天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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8月16日:「スペースX」 CRS-12 貨物ミッション打上/お知らせ

2017年08月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションに向けてドラゴン補給船を運ぶ二段のファルコン9打上船が、フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Aから打上られる。離陸は東部夏時間午後12時31分(日本時間8月15日火曜日午前1時31分)であった。国際宇宙ステーションへのこの12回目の商用補給サービス・ミッションで、ドラゴンは、 2,900 キログラム超の補充用品、技術調査のための新しい科学機器と器材を届けるだろう。

<出典>: 「民間補給船(Commercial Resupply)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 国際宇宙ステーションへの到着は今日16日夜の予定です。中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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8月15日:グリーンランドの野火(動画)

2017年08月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

グリーンランドは通常氷と雪に覆われているが、7月末以降大きな野火の犠牲になってきた。この野火は、コペルニクス・センチネル2A衛星によって2017年8月8日に撮られた。この衛星は13の波長帯で働く高解像度多スペクトル感応カメラを運んでいる。このアニメーションは、異なる波長帯を併用し、自然色から炎に焦点を当てた燃焼するエリアを示している。グリーンランドはほとんど厚い氷床によって覆われているが、海岸に沿って露出した炭素の豊富なピート地帯がある。西の部分の火はピート地帯の火のように見える。センチネル2号ミッションは、それぞれ高解像度多スペクトル感応性カメラを運ぶ、センチネル2Aとセンチネル2Bの二つの同一の衛星の編隊をベースにしている。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: 3画面の GIF 動画です。イメージをクリックしてご覧ください

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8月14日:カッシーニからの土星のリングの密度の波

2017年08月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

間もなくその13年の土星の軌道の周回を終えるカッシーニ宇宙船は、先例のない詳細で土星の巨大なリングシステムの壮観なイメージを送り返した。土星のリング構造のいくつかの物理的な原因は未だ必ずしもよく理解されていない。しかしながら、ここに示されている土星のリング構造の美しく幾何学的な理由は、確実に密度波である。僅かに異なる距離で土星を回っているリングの粒の軌道を動揺させている小さな月は、このような縛られた密度の波を引き起こす。また、また近くの月の重力に起因するリングの粒の垂直の波、曲がった波がイメージの右下に見える。カッシーニの最終軌道(参考:グランドフィナーレ軌道)は、太陽系の最も壮大なリングシステムの、一連の新しい科学的な測定とイメージを提供している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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8月13日:酷暑の南ヨーロッパ/お知らせ

2017年08月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

南ヨーロッパは、厳しい熱波、煽られる野火、水不足に捕らえられている。うだるように暑い熱をマップ化するために、コペルニクス・センチネル3A衛星からの情報が使われた。このマップは、2017年8月7日の、普段の出来事ではない摂氏40度を超える地表の温度を示している。ローマ、ナポリ、フローレンス、サルデーニャ、シシリーを含むイタリアの多くが高温に襲われた。多数の町と都市が健康への最大の熱波の警報を出し、イタリア人達はこれを熱波の「魔王(Lucifer)」と適切に呼んだ。最高温度は、スペイン、ポルトガル、バルカン諸国、ギリシャでも記録された。野火や水不足とともに、これらの熱はいくつかの観光名所の閉鎖、健康被害、いくらかの死さえもたらし、干ばつが収穫を脅かしている。このマップは、この衛星の、海と地表温度放射計からのデータを使っている。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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<お知らせ>: 日本時間8月12日土曜日13時40分に予定された準天頂衛星みちびき3号機の打上は、ロケットの推進系統に確認を必要とする事項が生じたため、遅延の上中止になりました。次回打上日時は未定です。決まり次第お知らせします。

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8月12日:宇宙ステーションからの月の出/お知らせ

2017年08月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの低地球軌道の有利な視点から、NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレスニクは、2017年8月3日に、彼のカメラを昇る月に向けてこの美しいイメージを捕えた。8月21日の皆既日食を楽しみにして、ブレスニクは書いた。「素晴らしい月の出! 宇宙から見たときのこのような詳細。次の満月は #Eclipse2017 を印す。我々は @Space_Station から見るだろう」

<出典>: 「月(Moon)」

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<ひとこと>: 米国では、8月21日に、大陸の多くを横断する皆既日食(Total Eclipse)が予定されています。

