南ヨーロッパは、厳しい熱波、煽られる野火、水不足に捕らえられている。うだるように暑い熱をマップ化するために、コペルニクス・センチネル3A衛星からの情報が使われた。このマップは、2017年8月7日の、普段の出来事ではない摂氏40度を超える地表の温度を示している。ローマ、ナポリ、フローレンス、サルデーニャ、シシリーを含むイタリアの多くが高温に襲われた。多数の町と都市が健康への最大の熱波の警報を出し、イタリア人達はこれを熱波の「魔王(Lucifer)」と適切に呼んだ。最高温度は、スペイン、ポルトガル、バルカン諸国、ギリシャでも記録された。野火や水不足とともに、これらの熱はいくつかの観光名所の閉鎖、健康被害、いくらかの死さえもたらし、干ばつが収穫を脅かしている。このマップは、この衛星の、海と地表温度放射計からのデータを使っている。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<お知らせ>: 日本時間8月12日土曜日13時40分に予定された準天頂衛星みちびき3号機の打上は、ロケットの推進系統に確認を必要とする事項が生じたため、遅延の上中止になりました。次回打上日時は未定です。決まり次第お知らせします。