ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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ピカピカ新鮮なヒサマツミドリシジミ2024

2024-06-26 16:00:00 | 昆虫

6/15日、関東の友人を案内して但馬方面のゼフィルスを回りました。
早朝に神鍋高原でヒロオビミドリシジミ・ウラジロミドリシジミ・ウスイロオナガシジミを撮って、
フジミドリシジミをしっかり押さえてから本命のヒサマツミドリシジミに向かいました。

去年、6/11日はヒサマツは皆無で6/17-18日は大量のヒサマツ祭りでした。
今年はゼフィルスの出現が全体的に少し遅い感じもありましたが、
6/15日なら出始めるだろうとの算段で現地に向かいました。
前週に下調べをしていたのでルートは確保、
悪かった天気予報もいい方に外れて絶好のヒサマツ日和となりました。




































ヒサマツミドリシジミ雄 6/15日
撮影ポイントへは11時半過ぎに到着し昼ご飯を食べてゆっくり準備をしました。
予想通り12時20分ごろからチラチラ飛び始めたので本命のブナの前で待機。
13時過ぎに思っていた枝にヒサマツが見事に舞い降りました。
去年と同じで30分ほどは日陰に入り翅を開かず休憩モード。
13時30分から動き始めて翅を開いて目の前3mでテリ張りを開始しました。
飛んでもほぼ同じ葉に戻って来るので撮影は簡単。
翅もいろんな角度で開いてくれたので好きなだけ撮り放題でした。
15時頃に下枝が陰ると目線よりも高いところに上がったので撮影終了となりました。

見ての通り出始めピカピカの新鮮個体ばかりです。
テレコンを付けたり外したりしながらいろいろ撮りました。
ヒサマツ独特の翅裏のV字模様と翅表のやや暗い金緑色のヒサマツブルーが綺麗です。
やはりゼフィルスの最高峰にふさわしい風格と気品がありますね。
去年も全く同じ枝でたくさん撮っているのに今年も飽きずにたくさん撮ってしまう。
ヒサマツミドリシジミは魅力満載の素晴らしいゼフィルスでした。

関東の友人にも十分楽んでもらえていい写真がたくさん撮れてることと思います。
※最初の3枚以外はおよそ撮った順に並べています。




★☆★ヒサマツミドリシジミ★☆★
・分布;日本固有種/中部地方以西の本州・四国・九州
・特徴;中型のゼフィルスで後翅裏の白線の下側が唯一V字模様になり尾状突起が細長い
・雄;翅表はやや暗い金緑色の構造色
・雌;翅表は黒褐色で前翅に青色の斑紋が2つ、上側の斑紋の先端に朱点が2対
・食草;ウラジロガシ
・撮影適期;当地では6/15日から6/25日まで
・撮影時間;晴れた日の12時半から16時に占有行動
・撮影地;兵庫県但馬地方
・その他;雄は生息地を離れヒルトップして山頂で見られる
     雌は夏眠し秋にウラジロガシ林で見られる
当地でヒルトップするのは例年6/10日ではまだ早く6/15日辺りから始まり6/18日なら確実と言われている。
6/25日には傷んだ個体が多くなり6月末までは活動が見られる。
無風晴天の午後が狙い目だが梅雨入りの関係で土日に晴れない年は泣いて過ごすことになる。
撮影地へのアプローチも崩落などで年々厳しくなり網屋も多く閉口する。
鹿の食害で下草がなくなり撮影場所が限られ斜面が滑り難儀する。
2023年は大量発生で人が多くても撮り放題、今年2024年は崩落により人が少なく撮り放題でした。
発生後期にはごく少数ながら雌も撮影例があるので油断はできない。






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日本一のブッポウソウ撮影地 吉備中央町の横山様

2024-06-20 16:00:00 | 野鳥-本州/四国

ヒョウモンモドキを撮りに行ったついでに、
吉備中央町の横山様でブッポウソウを撮りました。










ブッポウソウ
今年は営巣開始が少し遅い感じで6月に入ってもまだ卵が0個の状態でした。
おかげ様で2羽並びが撮れたからよかったのですが。
早朝だけの撮影だったので飛びものは狙わずでした。
桐の花が少し残っていてちょっとしたアクセントになったかなと思います。
桐が満開の頃はあまり並ばなかったそうです。

今年は例年に比べてペースが遅く6/9.11.13.15日に産卵し抱卵に入っています。
このペースだと孵化は7/7-10日、巣立ちは8月頭になりそうです。
※ブッポウソウは平均で抱卵21日、育雛26日。

横山様はやっぱり日本一のブッポウソウの撮影地ですね。





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野生絶滅に近いヒョウモンモドキ

2024-06-17 17:00:00 | 昆虫

6/2日に広島県の世羅町と三原市だけで見られるヒョウモンモドキを撮りに行きました。
撮影地は世羅町の「せら夢公園」の自然観察路で蝶を養殖するゲージ周りに複数いました。























































ヒョウモンモドキ
ほぼ野生絶滅に近いと言われている希少な蝶です。
見た目はヒョウモンチョウに似ていますが属からして違います。
飛び方はゆっくりですぐどこかに留まる感じで見るからに弱弱しいです。
ここではたくさん養殖されていますが野生個体は絶滅とのことです。
※1頭だけモドキじゃないのが混じってます。

幼虫の食草は湿地に生えるキセルアザミで、
個体群を維持するには広大な湿地が必要になります。
ここでは人工的に保護されていてたくさん見られますが、
何かの拍子で簡単に絶滅する恐れがありますね。




