ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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クロサナエの生息地

2022-06-10 16:00:00 | 昆虫

ムカシトンボの餌場ではクロサナエがたくさん羽化していました。
















クロサナエ羽化
気づいたときにはもう翅を開いている個体が多く飛び立ち始める個体もありました。
4頭羽化していたので広範囲で探すとかなりの数が羽化していました。
羽化したてのトンボの翅は不透明感があり繊細で美しいですね。










クロサナエ雄
付近では成熟したクロサナエの雄もいくつか見られました。
陽が照ると高い所から舞い降りてきて葉や岩の上に留まります。
そして、陽が陰ると飛び上がって姿を消します。

人の動きにも敏感でちょっとでも動けば飛び上がって行方不明になります。
動かずじっとしていれば数分後にまた降りてくるのですが、
いい角度で撮ろうと動くとまた舞い上がる感じです。
たまたま、何度かは動かなくても撮れる位置に降りて来てくれたので、
近くでまずまずの写真を撮ることができました。



おまけショット
クロサナエと同属のダビドサナエも少し下流で撮れたので一緒に載せます。





ダビドサナエ
クロサナエに比べて腹部の黄色が目立つので第一印象でだいたい分かりますが、
決定的に違うのは首の付け根の左右にある黄斑があることです。
胸部黒条も少し曲がっているので慣れれば間違いません。
雄の尾部付属器の開きが大きいのもダビドサナエの特徴ですね。
基本的にダビドサナエのほうが明るい場所にいる感じです。
同属のモイワ3亜種は付属器の形状が違うのですが基本的に生息地で見分けます。




ダビドサナエ属3種2亜種+ヒメクロサナエの見分け方
①ダビドサナエ;胸側黒条2本、左右の首の付け根に黄斑、渓流に生息
②クロサナエ;胸側黒条2本、尾部の黄色は目立たない、渓流に生息
③モイワサナエ;胸側黒条1.5本、北海道から中部までの湿地に生息
 亜種ヒラサナエ;胸側黒条1.5本、主に近畿地方の日本海側の湿地に生息
 亜種ヒロシマサナエ;胸側黒条1.5本、主に広島と島根の山中の湿地に生息
④ヒメクロサナエ;胸側黒条1.5本、胸部前面中央にある黄色の細条が下の黄色と繋がる






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