<お知らせ>: 日本時間今日8月12日土曜日13時40分に準天頂衛星みちびき3号機が種子島宇宙センターから H-IIA ロケットで打上げられます。中継放送は こちら(Youtube:13時10分ごろ開始) から。
 「みちびき」は日本版GPS、現在は日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)から内閣府に移管され、国の管理になっています。サービス範囲は日本を含むアジア・オセアニア全域。現在は7機まで計画されています。将来は米国のGPS、ヨーロッパ宇宙機関のガリレオなどとの連携が予定されています。「みちびき」の詳細は こちら から。

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8月11日:ペルセウス座流星群が極大

2017年08月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年のペルセウス座流星群は8月13日4時頃に極大を迎えます。これは日本で観察するのにぴったりの時刻で、日本でのいちばんの見ごろも、12日の夜半頃から13日の明け方頃となるでしょう。ただし、今年は明るい月がずっと出ているため見える流星の数は例年よりやや少なく、流星が最も多いときに空の暗い場所で観察して、見られる流星は1時間あたり35個程度となると予想されます。流星は特定の方角だけに出現するわけではありません。月がなるべく視界に入らないようにしながら、空の広い範囲を眺めてください。月明かりに負けない明るい流星を期待しましょう。

<出典>: 「国立天文台」

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<ひとこと>:  国立天文台では、ペルセウス座流星群について「夏の夜、流れ星を数えよう2017」キャンペーンをおこなっています。右図をクリック。

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8月10日:北北温帯小赤斑

2017年08月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

7月11日、ジュノ宇宙船は、乱れたジュピター神の雲のトップの近くを再び通過した。その軌道の第7回の最接近通過は、この太陽系最大の惑星の大気の 3,500 キロメートル内にジュノを持ち込んだ。最接近の近くで、回転する JunoCam は、木星の特徴である渦の一つの、この衝撃的な、くっきりした視界を記録することができた。直径約 8,000 キロメートルの、この高気圧性の嵐のシステムは、1990年代に木星の北の温帯で見られた。それは、より古く有名なジュピター神の高気圧、大赤斑の大きさの約半分であるが、惑星地球より少し小さいだけである。赤い色で撮られたこの巨大な嵐のシステムは、北北温帯小赤斑(North North Temperate Zone Little Red Spot)として、愛情をこめて知られている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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8月9日:ニューホライズンズの冥王星通過(動画)

2017年08月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

冥王星を飛び越えたとき何を見るだろう? ニューホライズンズ宇宙船は、2015年7月に、毎時約 80,000 キロメートルで、この遠い世界を通過した。最近、この壮観な通過の多くのイメージが、拡張され、垂直にスケールされて、2分間のコマ落しビデオにデジタル的に結合された。この旅は、水の氷で構成されているが凍った窒素で色付けされていると思われる山の、明るい夜明けに始まる。間もなく右側に、比較的暖かな内部から泡立ったと思われる奇妙な多角形に区切られた、ほとんどが固体の窒素の平らな海を見る。クレータと氷の山脈が下の一般的な光景である。このビデオは、キロメートル・サイズのギャップによって分けられた高さ500メートルの隆起を示す地の上で暗くなって終わる。このロボット、ニューホライズンズ宇宙船は、冥王星について多くを送り返したが、今、 2014 MU 69 カイパーベルト・オブジェクトに目標が定められ、2019年初日に通過するだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 動画はイメージをクリックして Youtube NASA から。

 

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8月8日:フォボス:火星の月(動画)

2017年08月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡からのこのコマ落としで、怖い名前(注:恐れ)を持つ小さな月フォボスが赤い惑星の後ろから出てくる。22分間の13の個別の露出が火星の2016年の最接近の近くで惑星地球で捕えられた。しかし、火星の人は、フォボスの昇りを見るためには西に目を向けなければならない。この小さな月は太陽系の他のどの月よりもその親惑星に近く、火星の地表上約 6,000 キロメートルにある。それは7時間39分で一回の軌道を完成する。それは約24時間40分の火星の回転より高速である。従って、火星では、フォボスが1日に3回、西の地平線に昇るのを見ることができる。しかし、フォボスは悲しい運命(注:下記)にある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: アニメーションビデオはイメージをクリック(mp4)。

<ひとこと>: フォボスは長期的には火星本体と衝突して消滅するとされている。

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8月7日:太陽黒点の2週間の命(動画)

2017年08月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年7月5日、NASAのソーラーダイナミクス天文台は、太陽の視界で回転する激しく複雑な磁場のエリア、一つの活動領域を監視した。衛星は、成長し太陽を横断して回転し、7月17日に視界から消えたこの領域を追い続けた。それらの複雑な磁場とともに、太陽黒点は、多くの場合興味深い太陽活動の源である。太陽正面を横断した13日の旅の間に、 AR12665 と呼ばれるこの活動領域は、いくつかの太陽面爆発、コロナ質量放出、太陽エネルギー粒子の出来事をつくり、NASAの太陽監視衛星のためにショーを行った。

