天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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8月16日(金):誇張された月

2024年08月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: 誇張された月

我々の月にはこれほど大きなクレータはない。また、地球の月は、自然には、このとがった質感を示さない。そして、その色はより繊細である。それでもこのデジタル作品は現実に基づいている。この注目のイメージは、NASAの月軌道船レーザー高度計(LOLA)ミッションで取得された表面高度データの、教育的理解のために誇張された、月のイメージのデジタル合成である。例えば、デジタル機能の強化は月の高地を強調し、我々の月がその46億年の歴史の間に経験した途方もない爆撃を示すクレータをより明確に示してくれる。マリア(maria)と呼ばれる暗い領域はクレータが少なく、かつては溶けた溶岩の海だった。加えて、月の実際の組成に基づいているにもかかわらず、イメージの色は、変えられ誇張されている。ここでは、青は鉄分が豊富な領域を示し、オレンジはアルミニウムがわずかに過剰であることを示している。月は何十億年もの間、地球に対して同じ側面を示してきたが、現代の技術によって、人類は月について、そしてそれが地球にどのように影響するかについて、より多くのことを学ぶことができる。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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8月15日(木):次の満月はスーパームーン、ブルームーン

2024年08月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: 次の満月はスーパームーン、ブルームーン

次の満月は、スーパームーン、ブルームーン、チョウザメ(Sturgeon)の月、赤トウモロコシ、緑のトウモロコシ、大麦、ハーブ、穀物、または犬の月、ラクシャ・バンダン(Raksha Bandhan)またはラキ・プルニマ(Rakhi Purnima)、その他である。

満月は米国東部夏時間2024年8月19日(月)午後2時26分(日本時間8月20日火曜日午前3時26分)である。これは、火曜日の朝、ネパール標準時から東に向かってアジアとオーストラリアの残りの部分を横断し、国際日付変更線に至る。月は日曜日の朝から水曜日の早朝までの3日間満月になる。

これは「スーパームーン」になる。スーパームーンは、新月または満月の時、月が地球に最接近する90%以内にあるときに起きる言葉として、1979年に、占星術師リチャード・ノール(Richard Nolle)によってつくられた。実際には、新月は見ることができないので、世間の注目を集めているのは、一年で最大かつ最も明るい満月である。これは、今年は4回連続のスーパームーンの最初の月になる。9月と10月の満月は、事実上、今年の最も近い月となる。

青くは見えないが、4回ある満月シーズンの3回目の満月として、これはブルームーンになる。英語で「ブルームーン」が最初に記録されたその使い方は1528年に遡る。 この用語の起源については、「裏切り者の月」を意味する古い英語のフレーズが推測されている。あるいは、大気中の塵によって月が実際に青く見えるような稀な事象との比較になるのかも知れない。1940年代以降、「ブルームーン」という用語は、2回の満月がある月の2番目の満月にも使われてきた。

--- 以下略(記事は長文です)。

<ひとこと>: “ブルームーン”という言葉の意味するところははっきりしません。 こちら を参照してください。また、この月の満月は、米国・カナダの五大湖や他の主要な水域でこの時期に捕まえやすい大きな魚にちなんでスタージョン(Sturgeon:チョウザメ)ムーンという呼称や、赤い月、トウモロコシまたは緑のトウモロコシの月、大麦の月、ハーブの月、穀物の月、犬の月などがあるようです。世界的に見ると、穀物の収穫時期にも絡んで、月に関する呼称は様々あるようです。
大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Gordon Johnston(著者名です)

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8月14日(水):パリの暑さの中を走る

2024年08月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: パリの暑さの中を走る

100年前にパリでオリンピックが開催されて以来、市内の気温は摂氏 3.1 度大きく上昇している。最高気温が 30°C を超える暑い日は、1924年の約3倍の頻度になっている。

このような気候変動は、2024年のマラソン出場者にとって、一部の解説者達が、これまでに考えられた中で最も「過酷」で「残酷な」オリンピックコースの一つと呼ぶように、異常に直面している。8月10日と11日には、ランナーは、二つの長く厳しい丘に立ち向かい、歴史的意義と象徴的な建築物の景色が豊かな42 km のコースを完走した。