おまけショット






ハッチョウトンボ
木道のある湿地にはたくさんのハッチョウトンボがいました。
環境がよのか見渡す限りハッチョウトンボだらけで100や200はいると思われます。
サギソウやトキソウなどが咲いていればじっくり狙うんですが、
草に留まっているだけなのでちょっと撮って終わりにしました。







モートンイトトンボ
同じ木道に6月トンボのモートンもいました。
まだ若い個体が多い感じでした。






ヨツボシトンボ
近くの池周りにいくつか留まっていました。




ショウジョウトンボ
赤くて大きいですね。




ハラビロトンボ
濃い青色が綺麗ですね。






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中部地方のベニモンカラスシジミ

2024-06-13 16:00:00 | 昆虫

5/27-28日に長野県飯田市へベニモンカラスシジミを撮りに行きました。
今までベニモンカラスシジミは空振りばかりで撮れたことがなかったので、
今回は何とか撮れてよかったです。





ベニモンカラスシジミ
翅を開くと赤茶色の紋があるのですがカラスシジミ類は基本的に翅を開かないので翅裏しか撮れません。
友人いわく本州最難関の蝶らしいのですが日本のゼフィルス25種にも入っていない地味な蝶です。
日本全国に生息地が10か所とないと言われている希少な蝶で、
晴れた日の朝10時から12時と夕方14時から15時頃に出るそうです。
実際、見たのは晴れた初日の9時半から11時20分までと曇りの2日目の10時頃だけでした。
夕方の蝶と思っていたのですが2日間とも午後からは気配なしでした。
ここは100mほどの狭い生息地なのですが網屋が結構いてイヤな感じでした。
今年の発生は5/18日頃からだったようで前週はたくさんいたそうですが網屋が採り尽くした感じです。

食草は低木のクロウメモドキ類でその減少が各地でのベニモンカラスシジミの減少に繋がっています。
採集に規制がないのが輪をかけてベニモンカラスシジミの絶滅に繋がるので、
食草と蝶をセットで保護する必要性を強く感じますね。




おまけショット

アオバセセリ
大型のセセリです。
太陽ギラギラで独特の色が出ませんでした。





アサマイチモンジ
大型のイチモンジチョウです。
まだこの時期は新鮮な個体が多かったです。





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とっても美しいタイワンアオハブ/赤尾青竹絲を撮りまくる!!

2024-06-07 16:00:00 | 爬虫類・両生類・淡水魚

台湾で撮った綺麗なタイワンアオハブ/赤尾青竹絲です。





























和名;タイワンアオハブ 台湾名;赤尾青竹絲 英名;Taiwan Green Tree Viper 学名;Trimeresurus stejnegeri(SCHMIDT,1925)
宜蘭での夜間散策で見つけた30cmぐらいの小さなアオハブです。
生まれて2年目ぐらいの小さな個体でサイズ的にも撮りやすかったです。
クワズイモの茎の上でじっとしていたのでいろんな角度からたくさん撮ることができました。
蛇の撮影はちょっとした角度や高さによって絵に違いが出てくるのが面白いです。
これだけ撮っても同じ絵がないので無限に撮り続けられます。
1時間弱あれこれ撮ったところで茎から降りて別の木に移動していきました。

台湾固有亜種のタイワンアオハブは見事なエメラルドグリーンの体色に、
目がオレンジ色・白い側線・尾は赤色になるのが特徴です。
雄は白い側線の下に赤い側線もあるのでこの個体は雌なのかなと思います。
台湾では一番人的被害が多いヘビで嚙まれると出血毒でかなり大変らしいです。
まあ、平地の水回りに普通にいて数も多そうなので仕方ないでしょうね。
ちなみに、大陸のアオハブは目が黄色になるようです。








和名;タイワンアオハブ 台湾名;赤尾青竹絲 英名;Taiwan Green Tree Viper 学名;Trimeresurus stejnegeri(SCHMIDT,1925)
これは翌日見つけた別個体で大きさは50cmぐらいかなと思います。
アオハブは最大90cmになるので3年目ぐらいの若い個体でしょうね。
この個体は数枚撮ったらすぐ逃げていきました。

今回、台湾で見たヘビはアオハブ3個体だけでした。
前回はタイワンアマガサとかタイワンコブラとかも見れたんですけどね。
今度は台湾で山神と呼ばれ珍重される百歩蛇を見たいなと思っています。
噛まれたら百歩で死ぬらしいですけど噛まれなければどうということはない・・・。






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台南・官田のレンカク/水雉

2024-06-04 16:00:00 | 野鳥-台湾

台南の山奥でヤイロチョウを撮ったあと昼から官田のレンカクを撮りに移動しました。
今回は官田水雉生態教育園区の施設内(昼からは逆光)ではなく普通の民家に隣接する蓮池で撮りました。





























レンカク
晴天ギラギラの車内撮影だったのでなかなか思うようにはなりませんでしたが、
ピンク色の蓮が綺麗に咲いている中でそれなりに撮れたかなと思います。
距離が遠くて蓮の背が高く被りや逆構図もままあります。
それでも、夏羽のレンカクを蓮の花で撮れたのは台湾ならではでよかったです。
長い尾羽と首の金色がやはり美しいですね。

OM-1と300mmF4に1.4倍のテレコンを付けると止まり物は相当いいのが撮れます。
しかし、1.4倍テレコンではAFが追い付かず飛翔はムリですね。
飛ぶ前にテレコンを外せればいいのですがなかなか、、、。






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