ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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ミナミヤンマの羽化祭り

2022-06-27 16:00:00 | 昆虫

6/5日に徳島に遠征してミナミヤンマの羽化を5個体見つけました。






















ミナミヤンマ羽化①
この日の一番遅い羽化で定位から確認できました。
ただ、カメラを別の個体にセットしていたので定位は撮れずで、
戻って来たときには既に背中が割れていました。
まあ、ほぼ最初から最後まで撮れたのでよしとします。
朝日が当たる場所だったのでストロボなしでも色が出たのがよかったです。
てか、ストロボは車の中に置いたままでした。








ミナミヤンマ羽化②
最初に見つけた個体で記録を見ると撮影開始が5時59分でした。
多分、夜中の4時ぐらいから定位していたんだと思います。
他の個体を撮っているうちに飛び立ってしまいました。












ミナミヤンマ羽化③
①を撮りに登っていく途中で見つけました。
割と早い段階で見つけたので①の次にたくさん撮れました。










ミナミヤンマ羽化④
①のすぐ下の蔓にぶら下がっていた雌です。
ちょっと暗いところだったのでいい感じで撮るのは難しかったです。
しかも羽化殻は蔓の反対側に付いていたので絵的にはイマイチですね。
①を撮っている間に飛んでしまいました。







ミナミヤンマ羽化⑤
上っている最中に見つけたときには既に黒くなり始めていました。
次に見に行ったら既に飛んでしまってました。


















シコクトゲオトンボ
四国固有種のこのトンボもミナミヤンマと同じく6月トンボです。
ヤマイトトンボ属というマイナーなグループのトンボで、
奄美や沖縄・八重山に複数の亜種がいます。







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アカシジミとミズイロオナガシジミ

2022-06-20 15:00:00 | 昆虫

6月に入ると春の昆虫が終わり夏の昆虫へと季節が移り変わります。
いろいろ撮りたいけど時間が全く足りずに時間だけが過ぎていきます。

6月上旬に案内してもらってミズイロオナガシジミとアカシジミをたくさん撮りました。













ミズイロオナガシジミ
林縁に新鮮な個体が2つ休んでいました。
少し大きい雌とちょっと小柄な雄でした。
何枚か撮っていると少し飛んで2頭ともイタドリの葉に留まりました。
割と撮りやすい場所だったのであれこれ撮っていると雌が翅を開いてくれました。
じっくり撮れてよかったです。










アカシジミ
割と広い範囲に数匹いました。
栗の花にも来ていたので粘って何とかいい角度の写真を撮りました。
どの固体も新鮮で綺麗でした。








ツバメシジミ
花に来ていたので数分立ち止まって撮りました。
やはり花で撮れるといい絵になりますね。






ゴイシシジミ
遊歩道の笹薮をひらひらと飛んでいました。
なかなか止まりませんでしたが何度か笹の葉に降りてくれました。
暗い所でしたが綺麗な碁石模様をしっかり撮れてよかったです。





ヤマトシジミ
シダに留まったのが見えたので通りすがりに少し撮りました。






テングチョウ
100頭ぐらい群れていて葉にもいっぱい留まっていました。
どれも越冬ではなく新鮮な個体でした。




オグマサナエ雌
池から少し離れたところにいました。
オグマサナエは雌も地面が好きなのであまり絵にはなりませんね。

半日でこれだけ撮れていい日になりました。






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貴重な高山蝶クモマツマキチョウ

2022-06-14 18:00:00 | 昆虫

5/28-29日に信州の扇沢までクモマツマキチョウを撮りに行きました。


































































クモマツマキチョウ
中部山岳に生息する高山蝶の1つでとっても貴重な蝶になります。
関東方面から黒部ダム・立山室堂への出発点となる扇沢駅周辺は、
クモマツマキチョウが車横づけで撮れる貴重な場所で、
シーズンになると多くの蝶々カメラマンが訪れます。

午前中は扇沢駅周辺や針ノ木林道の舗装道路を上下して蝶の留まる花を探します。
ポイントが広く蝶は飛んでばかりなので撮影はなかなか難しい感じです。
それでも、いくつか留まる花を見つけて待ち伏せ作戦で何とか撮影できました。
午前中は吸蜜時間も短く構えていないと撮り逃すこともあるので効率は悪いです。