猛暑は、屋外イベントに出場する持久力のあるアスリートにとって、特にリスクとなる可能性がある。2020年の東京オリンピックでは、うだるような暑さの中、1万メートル走でイギリス人選手が倒れ、50キロ競歩で日本人選手が倒れた。パリで競うマラソン選手たちにとって幸いなことに、競技の最初の週に問題を引き起こした熱波はほぼ収まっている。

左上の図の右(右に大判)は、マラソンルート沿いの熱環境が典型的な夏の日にどのように変化するかについての基本的な視点を示している。これは、気温が 28°C のピークを迎えた晴れた日、2024年8月6日現地時間午後1時40分の、NOAA・NASAのスウオミ NPP 衛星の可視赤外線イメージング放射計(VIIRS)によって観測された地表面温度を示している。NASAのジェット推進研究所の科学者達は、機械学習手法と欧州宇宙機関のセンチネル2衛星からの表面反射率データを使って、熱データを「鮮明化」した。この手法によってデータの解像度が向上し、ピクセルあたり375メートルからピクセルあたり約20メートルに改善された。

暖かい地表温度は赤で示され、冷たい地は青色で示されている。凱旋門から放射状に広がる並木道など、公園やその他の緑のインフラストラクチャが、建物、道路、駐車場などよりも涼しいことに注目しよう。このような都市空間は、通常、熱容量が高く、樹木、草、庭園などの生物の風景よりも太陽の熱を吸収して再放出する材料で構成されている。

都市のヒートアイランドとして知られるこの影響は、パリでは特に激しくなる可能性があるが、これは、パリが他の多くのヨーロッパの都市よりも樹木に覆われておらず、特に熱くなりやすい亜鉛屋根が多くあることによる。

このマップでは、気温ではなく、地表面温度が示されていることに注意しよう。ヒートアイランド現象は、地表の温度と気温データの両方で見ることができるが、地表の温度ではその差が顕著になる傾向がある。8月6日に撮影されたとき、地表の温度は、スタートライン付近の最高気温 43°C から、樹木の多い地帯の最低気温 25°C まで変動していた。

パリの中心部にある限られた樹木の覆いは、ランドサット9号の OLI-2 (Operational Land Imager-2) によって得られた左のイメージに見ることができる。灰色に見える亜鉛の屋根は、暑い夏の日には 90°C の温度まで上昇する可能性がある。ヨーロッパ環境庁が実施した衛星データの分析によると、都市部の森林や公園などのグリーン・インフラはパリの僅か26%を占めており、他の欧州の首都の平均41%を大きく下回っていることが分かった。このような差は積み重なる可能性がある。ヨーロッパの100都市のヒートアイランド現象の強度に関する最近の分析では、パリがトップ付近にランクインした。

オリンピック男子マラソンは、女子マラソンの前日である8月10日現地時間午前8時にスタートする。レースは、パリで最も密集した場所である広く舗装された大通りからスタートし、競技者はオテル・ド・ヴィル、ガルニエ宮、ヴァンドーム広場、ルーブル美術館、トロカデロなど、いくつかの象徴的な街のランドマークを通過する。

アリゾナ大学の気候学者で、2020年の東京オリンピックマラソン期間中、微かな気候の変動がマラソン・ランナーの熱ストレスにどのような影響を与えたかを研究した共著者、アリアーヌ・ミデル(Ariane Middel)氏によると、この地域の限られた植生と密集した開発は、ランナーが経験する暑さストレスを増大させるという。「しかし、ルートの両側にある高層ビルや並木道は、ランナーに日陰を提供する。これは、晴れた日の人体への熱負荷を軽減する大きな要因である」と彼女は言う。

--- 中間略 ---

ミデル氏は、猛暑のリスクを軽減するために、レースプランナーは、マラソンは早朝に開始して涼しい気温と日陰の恩恵を受ける、コース沿いの樹木の被覆を増やす、一時的な日よけを設置する、などを提言した。

