ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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ヤンバルトカゲモドキとヤンバルクイナ

2024-09-10 16:00:00 | 爬虫類・両生類・淡水魚

夏の沖縄巡りの最終はやんばるのヤンバルトカゲモドキです。


















ヤンバルトカゲモドキ
クロイワの黒い個体に似ていますが、より色が薄く地味になります。
2023年に新しい独立種として登録された新種でやんばるの限定種になります。
学術的にはヤンバルトカゲモドキは腿のイボ状の鱗の密度が高いことと、
足の裏の基部に大鱗があることが特徴だそうです。
論文には背面中央部の縦筋は首筋のみにあり胴体後半部見られない。
うなじの横帯は不完全または完全に欠落し、胴体後部に薄い背側帯が見られる。
横帯はあっても不明瞭など細部の特徴も記されています。

実際に見ると若いころは横帯はあったと思われる個体や縦筋の痕跡のある個体などいろいろいました。
・腿のイボ状の鱗密度が高い→〇確かに高密度
・足の裏の基部に大鱗がある→?未確認
・背面中央の縦筋は首筋のみ→△ないやつもいる
・うなじの横帯は不完全または消失→〇だいたいない
・胴体後部に薄い背側線→△あるやつは前部からある

完全尾は大きな個体で18cmぐらいはあり地味ですけど貫録は十分でした。
ヤンバルトカゲモドキは集落外れの森林や林道にちょっと入った崖下などにパラパラといました。
分散しているので数は多くはないのですが探せばそう難しくはないと思います。
今度は横帯のある色つきの幼体を見たいですね。



★☆★ヤンバルトカゲモドキ★☆★
分布;沖縄本島北部やんばる・古宇利島
形態;薄い黒地に白っぽいブツブツ模様が背面全体に広がり、縦筋や横帯は消失して白い痕跡が残る。
   虹彩は赤色、頭部から背面にかけては一様にぼやけた黒褐色で模様が薄く地味。
   幼体は薄桃色の縦筋や横帯が見られるが成長とともに消失する。
   地味で個体差はあまりなく、成体になるほど色が薄くなり模様が消失する。体長13cm前後。
生息環境;基本的に崖下の平らな地面に生息し下草の少ない落ち葉の上を好む。
特徴;薄い褐色地に白いブツブツ模様で基本的に横帯や縦筋は消失している。
備考;2024年2月に新種登録。



おまけショット






ナミエガエル
いつもの水路というか溝にいてあまり逃げずにじっくり撮れました。
目が菱形になるのがナミエガエルの特徴です。
今回もホルストガエルはいませんでした、残念。










ヤンバルクイナ
トカゲモドキの撮影を終えて帰る途中に道路際の枝にシルエットがチラッと見えました。
確認するとヤンバルクイナが2羽いい感じで並んでいます。
割と遠目から何枚か撮ると1羽が降りてしまいました。
仕方がないので残りの1羽をしっかり撮って帰路につきました。







フォトチャンネルです。






















赤色型コノハズクの巣立ち

2024-09-04 17:00:00 | 野鳥-本州/四国

8月下旬に八東ふる里の森に赤色型コノハズクを撮りに行きました。
今年はコノハズクの営巣が1カ月遅れていましたが無事に4羽の雛が巣立ちました。












































赤色型コノハズク
8/22日の夜に1番仔が巣立ち、8/23日の夜に2番仔が巣立ったと聞きました。
8/24日の朝に到着したときには2番仔が遠くに留まっている状態でした。
雌は見えるところに1日中留まっていて、雄も昼頃から見える場所に出て来てくれました。
この日の夜に巣立ちはなく翌8/25日も両親が前日と同じ場所で動かずでした。
撮影をもう1日延長することにした8/26日の朝8時過ぎに3番仔がいきなり巣立ちました。
近くの枝に留まって落ち着いてくれたので昼前までいろいろ撮っての帰宅となりました。
ちなみに、4番仔は8/29日の夕方に巣立ったそうです。

今年の八棟ふる里の森はアカショウビンの営巣は見られずで、オオコノハは6月中旬に巣立っています。
7月にアオバズクが2つ営巣していたのでコノハの営巣が遅れたのかなと思います。
高田館長が引退して昔の常連さん達が来なくなりちょっと寂しい感じでした。
まあ、自分としては鳥が撮れればこれからも行きますけどね。
ちなみに、夜間撮影はもういいかなという感じで参加していません。
鳥へのプレッシャーの割に撮れる絵がイマイチなのでね。
今回は昼間に雛が近くで撮れたので夜の撮影をパスしても大満足の結果でした。







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