しいかも知れません。







オオモノサシトンボ若
池から離れた草地には若い個体がたくさんいました。
脚を中心に体が赤味を帯びているのがわかると思います。
若い個体のほうが腹部の2重節斑も目立ちますね。







オオモノサシトンボ羽化
羽化したての個体もいくつか見ることができました。
オオモノサシトンボはヒメガマがあれば産卵も羽化もできるので、
数は減っても生き残ってくれそうな気がします。

オオセスジイトトンボは他で探すしかなさそうです。






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