ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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台湾・大雪山のミカドキジ/帝雉ペア

2025-01-26 16:00:00 | 野鳥-台湾

1月1日に台湾の大雪山国家森林遊楽区で撮ったミカドキジ/帝雉です。
50枚以上の写真をおよそ撮った順に載せています。



















































ミカドキジ/帝雉/Mikado Pheasant
ミカドキジは台湾の1000元札にもデザインされている台湾固有種で台湾を象徴する鳥の1つです。
ヤマドリのなかまで体色は紺色、翼帯や尾羽は紺と白の斑模様、顔には赤い肉ヒダあります。
主に2000m以上の高山に生息し日本統治時代に新種登録され明治天皇に因んでミカドキジと名付けられました。
台湾国鳥はヤマムスメですがこのミカドキジも国鳥級の扱いをされ手厚く保護されています。
大きさやフォルムは日本のヤマドリと同じですが、紺赤白の3色が台湾国旗を連想させていいですね。

ミカドキジのペアは大雪山の終点50km地点にある小雪山旅遊資訊站(標高2560m)の前をウロウロしていました。
5月に撮ったのと同じペアのようで人のことをあまり気にせず草を食べていました。
小雨の降る中での撮影でしたが結構長い時間ゆっくりしてくれたのでたくさん撮ることができました。
基本的に雄が先導し雌が後に続くような感じで行動していました。
ときどき、雌雄が並ぶので何とかいいショットを撮りたかったんですが、
よく動くのとズームレンズの解像度のなさと甘ピンに苦労しました。

まあそれでも、10時から12時半までの長時間撮影で並んだりもしてくれたのでよかったと思います。
聞けば数日見られない日が続いていたらしくこの日は久しぶりの出現のようでした。
去年の5月に撮ったサンケイとミカドキジも載せておきます。
2024.5月のブログ記事台湾固有種のサンケイ/藍腹鷴とミカドキジ/帝雉





フォトチャンネルです。























近くで撮れたアリサンヒタキ/栗背林鴝

2025-01-22 18:00:00 | 野鳥-台湾

大雪山国家森林遊楽区の台湾固有種アリサンヒタキです。














アリサンヒタキ/栗背林鴝/Collared Bush Robin
紺色に白い眉斑・赤い前掛けと黄色い腹部が特徴の可愛らしいヒタキです。
標高1500m以上の高山に生息する台湾を代表する野鳥で台湾で必ず撮りたい鳥の1つになります。

大雪山では35kmのゲート辺りから多く見られ単独またはペアで行動しています。
生息数は多いようで車を走らせていると道路際でチラチラ見られます。
終点50kmの小雪山旅遊資訊站の建物周辺に雄がいて愛想よく水浴びも見せてくれました。
天池の周りに複数の雄と神木に行く裏手の駐車場にペアがいて雌も何とか撮れました。

和名のアリサンヒタキは阿里山に因んでいて台湾のバーダーさんも単に阿里山鶲と呼ぶことが多いです。
阿里山は台湾最高峰の玉山(日本統治時代の新高山3952m)にアクセスする中継地で有名な観光地です。
ちなみに玉山の登山口の塔塔加も有名な探鳥地で過去にモリフクロウを撮ったことがあります。

去年の5月に撮ったアリサンヒタキも載せておきます。
2024.5月のブログ記事台湾・大雪山のアリサンヒタキ/栗背林鴝(阿里山鴝)





大雪山などの高山で必ず出会えるキンバネホイビイです。















キンバネホイビイ(タイワンキンバネガビチョウ)/金翼白眉/White-whiskered Laughingthrush
高山鼠と呼ばれるように地面をピョンピョン跳ねて動き回る可愛らしい鳥です。
結構大型で警戒心が皆無なため誰でも簡単にすぐに撮れるので、
台湾固有種の割にありがたみはない感じになります。
弁当を食べていると寄って来て蓋に付いている米粒を食べたりするので注意が必要です。