<ひとこと>: この猛暑の中を走るとは! 大判はイメージのリンクから。左上の比較のイメージはヘッドライン(原典のページ)から。

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8月13日(火):アニメーション:ペルセウス座流星群

2024年08月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: アニメーション:ペルセウス座流星群

ペルセウス座流星群はどこから来るのだろう? ペルセウス座流星群は、ほとんどが小さな石の砂粒であり、かつては、スウィフト・タットル彗星から追い出され、ゆっくりと分散しながらこの彗星の軌道に辿っている。注目されるこのアニメーションでは、太陽を周回する流星体の流れ全体を描いている。毎年、地球がこの流れに近づくと、ペルセウス座流星群が発生する。このアニメーションでは、明るさが強調されている彗星の残骸は、通常では非常に暗いために実際には検出できない。 この破片のごく一部のみ地球の大気圏に突入し、明るく熱っせられ、崩壊する。今夜と、これからの数日の夜、上弦の月が真夜中以降の空に存在しないので、ペルセウス座流星群と他の活発な流星群が良く見える。

<ひとこと>: イメージは動画です。イメージをクリック(タップ)してご覧ください。

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8月12日(月):眼下のペルセウス流星群

2024年08月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: 眼下のペルセウス流星群

地球の住人は、通常、見上げて流星群を見る。 しかし、この驚くべき光景は、2011年8月13日に、宇宙飛行士ロン・ガランによって撮影され、ペルセウス座流星群を見下ろして捉えている。 高度約380キロメートルを周回する国際宇宙ステーションに搭乗したガランの視点からは、下のペルセウス座流星群の縞模様、スウィフト・タットル彗星からのダストを拾い上げている。この気化する彗星のダストの粒は、地表から約100キロメートル上空にある、より密度の高い大気を通して、毎秒約60キロメートルで移動している。この例では、短い流星の閃光が、フレームの中心近く、地球の湾曲した縁と、明るい星アルクトゥラス(Arcturus)の直下の緑がかった大気光の層の下にある。今年のペルセウス座流星群は今活動しており、8月12頃にピークに達すると予測されている。今年は明るい月明かりがないので、おそらく、真夜中以降、澄んだ暗い空の下で、多くのペルセウス座流星群を見ることができるだろう。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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8月11日(日):ツンドラの植生、背が高く緑豊かになる

2024年08月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: NASAの研究、ツンドラの植生が2100年を通じて背が高く緑豊かになると明らかにする

地球規模の温暖化は、極北の森林の植生構造を変化させている。NASAの研究者達によれば、これは少なくとも今世紀末まで続く。 森林構造の変化は、大気から温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を吸収するか、永久凍土の融解を増加させて古代の炭素の放出をもたらす。 ICESat-2 (Ice, Cloud, and land Elevation Satellite 2) ミッションと Landsat ミッションから得られた数百万のデータが、この最新の研究に情報を提供し、気候予測コンピュータ・モデルの改良に使われる予定である。

ツンドラの光景はますます高く、緑が増えている。温暖化に伴って、極北の森林の植生は、より多くの樹木や低木が出現するにつれて変化している。このような北方の林とツンドラの植生構造の変化は、少なくとも今後80年間は続くと、NASAの科学者達は最近発表された研究で述べている。

北方林は一般的に北緯50度から60度の間に成長し、アラスカ、カナダ、スカンジナビア、ロシアの大部分をカバーしている。この植物群系(biome)には、マツ、トウヒ、モミなどの常緑樹が生息しており、さらに北では、永久凍土と短い成長期が、歴史的に大きな木や密林を支えることを困難にしてきた。これらの地域の植生は、代わりに低木、コケ、草で構成されている。

