週が改まって月曜日!
執筆者は週末を使って久々に読書に耽りました!
話題の”1Q84”を読んでいたのですが、いやあ、久々の村上春樹長編で嬉しいです^^
BOOK1を読み終えたところなので、後半分しか残っていないと思うと少しさびしい気がするくらいですね!
さてさて、先週お伝えしましたとおり、今日は代々木ゼミナールの大学入試研究会を簡単にレポートしたいと思います。
今日は【概況】と【国公立大入試】について、
明日は【私大入試】とついてまとめていきますね!
【概況】
2009入試は
①センター難化
②景気の悪化
の2点が様々な所に影響を及ぼした入試だったと言えます。
①のセンター入試難化については主に国公立大学の2次試験出願に影響を及ぼしました。
といっても、出願自体が減るのではなくて、
出願校のランクを落とす
∥
大都市圏の準難関大で出願ダウン
∥
地方国大・公立大で出願アップ
という結果に落ち着きました。
前年(2008入試)と今年(2009年)の前期・後期の志願倍率を比べると、
前期試験 : 対前年比 98.9%
前期試験 : 対前年比 95.9%
前期+後期: 対前年比 97.4%
という結果ですから、前期で微減・後期は減少・全体で見てもやや減少程度の結果でした。
後期試験に関しては難関大を中心に後期試験廃止の動きが広まっていますから、その結果をうけての妥当な減少だと言えます。
センター難化をうけても出願自体を取りやめる生徒が思ったより多くなかったので、国公立大人気は根強いものがあるといえるでしょう。
【国公立大入試】
さて、あまり出願減にならなかった国公立大入試ですが、詳しく見てみると様々な変化があります。
旧帝大を中心とする難関大では志願者は前年と比べて横バイの状況です。
唯一名古屋大だけが対前年106%(前期試験)と志願者数を増やしていますが、少なからず景気の影響があるかもしれません。
トヨタに代表される中部地方の景気の急激な悪化をうけて、それまで他のブロックを狙っていた生徒が名古屋にとどまった可能性があります。
(このことはおそらく私大入試にも言えることで、中部地方の受験生の他ブロックへの流出は少なかったようです。)
そのほかの難関大では微減か前年並み、といった状況でした。
一方、地方中堅国公立大では志願者が増加した大学が多かったようです。
その増加分は大都市圏の準難関大の減少で吸収される形となりました。
(横浜国立大・横浜市立大・大阪市立大・千葉大など)
ですから、前述した
出願校のランクを落とす
∥
大都市圏の準難関大で出願ダウン
∥
地方国大・公立大で出願アップ
の図式が成り立つわけです。
このことはセンター試験が前年に比べて難化した時に必ず起きる現象ですね。
2010センターがどうなるかはわかりませんが、上のことは頭にとどめておいてください。
さて、2009入試レポートはひとまずこれくらいにしておきましょう。
明日は私立大学編をお知らせするので、お楽しみに!
がんばれ、受験生!
執筆者は週末を使って久々に読書に耽りました!
話題の”1Q84”を読んでいたのですが、いやあ、久々の村上春樹長編で嬉しいです^^
BOOK1を読み終えたところなので、後半分しか残っていないと思うと少しさびしい気がするくらいですね!
さてさて、先週お伝えしましたとおり、今日は代々木ゼミナールの大学入試研究会を簡単にレポートしたいと思います。
今日は【概況】と【国公立大入試】について、
明日は【私大入試】とついてまとめていきますね!
【概況】
2009入試は
①センター難化
②景気の悪化
の2点が様々な所に影響を及ぼした入試だったと言えます。
①のセンター入試難化については主に国公立大学の2次試験出願に影響を及ぼしました。
といっても、出願自体が減るのではなくて、
出願校のランクを落とす
∥
大都市圏の準難関大で出願ダウン
∥
地方国大・公立大で出願アップ
という結果に落ち着きました。
前年(2008入試)と今年(2009年)の前期・後期の志願倍率を比べると、
前期試験 : 対前年比 98.9%
前期試験 : 対前年比 95.9%
前期+後期: 対前年比 97.4%
という結果ですから、前期で微減・後期は減少・全体で見てもやや減少程度の結果でした。
後期試験に関しては難関大を中心に後期試験廃止の動きが広まっていますから、その結果をうけての妥当な減少だと言えます。
センター難化をうけても出願自体を取りやめる生徒が思ったより多くなかったので、国公立大人気は根強いものがあるといえるでしょう。
【国公立大入試】
さて、あまり出願減にならなかった国公立大入試ですが、詳しく見てみると様々な変化があります。
旧帝大を中心とする難関大では志願者は前年と比べて横バイの状況です。
唯一名古屋大だけが対前年106%(前期試験)と志願者数を増やしていますが、少なからず景気の影響があるかもしれません。
トヨタに代表される中部地方の景気の急激な悪化をうけて、それまで他のブロックを狙っていた生徒が名古屋にとどまった可能性があります。
(このことはおそらく私大入試にも言えることで、中部地方の受験生の他ブロックへの流出は少なかったようです。)
そのほかの難関大では微減か前年並み、といった状況でした。
一方、地方中堅国公立大では志願者が増加した大学が多かったようです。
その増加分は大都市圏の準難関大の減少で吸収される形となりました。
(横浜国立大・横浜市立大・大阪市立大・千葉大など)
ですから、前述した
出願校のランクを落とす
∥
大都市圏の準難関大で出願ダウン
∥
地方国大・公立大で出願アップ
の図式が成り立つわけです。
このことはセンター試験が前年に比べて難化した時に必ず起きる現象ですね。
2010センターがどうなるかはわかりませんが、上のことは頭にとどめておいてください。
さて、2009入試レポートはひとまずこれくらいにしておきましょう。
明日は私立大学編をお知らせするので、お楽しみに!
がんばれ、受験生!