ホシガラス/星鴉/Spotted Nutcracker
台湾産のホシガラスで大雪山の終点などの高山で周年見られます。
日本のホシガラスとは亜種違いで白点は首から上だけで明るい茶色が目立ちます。
やはり松の実が主食のようで木陰で食べていました。





フォトチャンネルです。























台湾・大雪山の山桐子に来るタイワンシジュウカラ/黄山雀とミミジロチメドリ/白耳畫眉

2025-01-19 16:00:00 | 野鳥-台湾

台湾・大雪山21kmの人気者タイワンシジュウカラです。













タイワンシジュウカラ/黄山雀/Yellow Tit
背面と目筋が黒色で腹部と顔面が黄色、冠羽が立ち後頭部の先端が白くなるのが特徴です。
台湾固有種で台湾を代表する野鳥の1つで台湾の野鳥図鑑の表紙にもなっています。
シジュウカラと言うよりはお腹の黄色いヒガラと言った感じになります。
台湾の中低山から高山に生息していて割と希少種になるかと思います。

タイワンシジュウカラは素早く動き止まらないので撮影が大変です。
それに、綺麗で可愛らしくそこそこ珍しいので台湾でも大人気です。
ヤブムラサキの実を食べに1回、山桐子の実を食べに1回やって来ました。
小さくてよく動くので撮るのに苦労しましたが何とかいい感じで撮れたと思います。





山桐子にはミミジロチメドリもたくさんやって来ました。



















ミミジロチメドリ/白耳畫眉/White-eared Sibia
白い耳飾りと紺色の背面、茶褐色の腹面が特徴の台湾固有種で中低山の普通種になります。
割と大型のチメドリでピピピチューと啼きながらいつも集団で行動しています。
山桐子ではチャバラオオルリの次に多くやって来るイメージです。
夏場は警戒心が強い鳥なんですが冬の山桐子の実ではじっくり撮らせてくれます。
啼き声が可愛らしく見栄えもいいのでついついたくさん撮ってしまいます。




山桐子に来たその他の小鳥たちです。


メジロチメドリ/繡眼畫眉/Grey-cheeked Fulvetta
灰色地で背面は褐色、目の周りが白い小型のチメドリです。
山地に生息する台湾固有種で数は多く普通種になると思います。
カラ類との混群でやって来て落ち着きがなくほぼ止まらないので、
撮影には集中力が必要になります。







カンムリチメドリ/冠羽畫眉/Taiwan Yuhina
白地で顔面は隈取り模様、羽冠の前面は赤褐色、背面は褐色の小型のチメドリです。
こちらも山地に生息する台湾固有種で普通種になります。
数羽で集団行動を取り定期的に実を食べにやって来るので待っていれば撮れます。
5月に行ったときには桜の実でたくさん撮りましたが今回は少しだけ撮れました。
チーチーと可愛らしい声で啼くのでチメちゃんと呼んでいます。

1.2枚目と3枚目は撮った日にちが違うのですけど同じ枝で同じ向きですね。
黒く熟した山桐子の実を選んで食べているようです。





キバラシジュウカラ/青背山雀/Green-backed Tit
日本のシジュウカラのお腹を黄色くした感じの台湾固有亜種です。
大きさや行動は日本のシジュウカラと同じで普通種です。
中低山から高山の鳥ですが冬場は平地でも撮れます。
今回はタイワンシジュウカラとの混群でやって来ました。





フォトチャンネルです。























台湾・大雪山の山桐子とタイワンツグミ/白頭鶫とゴシキドリ/五色鳥

2025-01-16 16:00:00 | 野鳥-台湾

年末年始の台湾の写真の続きです。
大雪山の山桐子に来る希少種タイワンツグミです。






タイワンツグミ/白頭鶫/Taiwan Thrush
この21kmの山桐子にはタイワンツグミが定期的にやって来ました。
警戒心が強くて1粒食べるとすぐに谷に消えていくので油断していると全く撮れません。
運よく3回ぐらいチャンスがあり何とか撮れたかなという感じです。
OLYMPUSのOM-1の鳥認識は白や黒に弱くあまり認識しません。
なので、撮れているつもりでもややピントが甘く惜しい写真が多かったです。

