「10分間ミステリー」
「このミステリーがすごい!」大賞10周年記念特別編集記念
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c7/3dbdf090dd2918ed9dee0873e2fd19d9.jpg)
「バチスタ」シリーズの海堂尊はじめ、「このミステリーがすごい!」大賞作家がほぼ勢揃い、
原稿用紙10枚、1作品10分で読めるショートミステリー。全29作品
次々に、あっと言う間に読めた。
「背の眼」上・下 道尾 秀介
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/44/01e7cf76d33524c258bfefec8c62c3f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1e/92b193a82417df3857cc367196eadde7.jpg)
福島県の白峠村で民宿に泊まったOLが撮影した写真に、二つの眼のようなものが映っていた。
その後OLは自殺、同様の事例が続く。
たまたま、白峠村を訪れたホラー作家の道尾は、その村で連続して起こった児童失踪事の真実を
友人の霊現象探究家・真備庄介と助手の北見凛と共に、解決に挑む。
最初は吉備の長々とした心霊現象についての説明で、少し退屈したが、後半は面白く読めた。
ただ、写真に眼が映った人が亡くなる理由の説明が、わたしには完全には理解できていない。
「切羽へ」 井上荒野
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/ea/7ce15d3fb58fc4785497a55b4f3823b9.jpg)
直木賞受賞作品
切羽とは、(トンネルを掘っていく一番先、もうその先がない)
かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭をしているセイは、画家の夫と暮らしている。
平和で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和聡に惹かれていく。
夫を愛しているのに、もうその先がない切羽へ向かって。官能的な大人の官能小説。