これら二つの植物群の境界は見分けがつきにくく、以前の研究では、高緯度植物の成長が増加し、かってツンドラの低木や草にまばらに覆われていた地域の、北に移動することが分かっている。現在の、NASA主導の新しい研究では、これらのツンドラ地域と、北方地域とツンドラが出会う隣接する移行林で、樹木や低木の存在が増加していることがわかっている。これは、少なくとも今世紀末まで続くと予測されている。

<右図>: この研究のデータは、アラスカとカナダ北部の地図に描かれており、過渡期の風景に広がる樹冠の覆いの変化を強調している。北半球の北方では、キャノピー被覆(濃い緑色)の最大の増加が、過渡期のツンドラ地形で発生している。これらの地形は調査地域の寒冷な北部に沿って見られ、歴史的には主に、低木、コケ、草を支えてきた。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Erica McNamee(著者名です)

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8月10日(土):運命づけられた星イータ・カリーナ

2024年08月09日 19時55分56秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>  運命づけられた星イータ・カリーナ
イータ・カリーナ(Eta Carinae)は今にも爆発しそうだ。しかし、それが何時になるかは誰にもわからない。来年かもしれないし、今から100万年後かも知れない。イータ・カリーナの質量は太陽の約100倍あり、本格的な超新星爆発の有力候補となっている。歴史的な記録によると、イータ・カリーナは約170年前に珍しい爆発を起こし、南の空で最も明るい星の一つになった。鍵穴星雲(Keyhole Nebula)のイータ・カリーナは、現在、天然のレーザー光を放出していると考えられている唯一の星である。

この注目のイメージは、このはぐれ星を取り巻く珍しい星雲の詳細を引き出している。望遠鏡によって引き起こされた回折スパイクが、イータ・カリーナの中心から発せられる明るい多彩な縞として見えている。ホムンクルス星雲(Homunculus Nebula)の二つの異なる塊(lobes)が熱い中央領域を囲み、イメージも右側に向かって伸びるいくつかの奇妙な放射状の縞が赤く見える。塊はガスとダストのレーンで満たされており、中心付近で放出される青色の光と紫外線を吸収している。しかし、この連鎖は未だに解明されていない。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Gary Daines(著者名です)

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8月9日(金): 火星の岩のヒョウの斑点

2024年08月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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  最終更新日 8月 1日     宇宙科学の話題 ---総合的な宇宙の話題
  最終更新日 8月 9日     今日の宇宙 ---下の記事と同じ
  最終更新日 8月 9日     火星探査--- 多数の火星探査機からの情報
  最終更新日 8月 1日     地球観測--- 気象観測を中心に
  最終更新日 7月18日     月周回アルテミス2-- 来年の打上に向けての準備
  最終更新日 7月30日     ハッブル宇宙望遠鏡
  最終更新日 7月29日     ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡
  <新> 準 備 中       国際宇宙ステーションは今-- 日本人飛行士滞在期間

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<今日のテーマ>

火星の岩のヒョウの斑点

この珍しい場所は、なぜ生まれているのだろう? 火星の岩石の明るい色の斑点、それぞれが暗い境界線で囲まれており、今、火星を探査しているNASAのパーサビアランスローバーによって今月初めに発見された。有名な地球の捕食者のマークに似ていることからヒョウの斑点と呼ばれるこれらの奇妙なパターンは、古代の火星の生命によってつくられた可能性が調査されている。 写真の場所は直径数ミリメートルであり、チェヤバ・フォールズ(Cheyava Falls)と名付けられた大きな岩の表面に発見された。 エキサイティングだが証明されていない推測は、地球の岩石に現れるある同様な斑点のように、暗いリングを残しながら岩を赤から白に変え、はるか昔に、微生物が化学反応でエネルギーを生みだしたというものである。他の非生物学的な説明が最終的に優勢になるかもしれないが、 この潜在的な生物学的起源に焦点を当てた推測は、多くの興味をそそる原因となっている。

<ひとこと>: これは8月7日の「火星探査写真集」に掲載した記事の再掲です。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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8月8日(木): ユークリッド、銀河を分類する