タイワンツグミは台湾名の通り頭が白い台湾固有種のツグミです。
(いつの間にか固有亜種から固有種に昇格し英名もIsland ThrushからTaiwan Thrushに変更)
中低山に生息する希少種で撮影難易度は高い方になります。
タイワンツグミがやってくると台湾のバーダーさんにも緊張感が走っていました。
今年の山桐子は大当たりだったようで何よりです。

追記;2016年の夏に渓頭で撮ったタイワンツグミの営巣地の写真です。


2016.7.8のブログ記事頭の白い本場タイワンツグミ
このときはBORGで撮っていたのでMFのピント合わせが難しく苦労しました。
雄は頭が真っ白の完璧君で、雌は愛想よく近くで結構撮れました。
この記事では英名はIsland Thrushになっていますが今は台湾固有種Taiwan Thrushですね。




ゴシキドリは台湾ならどこにでもいる感じです。













タイワンゴシキドリ/五色鳥・臺灣擬啄木/Taiwan Barbet
緑地に赤黄青黒が配色された美しい台湾固有種です。
ゴシキドリは一度来ると長居してくれるのでいくらでも撮れます。
ちょっと太くてひょうきんな顔をしていますが一応キツツキのなかまです。
台湾のバーダーさんにとっては平地から高山までどこにでもいる普通種です。
光が当たると綺麗に色が出て美しく輝きますね。

ちなみに、タイワンギシキドリは旧ゴシキドリ(大陸種)の台湾亜種とされていましたが再分類され独立種となっています。
台湾名も五色鳥から臺灣擬啄木になりましたがみんな単に五色鳥と呼んでいます。
英名はBlack-browed barbetからTaiwan Barbetに、学名もPsilopogon oortiからPsilopogon nuchalisになっています。

次回も山桐子に来る野鳥が続きます。





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台湾・大雪山の山桐子とチャバラオオルリ/黄腹琉璃

2025-01-11 19:00:00 | 野鳥-台湾

年末年始は台湾でゆっくり過ごしていました。
まずは大雪山の山桐子(イイギリの実)に来る小鳥たちから載せていきます。


































チャバラオオルリ/黄腹琉璃/Taiwan Vivid Niltava
山桐子に来る鳥で一番多いのはこのチャバラオオルリです。
日本のオオルリのお腹を橙色にした感じで大きさもオオルリです。
どう見ても橙腹で茶腹じゃないので和名のチャバラはセンスないなぁと感じます。
もうちょっといい和名があったのでは?と思います。
腹のオレンジ色が喉元で逆V字に食い込むのが特徴です。

大雪山の山桐子は21kmと23.5kmが有名ですが今回は21kmで撮りました。
ここは午前中は斜光から逆光で、午後から光がよくなってきます。
特に晴れの日は午後からでないと撮影は難しいですね。
曇りの日なら朝から何とか撮れますが霧もよく出るので背景が難しくなります。

チャバラオオルリは待っていれば定期的に5.6羽ずつやってきて簡単に撮れます。
近いのも遠いのも時間の許す限り無限に撮れますが全く飽きません。
雌は日本のオオルリ雌とそっくりで地味なオリーブ色をしています。
雄はやっぱり綺麗でいいところに留まったらカメラを向けてしまいます。
実を食べるときはホバリングをするのですがブレるので狙えませんでした。
晴れの日も曇りの日も撮りましたがどちらの写真も甲乙つけ難くいい感じですね。

ちなみに、台湾のチャバラオオルリは大陸種の亜種から分離され台湾固有種になっています。





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謹賀新年

2025-01-01 21:00:00 | 野鳥-台湾

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

タイワンシジュウカラ/黄山雀
年末年始は台湾で過ごしています。
元日に山桐子(イイギリ)の実でタイワンシジュウカラを撮りました。
ブログは帰国後ゆっくりとUPしていきます。




