暗黒物質は目には見えないが、宇宙の質量の大部分を構成し、その下にある構造をつくっている。暗黒物質の重力は通常物質(ガスやダスト)を駆動し、星達や銀河達をつくりあげる。暗黒物質を見ることができないが、天文学者達は、暗黒物質を含む大規模な銀河の集団の重力が、その集団の後ろにある遠い銀河達の光をどのように曲げまた歪めるかを観測することによって、その影響を検出することができる。このイメージで見られるように、大きな銀河集団は、暗黒と通常物質を含んでいる。その全素材の巨大な重力は、集団の周りの宇宙を歪め、集団の後ろにあるオブジェクトからの光を歪め拡大する。この現象は重力レンズと呼ばれる。このスケッチは手前の集団の重力レンズに起因する遠い銀河からの光の通り道を示している。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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