2024年08月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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  最終更新日 8月 1日     宇宙科学の話題 ---総合的な話題
  最終更新日 8月 8日     今日の宇宙 ---下の記事に同じ
  最終更新日 8月 1日     地球観測--- 気象観測を中心に
  最終更新日 8月 8日     火星探査の今--- 火星からの多数の情報
  最終更新日 7月18日     月周回アルテミス2- 来年の打上に向けての準備
  最終更新日 7月30日     ハッブル宇宙望遠鏡
  最終更新日 7月29日     ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡

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<今日のテーマ>: ユークリッド、銀河動物園の銀河を分類する

本日開始された新しい銀河動物園プロジェクトのおかげで、ヨーロッパ宇宙機関のユークリッド宇宙望遠鏡で撮影されたこのイメージで、何千もの銀河の形を特定することができる。これらの分類は、科学者達が、銀河の形が時間とともにどのように変化したか、また、これらの変化を引き起こしたものとその理由に関する疑問に答えるのに役立つ。

80万枚を超えるイメージから選ばれた数万の銀河を含むこの最初のデータセットは、プラットフォーム上で利用可能になっており、それらを分類するのを待っている。

分類するユークリッド銀河の例をこのイメージに示している。

<イメージの説明>:黒い背景に40個の銀河が示されている。銀河の形はすべて異なり、渦巻きのように見えるものもあれば、棒状に見えるもの、滑らかに見えるものなどがある。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Euclid

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8月7日(水): 土星の夏/ミッション別ページ

2024年08月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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土星の夏

NASAのハッブル宇宙望遠鏡は、このガス巨人の北半球の夏の2020年7月4日の間に、土星とその巨大なリングのこのイメージを撮った。土星の氷の衛星右にミマス、下にエンケラドゥスの二つもはっきりと見える。

このカラーの合成で見られる北半球の薄い赤みがかった靄(もや:haze)は、太陽光の増加による熱によるものであり、大気の循環が変化するか、大気中のエアロゾルから氷が除去されている可能性がある。別の理論では、夏の数ヶ月の間に増加する日光がつくり出す、光化学的な靄の量を変化させているというものがある。逆に、今見えている南極は、土星の冬の半球の変化を反映して、青い色合いをしている。

このイメージは、外部惑星大気遺産(OPAL:Outer Planets Atmospheres Legacy)プロジェクトの一部として撮影された。 OPAL は、科学者達が、太陽系のガス巨大惑星の大気力学と進化を理解するのに役立っている。土星の例では、天文学者達は、変化する気象パターンと嵐を追い続けている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Monika Luabeya(著者名です)

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<ミッション別ページ>

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宇宙科学の話題     最終更新日 8月 1日
地球観測         最終更新日 8月 1日
火星探査の今      最終更新日 8月 7日
ハッブル宇宙望遠鏡  最終更新日 7月30日
ウエブ宇宙望遠鏡    最終更新日 7月29日
月周回アルテミス2   最終更新日 7月18日

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8月6日(火): 太陽のダンス/ミッション別ページ

2024年08月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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太陽のダンス

我々の太陽の表面は、ある時は踊っているように見える。 例えば、2012年の半ば、NASAの太陽軌道を周回する太陽活動観測(SDO:Solar Dynamic Observatory)宇宙船は、アクロバティック・ダンサーのようにランニング・ダイブ・ロール(running dive roll)を行うような印象的な隆起を撮った。この劇的な爆発は、約3時間をカバーする注目のコマ落としビデオで、紫外線で捉えられた。 ループする磁場が太陽の高温プラズマの流れを示した。踊る隆起のスケールは巨大で、熱いガスの流れるアーチの下に地球全体が簡単に収まる。静止した隆起は通常約1か月続き、コロナ質量放出(CME)として噴出し、太陽系に高温のガスを放出する可能性がある。この太陽の隆起を生み出すエネルギーのメカニズムはまだ研究中である。2012年と同様に、今年も太陽の表面は非常に活発であり、多くのフィラメントと隆起が示されている。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 YouTube です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

