ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3A衛星は、ハリケーン・ハービーが米国テキサス州に接近したときの、2017年8月25日 04:06 GMT の嵐のトップの温度に遭遇した。海の上12~15キロメートルほどの最も上の雲の明るさの温度は、嵐の目の近くが摂氏約マイナス80度から端の約20度に亘っている。ハリケーンは衛星によってのみ追跡することができる自然の力の一つであり、最新のイメージを提供できるので、いつ予防の処置をとるべきかを判断し得る。衛星は、嵐の広さ、風速や経路、例えば雲の厚さ、温度、水と氷の含有などの情報を集める。センチネル3の海・地表温度放射計は、九つのスペクトルの帯と二つの視野角で地球の地表・表面から放射しているエネルギーを測定している。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
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<ひとこと>: ハリケーン・ハービーは米国で猛威を振るった嵐。左は国際宇宙ステーションの窓からみたハービー(2017.8.25)。