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<今日のテーマ>: NASAのダビンチが金星旅行の準備をしているとき、古いデータが新しい秘密を生み出す
2030年代初頭に打上げられる予定のNASAのダビンチ(DAVINCI)ミッションでは、有毒ガスの大気で包まれた金星に、かつての地球のような海や大陸があったか否かを調査する予定である。
フライバイ探査機と降下探査機で構成されるダビンチは、古代の大陸の可能性があるアルファ領域(Alpha Regio)と呼ばれる山岳地帯に焦点を当てる。1970年から1985年の間に、一握りの国際的な宇宙船が金星の大気圏を突入したが、ダビンチ探査機は、金星の厚く不透明な雲の下からこの興味深い地形のイメージを撮影する初めての探査機になる。
--- 追記 地球の隣の惑星でありながら、近年の金星への関心は他の惑星と比べて高くない。これは、その探査の難しさと成果の得にくさに起因しているのだろう。
ダビンチ・ミッションを主導する科学者達は、最新のデータ分析技術を使って、過去の金星ミッションの数十年前のデータを精査することから始めた。彼らの目標は、できるだけ多くの詳細で隣の惑星に到達することである。これによって、科学者達は、探査機の降下時間を最も効果的に使って、金星の進化の道筋と、なぜそれが地球から大幅に分かれたのかに関する長年の疑問に答えるのに役立つ新しい情報を収集することができる。
1990年から1994年にかけて、NASAのマゼラン宇宙船は、レーダー画像装置と高度計を使って、金星の軌道からアルファ領域の地形をマッピングした。最近、ダビンチのチームは、これらのマップからより詳細な情報を求めて、科学者達は、新しい技術を適用してマゼランのレーダー高度計データを分析した。次に、プエルトリコの旧アレシボ天文台から3回撮影されたレーダーイメージでこのデータを補足し、マシンビジョンコンピューターモデルを使用してデータを精査し、新しい縮尺(1キロメートル未満)で情報のギャップを埋めた。
その結果、科学者達はアルファ領域の地図の解像度を10倍に向上させ、地表の新たな地質パターンを予測し、これらのパターンがアルファ領域の山々でどのように形成されたのかという疑問を投げかけた。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Lonnie Shekhtman(著者名です)