<付記>: 11年周期の太陽活動も極大期に入っています。以下、8月4日の Space weather com News から抜粋。

太陽黒点の数は23年ぶりの高水準に達した。 太陽は2001年のようにパーティーをしている。太陽黒点の数が今ほど多かったのはこれが最後である。ベルギー王立天文台の太陽の影響データ分析センター(Solar Influences Data Analysis Center)によると、2024年7月の月平均の黒点数は 196.5 だった。これは2001年12月以降、毎月上回っている。
--- 参考:極小期には太陽黒点“0”というときもありました。

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<ミッション別ページ>

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宇宙科学の話題          最終更新日  8月 1日
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ハッブル宇宙望遠鏡       最終更新日  7月30日
ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡 最終更新日  7月29日
アルテミス2             最終更新日  7月18日

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8月5日(月): 衝突するペンギンに似た銀河 Arp 142 /ミッション別ページ

2024年08月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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卵をかかえたペンギンのような衝突銀河ペア (Arp 142)

<前書き>: 時を同じくして三つの記事、ハッブル宇宙望遠鏡とジェームスウェブ宇宙望遠鏡、 今日の天文写真(astroimage of the day)、すばる望遠鏡からの、ペンギンとその卵のように見える、衝突する銀河のペア Arp 142 の観測記事が掲載されました。ここでは、三つの記事を総合的に取り上げます。なお、ハッブル宇宙望遠鏡・ジェームスウェブ宇宙望遠鏡、および今日の天文写真は、本サイト掲載済みの記事からの要約した訳文を、すばる望遠鏡の記事は原文を掲載しています。
また、分かり易い記事から順に掲載しています。

1、 今日の天文写真から: ARP 142 ウェッブ宇宙望遠鏡からの相互作用する銀河

それは、一部の人にとっては、ペンギンのように見える。しかし、宇宙を研究する人々にとっては、二つの大きな銀河が相互作用している、興味深い例である。ほんの数億年前、上の NGC 2936 は、おそらく通常の渦巻銀河だった。紡ぎ、星を作り、そして自分のビジネスを気にする。その後、下の巨大な楕円銀河 NGC 2937 に接近しすぎて、急降下した。まとめて Arp 142 として知られるこれらのイメージが、この新しいウェッブの赤外線画像に登場し、比較として可視光のハッブルイメージが示されている。 NGC 2936 は、この密接な重力相互作用によって偏向されているばかりでなく歪められている。 大質量の銀河が近くを通過するとき、通常、ガスは凝縮され、そこから新しい星が形成される。ペンギンの鼻のように、上の銀河の右側に若い星のグループが現れ、渦巻きの中心には、 明るい星が一緒になって目として現れている。10億年も経たないうちに、これら二つの銀河は合体し、一つの大きな銀河になる可能性が高い。

2、すばる望遠鏡から:卵をかかえたペンギンのような衝突銀河ペア (Arp 142)

超広視野主焦点カメラ ハイパー・シュプリーム・カム(HSC)を使って2014年から約7年かけ、330 夜の大規模観測を行ったすばる戦略枠プログラム(HSC-SSP)で得られた広大な宇宙画像の中には、複数の銀河が重力を及ぼしあい、お互いの形を乱しあっている「衝突銀河」がたくさん写りこんでいる。その形は多種多様であり、重力の相互作用の結果、地球から見ると、くらげのような形をした銀河ペアもあれば、ペンギンと卵のように見えるものもある。

このイメージは、うみへび座の方向にある衝突銀河のペアであり、ペンギンに見える銀河が NGC 2936 である。ペンギンの左下、卵に見える楕円銀河 NGC 2937 の重力を受けて形が歪んでしまったと考えられる。Arp 142 は、ふたつの銀河をあわせた名称である。

NGC 2936 は、もともとは渦巻銀河だったと考えられており、ペンギンの目にあたる一番明るい部分が銀河の中心核である。くちばしや輪郭で青白く見えている部分では、衝突 (重力相互作用)により活発な星形成が行われ、生まれたばかりの若い星々が青白く輝いている。それに対して、卵に見える楕円銀河は古い星が多いので、全体的に赤い(オレンジに近い)色をしている。