<出典>: 「ソーラーダイナミクス天文台(SDO)」

<大判>: 動画はイメージをクリックして Youtube から。

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8月6日:1971年8月1日、アポロ15号二回目の月面歩行

2017年08月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このミニ・パノラマは、1971年8月1日の二回目のアポロ15号月面歩行終了後に、アポロ月面実験機器パッケージ(ALSEP)サイトからの、アポロ15号月着陸船パイロット・ジム・アーウィンによってとられた二つの写真を結合している。アポロ15号は月の地上への四回目のミッションであり、雨の海(Mare Imbrium)の南東端にある月のハドリー・リル(小川)とアペニン山脈を訪ね探検した最初のミッションであった。このイメージでは、手前に ALSEP 中央ステーション、 左側向こうに地震実験装置、中央近くの背景に月面磁力計が見える。ミッション指揮官デイビッド R. スコットが、右に傾いてコア・サンプルをとるために使うアポロ月面ドリルを置き、熱流実験装置をセットアップしている。太陽風分光計が右の手前にある。

<出典>: 「アポロ15(Apollo 15)」

<大判>: イメージをクリック

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8月5日:藻類の花開く

2017年08月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この2015年8月7日にとられたセンチネル2Aからの赤・青・緑の合成イメージは、10メートルの空間分解能を持っている。これは中央バルト海の藻類の花を示している。この藻類は、水の循環によって引き出される藻類の成長にとって最良の栄養分と照明条件を生み出す、バルト海で垂直と水平に水が動く場所に集中する。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

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8月4日:宇宙ステーション、スーパー台風 Noru の上を飛ぶ

2017年08月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレスニクは、2017年8月1日(日本時間8月2日)に、通過する国際宇宙ステーションから、北西太平洋で、スーパー台風 Noru (和名:台風5号)を撮った。彼はソーシャルメディアで大規模な嵐のイメージを共有し書いた。「スーパー台風 Noru、この気象環境の驚ろくべき大きさ。400キロメートルの高度からそのパワーを感じることができる」      --- 中略 ---
 NASAの衛星は、日本の南西太平洋でゆっくり旅を続ける嵐を追跡している。

<出典>: 「ハリケーン」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 気象庁からの台風の動きは こちら から。

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7月3日:月の影対太陽の反射(動画)

2017年08月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この5秒のコマ落しビデオは、太平洋上の静止軌道の日本のヒマワリ8号衛星から見た惑星地球の一日が表されている。太陽は最も直接下にある地球の半分を照らして右に昇り左に沈む。太陽の反射(Sun glint)のイメージが右から左に動く明るい部分として見られる。左下から右上へ移る暗い部分は更に異常である。それは月の影であり、月が直接地球と太陽の間を動くときにのみ現れる。昨年、これらのイメージがとられた日に、最も深く陰になった領域は皆既日食を経験した。8月、米国の全域を同じように暗い影が掃くだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 短い動画です。イメージをクリックして Youtube から。

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8月2日:NASA、クルーのオリオン脱出を評価する

2017年08月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのオリオン宇宙船で、宇宙飛行士達が月を越えた目的地から地球に戻りまた太平洋に着水するとき、安全に宇宙船から出て乾燥した大地に戻る必要がある。2017年7月10日~14日に、テキサスのガルヴェストン沖の海を使って、NASAと国防総省のチームが、様々なシナリオでオリオン脱出手順をテストした。クルー脱出テストの間に、米国沿岸警備隊、海軍、空軍からの支援とともに、オリオンと地上システム開発およびオペレーション計画からの合同チームが、補助を受けてまたクルー自身で、どのようにカプセルから出るかを評価した。宇宙飛行士達と技術テストチームは、オリオン打上と大気入りで使うために開発されたNASAのオレンジ色の先進的クルー脱出スーツの改良版、オリオン・クルー生存システム宇宙服を着用した。

<出典>: 「オリオン宇宙船(Orion Spacecraft)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 月までは片道5日程度、往復で10日程度であればスペースシャトルの飛行とほぼ同じです。しかし、それより遠い火星では往復するだけで概ね500日かかります。多量に物資を積む必要があり、果たしてどのくらいの大きさの宇宙船が必要になるのでしょうか?

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