米国の商用貨物船シグナスは、いくつかのキューブ衛星を複数の軌道に配備する拡張ミッションの後、2月25日に軌道を離脱し、太平洋上で燃え尽きるために地球の大気に入る予定である。去る2月8日、地上の管制官達が、遠隔操作で、係留されていた国際宇宙ステーションのユニティモジュールの地球に面するポートから貨物船のボルトを外した後、NASAの遠征58アン・マクレインとカナダ宇宙局のデイビッド・サン‐ジャックが、貨物船を切離すためにロボットアームを使った。この商用補給サービス契約ミッションは、遠征58が科学調査を行うための、何十もの新しい調査機器を届けた。新しい実験には、3Dプリントおよびリサイクル、星くずからの天体創造シミュレーションなどがある。インストールされた3Dプリンターは、廃棄されたまたは以前につくられた不要のプラスチックを再利用する長期の宇宙飛行のための実証実験である。コンドリュール構成実験は、シミュレートされた高エネルギー、低重力環境で、惑星、月、その他のオブジェクトが、どのように宇宙で形成されるかを調査する。シグナスは、NASAとの10回目の商用補給ミッション契約で昨年11月17日に打上げられ、11月19日にステーションに着いた。
<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station BLOG)」
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