ペンギンを取り囲むように淡くぼんやりした衝突の痕跡が写っているのは、8.2メートルという大口径のすばる望遠鏡だからこそ捉えられた構造と言えるだろうう。さらに広視野を誇るここでは、ペンギンの左上、少し離れたところに見える淡い衝突の痕跡も捉えている。

3,ジェームスウェブ宇宙望遠鏡から:相互作用する銀河 Arp 142 (訳文)

ハッブル宇宙望遠鏡は、2013年に、ペンギンと卵の愛称で呼ばれる Arp 142 を観測した際に、可視光線を捉えた。

左はハッブル宇宙望遠鏡の可視光線、右はジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線光で撮影した同じ領域である。

いずれのイメージも複数のフィルターで構成されている。ウェッブのイメージに色を適用するプロセスは、ハッブル宇宙望遠鏡で使用されたアプローチと非常によく似ており、最も短い波長には青が割り当てられ、最も長い波長には赤が割り当てられている。ウェッブの場合、イメージプロセッサは近赤外光のイメージを順番に可視色に変換している。いづれの望遠鏡も高解像度のイメージを撮影するための、探索する機能がたくさんある。

ハッブル宇宙望遠鏡の可視光線イメージでは、ペンギンの「くちばし」を横切って暗褐色のダストの通り道が始まり、ペンギンの体と背中に沿って伸びている。ウェッブの近赤外線イメージでは、このダストレーンはかなり暗くなっている。

ウェッブのイメージでは、かすかに逆さまのU字が対の銀河を結んでいる。これは、星、ガス、ダストの組み合わせである。ハッブル宇宙望遠鏡では、ペンギンの「くちばし」と卵の上部の間に、より明確な隙間がある。ペンギンの尾の底には、いくつかの顕著な渦巻銀河があるが、ウェッブのイメージには、その他にもいくつかある。

卵そのものは両方のイメージで似ているが、ウェッブでは、銀河が非常に明るく輝いているために、回折スパイクがその輝きをわずかに伸ばしている。右上の銀河はほぼ同じ大きさに見えるが、ウェッブの視界にはさらに多くの星のいくつかが見える。

次に背景を比較する。ハッブル宇宙望遠鏡は多くの遠方の銀河を可視光で映し出しているが、隅が真っ暗なのは望遠鏡の視野外である。ウェッブの赤外線イメージには、さらに多くの遠い銀河が輝いている。これは、ウェッブの近赤外線カメラの感度と解像度、および赤外線の利点の証である。遠くの銀河からの光は、宇宙を横断するときに引き伸ばされるために、その光の大部分はより長い波長でしか検出できない。

<ひとこと>: 大判はそれぞれのイメージのリンク先から。

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8月4日(日): 8月の空観察のヒント/ミッション別ページ

2024年08月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

惑星のランデブー、流星、そして「高所の星」!

二つの惑星が超接近して合流し、ペルセウス座流星群がピークに達し、射手座の恒星の苗床であるラグーン星雲を探す。 
--- 右図は、8月27日の朝の、三日月、木星、火星の惑星トリオを示すスカイチャート。

ハイライト

・ 8月 4日  新月
・ 8月11日  ペルセウス座流星群が今夜、一晩でピークに達する。晴天であれば、今年は現地時間の午後11時30分頃までに月が沈むので、観察条件は良好である。流星の活動は、それから夜明けまで加速する。
・ 8月14日  木星と火星は、今朝、コンジャンクションと呼ばれる非常に近くにペア・アップする。僅か3分の一度離れて現れる。これは満月の幅よりも小さくなる。日の出の数時間前に東の空で見つけよう。
・ 8月19日  満月
・ 8月20日  今夜、月が空を横切って土星を追う。二つは日が暮れた直後に東に昇り、夜明けまで共に西に向かって動く。
・ 8月27日  今朝、三日月が火星と木星に加わり、魅惑的なトリオを形成する。日の出前の1時間ほどの東で探そう。
・月を通して   双眼鏡または望遠鏡を使って、暗くなってから最初の数時間でラグーン星雲を観察できる。いて座にあり、「ティーポット」として知られる星のパターンの近くにある。オリオン大星雲と大きさと明るさが似ているこの星雲は、約4千光年離れた所にある星形成の大釜である。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。右下のイメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: Preston Dyches(著者名です)

