ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

台湾のカワビタキ/鉛色水鶲とルリチョウ/台湾紫嘯鶇

2025-02-06 16:00:00 | 野鳥-台湾

台湾の渓流にはカワビタキは普通種でいっぱいいます。


























カワビタキ/鉛色水鶲/Plumbeous Water Redstart
雄は体が紺色で尾羽の赤褐色が特徴的で目立ちます。
雌は体が灰色で背面は薄茶色になり尾羽の付け根が白くなるのが特徴です。
水辺に依存する台湾固有亜種のヒタキで数は多く普通種になります。
縄張り意識はかなり強く体格もやや大きいためシロクロヒタキが来たら強気に追い払います。

5月の杉林渓では松瀧岩瀑布の下側の岩を縄張りにする親子6羽をたくさん撮影しましたが、
今回は花弁中心(フラワーセンター)の日月池の周りのペアをじっくり狙いました。
雄は雌に付かず離れずで並ばないので水背景や滝背景を中心にいろいろ撮りました。
ここのペアは観光地のため人馴れしていて撮りやすかったです。

5月に撮ったカワビタキも載せておきます。
2024.5月のブログ記事台湾・杉林渓のカワビタキ/鉛色水鶫の親子を飽きるまで撮る
カワビタキは杉林渓のほか麓の渓頭、八仙山国家森林有楽区の麓にある谷関温泉などの大河川、台北郊外の陽名山前山公園でも見られます。
河川に一定間隔で年中いるので撮りやすい個体を見つけてじっくり撮るのがいいでしょう。














ルリチョウ/台湾紫嘯鶇/Taiwan Whistling Thrush
光沢のある紺色が特徴の巨大なツグミで台湾固有種になります。
平地から中低山の河川や湿地に生息し体長は30cmとかなり迫力があります。
人工物で営巣することが多く5月の大雪山では35kmのトイレの軒下で営巣していました。
驚いたときに尾羽を上げる仕草がとっても印象的です。
今回は杉林渓大飯店の桜花林の遊歩道を縄張りにする1羽と、
花弁中心にある日月池の周りの赤い実を食べにくる1羽を撮影できました。

ルリチョウは割と臆病な性格で人を見ればすぐに逃げることが多いのですが、
陽明山や烏来瀑布、今回撮影した杉林渓などの観光地では人馴れしていてあまり逃げません。
昔、烏来瀑布で撮ったような滝背景の写真を撮りたかったのですが今回はムリでした。
なお、金門島や中国大陸には近縁種でより大型のオオルリチョウが生息しています。














シマドリ/紋翼書眉/Taiwan Barwing
全身が赤褐色で胸と襟が灰色になる中型のガビチョウのなかまです。
中高山に生息する普通種で集団で行動する台湾固有種です。
翼や尾羽に縞模様が見られることからシマドリ=Barwingと呼ばれています。
今回は杉林渓の花弁中心にある赤い実に何度もやって来ました。









ヤブドリ/黄痣薮鹛/Steere's Liocichla
褐色味のあるオリーブ色をした中型のガビチョウのなかまです。
眼の前方にある黄色の三日月型の模様が特徴の台湾固有種です。
中高山に生息し藪に潜って鳴きながら集団で行動チーチュと綺麗な声で啼きます。
普通種ではあるのですが姿をなかなか見せないので撮るには忍耐が必要です。



一応、コレで年末年始の台湾シリーズは終わりになります。
今回の台湾は大雪山と杉林渓だけだったので移動も少なくゆっくり過ごせました。
狙いのタイワンツグミ・タイワンシジュウカラ・ミカドキジがしっかり撮れたのと、
キョンやカオジロムササビなどの希少動物も撮れたのが収穫です。
撮りたかったけど撮れなかった野鳥はたくさんあります。
ニイタカキクイタダキはピンボケ、タイワンサザイチメドリは声だけ、
ヒメフクロウ、タカサゴマシコ、キンイロダルマエナガ・ミヤマテッケイは見つけられず。
まあでも、楽しくのんびり撮影できてよいとっても旅行になりました。








フォトチャンネルです。



























最新の画像もっと見る

コメントを投稿