午後からは柏原登山道の入り口のスミレで待機すると割と簡単に撮れました。
2時を過ぎると頻繁に花に来るようになり吸蜜時間も長くなります。
天気がいいと日暮れまでずっと光がいいので長い時間楽しめる感じです。


上のほうの写真はカキドオシでの吸蜜、
真ん中ぐらいの写真はタチボソスミレでの吸蜜、
下の方の写真は食草のミヤマハタザオでの吸蜜になります。
雌はほとんど撮れてないのでまた来年ですかね。
絞ってないので甘ピンもありますが動きモノもまあまあ撮れました。
2日間でたくさん撮ったのでたくさん載せておきます。




おまけショット


ツキノワクマ
角を曲がると30mぐらいのところにいました。
置き物?と思ったら動いたのでびっくりしてゆっくり下がりました。
50mぐらい離れてじっと観察をして、思い直して少しだけ撮影しました。
大きかったしちょっと怖かったですが大丈夫でした。






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クロサナエの生息地

2022-06-10 16:00:00 | 昆虫

ムカシトンボの餌場ではクロサナエがたくさん羽化していました。
















クロサナエ羽化
気づいたときにはもう翅を開いている個体が多く飛び立ち始める個体もありました。
4頭羽化していたので広範囲で探すとかなりの数が羽化していました。
羽化したてのトンボの翅は不透明感があり繊細で美しいですね。










クロサナエ雄
付近では成熟したクロサナエの雄もいくつか見られました。
陽が照ると高い所から舞い降りてきて葉や岩の上に留まります。
そして、陽が陰ると飛び上がって姿を消します。

人の動きにも敏感でちょっとでも動けば飛び上がって行方不明になります。
動かずじっとしていれば数分後にまた降りてくるのですが、
いい角度で撮ろうと動くとまた舞い上がる感じです。
たまたま、何度かは動かなくても撮れる位置に降りて来てくれたので、
近くでまずまずの写真を撮ることができました。



おまけショット
クロサナエと同属のダビドサナエも少し下流で撮れたので一緒に載せます。





ダビドサナエ
クロサナエに比べて腹部の黄色が目立つので第一印象でだいたい分かりますが、
決定的に違うのは首の付け根の左右にある黄斑があることです。
胸部黒条も少し曲がっているので慣れれば間違いません。
雄の尾部付属器の開きが大きいのもダビドサナエの特徴ですね。
基本的にダビドサナエのほうが明るい場所にいる感じです。
同属のモイワ3亜種は付属器の形状が違うのですが基本的に生息地で見分けます。




ダビドサナエ属3種2亜種+ヒメクロサナエの見分け方
①ダビドサナエ;胸側黒条2本、左右の首の付け根に黄斑、渓流に生息
②クロサナエ;胸側黒条2本、尾部の黄色は目立たない、渓流に生息
③モイワサナエ;胸側黒条1.5本、北海道から中部までの湿地に生息
 亜種ヒラサナエ;胸側黒条1.5本、主に近畿地方の日本海側の湿地に生息
 亜種ヒロシマサナエ;胸側黒条1.5本、主に広島と島根の山中の湿地に生息
④ヒメクロサナエ;胸側黒条1.5本、胸部前面中央にある黄色の細条が下の黄色と繋がる






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ムカシトンボの生息地

2022-06-06 16:00:00 | 昆虫

この春は兵庫県の山奥にムカシトンボを探しに行きましたが、
なかなか見つけることができずにいたところ、
滋賀県の産地を教えていただいたので行ってみました。
























ムカシトンボ
山の中に流れる細流に日当たりのいい場所があって細かい虫がいっぱい飛んでいました。
ムカシトンボは下流から飛んできてこの場所で虫を捕食し高く舞い上がってまた下流へと飛んで行きます。
この場所はムカシトンボのいい餌場になっていました。

朝9時ぐらいから飛び始めてピークは11時ごろな感じです。
1時を過ぎると数が少なくなり2時には姿を見なくなりました。
見る限りほとんどが雄で雌は早い時間か遅い時間に少しだけでした。

ムカシトンボは虫を捕食したときに稀に木の枝や葉の上に留まりますが、
だいたいは、ほとんど止まらず高速で飛んで行きます。
じっくり待っていると稀に葉の上に水平に降りることもあります。
産卵を探しましたが上流は途中で枯れ沢になっていて気配なしでした。
来年は羽化と産卵をじっくりと探したいなと思います。







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