台南・官田のレンカク/水雉

2024-06-04 16:00:00 | 野鳥-台湾

台南の山奥でヤイロチョウを撮ったあと昼から官田のレンカクを撮りに移動しました。
今回は官田水雉生態教育園区の施設内(昼からは逆光)ではなく普通の民家に隣接する蓮池で撮りました。





























レンカク
晴天ギラギラの車内撮影だったのでなかなか思うようにはなりませんでしたが、
ピンク色の蓮が綺麗に咲いている中でそれなりに撮れたかなと思います。
距離が遠くて蓮の背が高く被りや逆構図もままあります。
それでも、夏羽のレンカクを蓮の花で撮れたのは台湾ならではでよかったです。
長い尾羽と首の金色がやはり美しいですね。

OM-1と300mmF4に1.4倍のテレコンを付けると止まり物は相当いいのが撮れます。
しかし、1.4倍テレコンではAFが追い付かず飛翔はムリですね。
飛ぶ前にテレコンを外せればいいのですがなかなか、、、。






フォトチャンネルです。
































台南で営巣中のヤイロチョウ/仙八色鶫

2024-05-31 16:00:00 | 野鳥-台湾

台湾旅行の記事も終盤になってきました。
5/4-5日は台中に泊まりましたが早朝から台南まで走ってヤイロチョウを撮りました。














ヤイロチョウ/仙八色鶫
9時ぐらいに竹藪の高いところで大きな声で囀ってから向かい側の竹に堂々と登場してくれました。
すぐに手前に飛んで来て数分間ゆっくりと目の前をウロウロしてくれました。
ただ、思いのほか近すぎて構図がどうにもなりませんでした。
まあ、逆にトリミングしても毛の1本1本が精彩に描写できるのでコレはコレでアリですが。
その後、また竹に飛んでから川床を歩いて去っていきました。

もう1回出てくれるのを待ちましたが1回切りで昼を過ぎるまで出ませんでした、
なので、13時に泣く泣くレンカクを撮りに移動しました。







フォトチャンネルです。
































台湾・杉林渓のカワビタキ/鉛色水鶫の親子を飽きるまで撮る

2024-05-28 16:00:00 | 野鳥-台湾

台湾・杉林渓のカワビタキです。
杉林渓の滝の下で巣立ったばかりのカワビタキの親子を見つけました。
3羽の雛が前日かこの日の朝に巣立ったようで目の前で餌渡しをじっくり撮れました。
シロクロヒタキを撮ったあとの後半は薄曇りの中やや斜光での撮影になりました。



















カワビタキ
午前中は太陽ギラギラの中で露出や光線に苦労しながら撮りました。
親子の餌渡しは永遠に撮り続けても飽きない感じで時間の許す限り堪能しました。
十分に撮ってから本命のシロクロヒタキを探しに移動しました。













































カワビタキ
シロクロヒタキを撮ったあと、午後から再度カワビタキを堪能しました。
午後からは曇りになってやや逆光気味ながらもいろいろ撮れました。
SSが足りずに尾が止まっていない写真もありますね。
最後、枝に雛が2羽並んでくれたのがよかったです。
直後に遠くに飛んで雨も降ってきたので終了となりました。







フォトチャンネルです。
































台湾・杉林渓のシロクロヒタキ/小扇尾

2024-05-25 19:00:00 | 野鳥-台湾

台湾・杉林渓で撮ったシロクロヒタキです。























シロクロヒタキ/小剪尾/Little Forktail
台湾でこの可愛らしいForktailをいいロケーションで確実に撮れるのはやはり杉林渓になります。
台湾特産亜種シロクロヒタキはやや開けた水量の豊富な渓流に生息していています。
今回は杉林渓の滝から下流にある遊歩道の川床で撮りました。
じっと動かずに待ち伏せしていると何度か目の前にやって来てくれました。
Forktailの名の通り尾羽を振り振り暗い川床を歩くのでSSが遅くてなかなか止まった写真が撮れません。
来る度にカワビタキに追われて飛んで逃げていましたが、
この場所が好きみたいで15-30分ぐらいで戻って来て同じ岩やコケを順に突いていました。
ちょっと粘って撮ったので、まずまずの写真にはなったかなと思います。
次は親子の写真を撮りたいなと思います。