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8月3日(土): ウェッブ望遠鏡からの相互作用する銀河/お知らせ/ミッション別ページ

2024年08月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ARP 142:ウェッブ宇宙望遠鏡からの相互作用する銀河

それは、一部の人にとっては、ペンギンのように見える。 しかし、宇宙を研究する人々にとっては、二つの大きな銀河が相互作用している、興味深い例である。 ほんの数億年前、上の NGC 2936 は、おそらく通常の渦巻銀河だった。 紡ぎ、星を作り、そして自分のビジネスを気にする。 その後、下の巨大な楕円銀河 NGC 2937 に接近しすぎて、急降下した。 まとめて Arp 142 として知られるこれらのイメージが、この新しいウェッブの赤外線画像に登場し、比較として可視光のハッブルイメージが表示される。 NGC 2936 は、この密接な重力相互作用によって偏向されているばかりでなく、歪められている。 大質量の銀河が近くを通過するとき、通常、ガスは凝縮され、そこから新しい星が形成される。 ペンギンの鼻のように、上の銀河の右側に若い星のグループが現れ、渦巻きの中心には、 明るい星が一緒になって目として現れている。 10億年も経たないうちに、これら二つの銀河は合体し、一つの大きな銀河になる可能性が高い。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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<おしらせ>: 2025年2月以降の、JAXAの大西飛行士の、国際宇宙ステーションへの打上が発表されました。下表「宇宙科学の話題」から。

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8月2日(金): ICON、いくつかの電離層のブレークスルーとともに終了/ミッション別ページ

2024年08月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ICON、いくつかの電離層のブレークスルーとともに終了

地球の大気と宇宙の境界(宇宙天気が衛星と通信信号の両方に干渉する可能性のある領域)に関する多くの重要な発見に貢献した後、NASAのICON(Ionospheric Connection Explorer)ミッションは終了した。このミッションは2019年10月に打上げられ、2021年12月に2年間のミッション目標を完了した後、さらに1年間の延長ミッションとして運用された。

ICON宇宙船は、電離層と呼ばれる地球の最外層である大気圏の一部を周回し、下からの地球の天気や上空からの宇宙の天気など、電離層に影響を与える出来事を調査した。電離層は宇宙の最も低い境界であり、地球の表面から88キロメートルから576キロメートルの間にある。これは、正に帯電したイオンとプラズマと呼ばれる負に帯電した電子の混合物であるイオン化された粒子の海で構成されている。

この宇宙のフロンティアは、ダイナミックで忙しい地域であり、国際宇宙ステーションを含む多くの衛星の本拠地であり、無線通信とGPS信号の導管である。衛星と信号は、どちらも、地球と宇宙の天気の複雑な相互作用によって混乱する可能性があるので、電離層の研究と理解は、宇宙の気象と、それが我々の技術に与える影響を理解するために重要である。

 ・ NASAのICONミッションは、電離層と呼ばれる地球の大気の最外層を調査した。
 ・ ICONは、宇宙の気象と地球の気象の相互作用に関する重要な洞察を提供した。このミッションでは、これまでにない詳細な大気光を収集し、大気のイオンと地球の磁力線との関係を示し、地球の長い間理論化されてきた電離層のダイナモを確認するための最初の具体的な観測を提供した。
 ・ ICONが主要なミッションを達成してから約1年後の2022年11月、原因が不明なまま通信が途絶えた。NASAは、数ヶ月のトラブルシューティングの後、正式にミッションを終了した。

--- 以下略。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .gif です。

<出典>: Desiree Apodaca(著者名です)

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