金星は、その濃い雲の下に何が見えるのだろう? これらの雲は、地上の天文学者達の強力な望遠鏡の目からさえ、この惑星の表面を隠している。しかしながら、1990年代初期に、NASAの金星軌道を周るマゼラン宇宙船は、レーダーイメージを使って金星の表面からベールを剥がし、この惑星の表面の壮観な高解像度イメージをつくることができた。このマゼラン・レーダー・データのコンピュータ生成写真の中で使われている色は、 ソビエトのベネラ13号と14号着陸船 によって送られた、金星の表面からのカラーイメージに基づいている。中央を横断して走っている明るいエリアは、アフロディテ・テラ(Aphrodite Terra)として知られる金星で最も大きな高地領域を表している。左の金星は、比較のために右に示されている地球とほぼ同じ大きさである。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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