シロクロヒタキの台湾亜種は標高600mぐらいの低山から3000mの高山にかけて生息しています。
大陸亜種は中国からヒマラヤにかけての標高2000m~2500mの山地に生息しています。
Forktailの中では尾羽が一番控え目な感じですが独特の可愛らしさがあっていい鳥ですね。




動画も上げておきます。

シロクロヒタキの水浴び




シロクロヒタキの羽繕い・羽根伸ばし






フォトチャンネルです。
































台湾・大雪山のアリサンヒタキ/栗背林鴝(阿里山鴝)

2024-05-22 16:00:00 | 野鳥-台湾

台湾・大雪山国家森林遊楽区のアリサンヒタキです。












アリサンヒタキ/栗背林鴝(阿里山鴝)
台湾固有種で阿里山に多く生息することから名づけられました。
紺色の背中に首の赤色が鮮やかで白い眉斑が特徴の美しいヒタキです。
ちょうど営巣中だったみたいで餌を咥えて目の前をウロウロしてくれました。






キバラシジュウカラ/青背山雀
お腹の黄色いシジュウカラで台湾では割と普通種になります。
目の前で長く囀っていたので何か言いたかったのかなと思います。






シマドリ/紋翼畫眉
台湾固有種でタケドリに比べると普通種になります。









タイワンキンバネガビチョウ/臺灣噪眉 (金翼白眉)
台湾の高山ではよく見かける大型のガビチョウです。
旧名キンバネホイビイのほうが慣れていて呼びやすいです。
ネズミのように地面を這い回って餌を探すので高山鼠とも呼ばれているそうです。
実際、弁当を食べていると蓋に付いた米粒を食べようと足元までやって来ました。
高山の鳥の特性なのか人を恐れる様子はなく逆に餌をもらえると思っている感じで逞しい限りです。












カンムリチメドリ/冠羽畫眉
35kmゲート駐車場では寒緋桜の実が実っていてカンムリチメドリが何度も来てくれました。






フォトチャンネルです。
































台湾固有種のサンケイ/藍腹鷴とミカドキジ/帝雉

2024-05-19 17:00:00 | 野鳥-台湾

台湾で撮ったサンケイとミカドキジです。
サンケイは低山から高山の中腹に生息し、
ミカドキジは高山の山頂周辺に生息しています。

















サンケイ(藍腹鷴)@坪林
藍色と白色の対比が美しい台湾固有種のキジのなかなです。
フサフサの尾羽が貫録十分で見ごたえがあります。
台湾では手厚く保護されていて個体数も回復傾向にあるとのことです。
台北と宜蘭の間にある坪林で今回十分撮れました。










サンケイ(藍腹鷴)
大雪山国家森林遊楽区35kmゲートの個体です。
雄単独かと思ったら目線の先にやはり雌がいました。
40-150mmを手持ちで撮っているのでSSは1/6~1/4ぐらいです。















ミカドキジ(帝雉)
霧とともに姿を現す神出鬼没の台湾固有種の高山キジです。
どちらかと言えば日本のヤマドリに体型は似ています。
今回は大雪山国家森林遊楽区の終点50kmの観光案内所付近で見ることができました。






