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9月 7日(土):ベピコロンボ、4回目の水星フライバイ

2024年09月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: ベピコロンボ、4回目の水星フライバイ

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)/日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のベピコロンボ(BepiColombo)ミッションは、2026年11月に水星周回軌道に入るための、その小さな惑星の重力を利用した、水星での6回の重力支援フライバイの4回目を成功裏に完了した。

この最接近は国際時間2024年9月4日21時48分に行われ、水星の表面から約165キロメートルまで降下した。
宇宙船は初めて、水星の南極をはっきりと見ることができた。

図左: このイメージは、2027年初頭に主要な科学ミッションを始めるときに、科学者達が詳細な調査を期待した一例である。ベピコロンボは、初めて水星の右上の南極を見た。この地域の一部のクレータのフロアには日光が届かないため、水星が太陽に非常に近いにもかかわらず、この土地は凍えるような寒さであり、水の氷が存在する可能性がある。水星の表面には、水星の南極に近い四つのクレータなど、多くの魅力的な地質学的な特徴がある。南極を囲む大きなリングは、南極地域(地球の「極圏」に相当)として指定された領域を示している。また、イメージには軌道船の中利得アンテナ(中央上)と磁力計ブーム(右)がある。

図右: 水星の表面には多くの魅力的な地質学的特徴があり、その中で有名なイタリアの作曲家アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)にちなんで名付けられたヴィヴァルディ・ピークリング盆地は最も壮観な一つである。ヴィヴァルディの全長は210 km で、日の出のラインに非常に近い位置で見たために、その風景は影によって美しく強調されている。また、プラネタリ軌道船の中利得アンテナ(中央上)と磁力計ブーム(右)がある。

<付記>:水星の地形には世界の、小説家、作曲家などの文化人の名が付されており、日本の例では、夏目漱石、丸山応挙、滝廉太郎、紫式部、清少納言などの名が採用されている。

<ひとこと>: 記事は編集し直しています。ベピコロンボの水星フライバイについては昨日の記事参照。大判はイメージをクリック(タップ)。本サイトの水星のページはこちらから。

<出典>: BepiColombo

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