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<今日のテーマ>: 夜の朝鮮半島
国際宇宙ステーションに搭乗していた宇宙飛行士が、夜間の光の分布を示す朝鮮半島の写真を撮った。北朝鮮はこの半島の上部にあり、夜間の明かりはほとんどない。対照的に、韓国は半島の下部にあり、多くの様々な都市からの灯を放っている。半島の両側の海は非常に暗く見えるが、雲が光を反射しているところもある。
最大かつ最も明るい都市の灯の集まりは、黄海の海岸に位置する人口967万人の韓国の首都ソウルである。北朝鮮に見えるのは、人口316万人の首都平壌と、中央の揚徳(ヤンドク)の二つだけである。
ソウルのすぐ北の、黄海から日本海まで半島を横切る細い光の線は、北朝鮮と韓国の間の非武装地帯(DMZ)を示している。この境界は、1953年に国連によって設立され、幅は約4キロメートル、長さ250キロメートルである。
街の灯の明るさと広がりの違いは、人口規模(韓国が約 5,200 万人、北朝鮮が約 2,600 万人)と、両国の都市開発の程度の違いを示している。この夜間照明のイメージは、経済や国内総生産(GDP)の研究にも使用されている。1960年代以降のダイナミックな産業成長によって、韓国は、シンガポール、台湾、香港と並ぶ、アジアの4大国の一つと呼ばれている。この宇宙飛行士の写真は、2024年1月24日に、ニコン D5 デジタルカメラで、焦点距離 24mm で撮られた。
--- 国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達が使う地球観測の写真の撮影には、ほとんどニコン製のカメラが使われている。

<参考>: 上の写真は、9月8日の、NASAのスーオミNPPからの、世界の夜間イメージから切り出した、朝鮮半島周辺の明かり(明るさは強調している)である。38度線を挟んだ韓国と北朝鮮の照明の違いは、世界の夜間の写真でも常に際立っている。海にはいくつかの漁火が見えるが、この季節は比較的少ないようだ。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Earth Observatry