おまけショット




テッケイ/台湾竹雞
コジュケイよりやや大きく黒い感じの鳥です。
いつもは速足で駆け抜けるのになぜかスローモーションでゆっくり歩いていました。








フォトチャンネルです。
































台湾・金門島の野鳥~ヤツガシラ/戴勝とアオショウビン/白胸翡翠など

2024-05-15 16:30:00 | 野鳥-台湾

台湾・金門島で撮ったヤツガシラとアオショウビンです。

金門島は中国大陸のアモイ/厦門に隣接した台湾の領土で、
歴史的には蒋介石が台湾に渡るときの拠点となった島でもあります。
風土的には大陸そのもので金門牛と高粱酒が有名です。

今回の金門島は天気が不安定でアレもコレもというわけには行きませんでしたが、
何とか最低限の収穫はあったかなという感じです。
やっぱり2泊3日じゃ時間が足りませんでした。
















ヤツガシラ
金門島のあちこちで見かけましたが撮るとなるとそれなりに難しいです。
今回は草を刈っているところが少なかったのでいいシーンは少なかったです。
山后民族文化村園区の壊れた屋根瓦で営巣をしていたのが面白かったです。








アオショウビン
数年前に来た時に営巣していた土壁をチェックしてみると今年も営巣中でした。
雨の中、少し待って車内から止まり木の写真を撮れたのがよかったです。
やはり背中の青色が美しいですね。







ルリオハチクイ(旧名ハリオハチクイ)
士校路の青年農荘ではブラインドを張って安全に撮影できるようになっています。
天気が悪かったので少しの滞在だけでしたが何とか撮れたかなという感じです。







アカガシラサギ
サギの中では警戒心が強いほうになります。
堰堤で魚を狙っていたのを雨の中、車内から撮りました。







セイタカシギ抱卵中
慈湖サンクチュアリでセイタカシギが抱卵中でした。
ここでは留鳥になるのかと思います。







クビワムクドリ
割と大型のムクドリです。
地面なので大した写真にはなりませんでした。






マミジロツメナガセキレイ
大雨で田んぼが水浸しになっていてツメナガセキレイ3種が群れていました。





タカサゴモズ
金門島は特にタカサゴモズが多い感じです。
黒いのが見られなかったのが残念ですが見るのはたくさん見ました。





ベニバト
ひと目10羽とか20羽とかで電線に留まっているのですが、
人工物は撮っても仕方がないのでスルーしました。
いい枝に留まってくれたらよかったんですが。





オオバンケン
大型のカッコウ類ですが神出鬼没で空抜けのこんな写真しか撮れませんでした。
金門島での野鳥撮影は基本的に車内からになるのでいろいろ厳しいです。





カササギ
カササギはボール状の丸い巣をつくります。
全部空抜けなので撮りませんでしたがたくさんいました。









フォトチャンネルです。





























台湾で一番美しい鳥~ヒゴロモ/朱鸝

2024-05-12 16:00:00 | 野鳥-台湾

GWは久しぶりの台湾旅行でした。
天気が不安定で撮れた種類は少なかったのですが、
じっくり狙ったのでいい感じの写真は撮れたかなと思います。

まずは台湾で一番美しい鳥と言われているヒゴロモからどうぞ。


































ヒゴロモ@宜蘭
コウライウグイスの赤バージョンのような感じの大型の鳥です。
赤黒の色合いと白いアイリングが特徴で割とひょうきんに見えます。
里山や渓谷に生息していて宜蘭・花蓮・台東などの太平洋側に多い感じです。
台北近くでは烏来瀑布辺りで狙えるかと思います。

いつもは雄がよく撮れるのですが今回はなぜか雌が多かったです。
雄は鮮やかな赤黒なんですが雌は少し色が煤けていてお腹は白黒のゴマ模様です。
雌が2羽で縄張り争いをしていて、あんたら営巣どーなってるん?って感じでした。
今年の台湾の野鳥は全体的に少し遅れ気味なのかも知れませんね。
まあ、せっかくなので貴重な雌をたくさん撮りました。


