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<今日のテーマ>: 大気の放射が急落している
大気放射が急落している。 大気中の宇宙線は10年ぶりの低水準に達した。この急激な減少は、2015年から2024年にかけてカリフォルニア上空を飛行した300回以上の高高度気球のこのデータセットに示されている。
データ(右下)によると、大気の放射線は、過去3年間、年間約10%減少しており、その結果、全体ではほぼ3分の一の減少となっている。衰退は成層圏だけにとどまらない。また、航空高度までフィルタリングされている。これは、航空機を利用する旅行者達が飛行する際に吸収する放射線が少なくなることを意味している。
一見すると、これは直感に反するように思える。NASAとNOAAは、最近、太陽の極大が到来し、太陽活動を、10年超の最高値を発表した。では、なぜ放射線量は減少しているのだろう。その答えは太陽からではなく深宇宙から来ている。
超新星爆発やその他の激しい出来事は、ミルキウェイ銀河を「銀河宇宙線」と呼ばれる高エネルギー粒子で満たす。これらの素粒子の砲弾は、宇宙船の壁を貫通し、宇宙飛行士達に長期的な健康上の脅威をもたらす。実際には太陽フレアよりもひどい。
銀河宇宙線が地球の大気圏に衝突すると、二次宇宙線の飛沫が発生し、放射線センサーや高高度の気球で測定される。
太陽の極大期のために銀河の宇宙線が減少している。ここ数年、太陽の磁場は、太陽周期がピークに達するにつれて、より強く、より複雑になっている。これによって、宇宙線が太陽系を透過しにくくなり、観測された減少の一因となっている。現時点では下落が鈍化する気配はない。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Spaceweather com news