今回の台湾は台北から宜蘭→金門→大雪山→杉林渓→台南→台北と回りました。
主な狙いは以下の通りです。
①宜蘭;ヒゴロモ・ヒメオウチュウ・ヒメフクロウ
②金門島;ルリオハチクイ・ヤツガシラ・アオショウビン・ヒメヤマセミ
③大雪山;アリサンヒタキ・サンケイ・ミカドキジ
④杉林渓:シロクロヒタキ・カワビタキ
⑤台南;ヤイロチョウ・レンカク
⑥台北;ゴシキドリ
結論から言うと、ヒメフクロウとヒメヤマセミのお姫様2種は外してしまいましたが、
他は十分撮れたかなという感じです。
ただ、それ以外のおまけ的な諸々の収穫が少なかったです。




おまけショット



ヤマムスメ/台灣藍鵲(山娘仔)
台湾固有種&台湾国鳥の尾の長いカラスですね。
ぐちゃぐちゃの中で営巣してました。






フォトチャンネルです。




























台湾の山で山桐子/イイギリの実を食べに来る野鳥いろいろ

2016-10-15 20:30:00 | 野鳥-台湾

仕事が忙しいので在庫写真が続きます^^;

冬に台湾の山に実る山桐子/イイギリの実に来る野鳥いろいろです。
11月になると台湾の山々に山桐子の実が赤く色づき始めます。
12月末~1月ぐらいになると実は黒く熟し野鳥の食堂となります。

チャバラオオルリ・ゴシキドリ・カンムリチメドリは以前に載せているので、
今回はそれ以外の山桐子の実に来る野鳥を紹介します。




クロヒヨドリ/黒鵯
クロヒヨドリの群れは山桐子の実のほぼ天辺に降りて来ます。
警戒して下の方には来ないので距離をとって空抜けにならないように撮りました。
休憩中は寒緋桜の低い枝にいたので物陰から近くで撮れました。
クロヒヨドリは台湾固有亜種ですが普通種なのであまりカメラを向けませんが、
花や実絡みで撮ってみると結構いい感じですね。







タイワンオナガ
このタイワンオナガも台湾固有亜種の普通種です。
カラスのなかまなので声が上品ではありませんが、
遠目からだとまあまあ絵になりますね。






キバラシジュウカラ
近い写真は撮っているので敢えて遠くから狙ってみました。
日本のシジュウカラより標高の高いところに分布いていて、
どちらかと言えば山の鳥という感じです。








アカハラ
10羽ほどが群れで実を食べに来るのには驚きました。
日本でも石垣島や西表島ではアカハラが群れているのを見たことがありますが、
それより密度は高く集団行動をしているのには驚きました。





シロハラ
アカハラに混じってシロハラも来ました。
普通種ですが赤い実と一緒に撮れると嬉しいですね。






トラツグミ
警戒心の強いトラツグミは低い枝にちょっとだけ来ました。
ひと際大きいのですぐにトラツグミだとわかります。



山桐子に来る野鳥の撮影は大雪山23Kmの賞鳥平台が有名ですが、
上の写真は阿里山麓の石棹にあるお茶屋さんにおじゃまして撮っています。
あいにくの雨降りでしたが軒下のベンチに座ってのんびりと楽しく撮影できました。
※キバラシジュウカラの写真は大雪山・賞鳥平台で撮影。






フォトチャンネルです。
花火・アオバト・チゴハヤブサなど~2016夏


ハリオハチクイ・ヒメヤマセミなど~台湾・金門島の野鳥


サンコウチョウ・オオタカなど~夏の野鳥2016


ヒメフクロウ・タイワンツグミなど~台湾の野鳥2016


アカヒゲ・ルリカケスなど~奄美大島の野鳥2016


ハダカハオコゼ・コブシメ産卵など~奄美大島ダイビング2016


ヨタカ・キジなど~2016春


アリスイ・オジロビタキなど~春の野鳥2016


ヤンバルクイナなど~沖縄・奄美の生き物2016


アオショウビン・ヒメヤマセミなど~台湾の野鳥2015-16


ギンザンマシコ・コミミズクなど~冬の野鳥2015-16










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