ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「10分間ミステリー」 「背の眼」 「切羽へ」

2014-02-18 18:19:25 | 
 
 「10分間ミステリー」 
「このミステリーがすごい!」大賞10周年記念特別編集記念
 
  

「バチスタ」シリーズの海堂尊はじめ、「このミステリーがすごい!」大賞作家がほぼ勢揃い、
原稿用紙10枚、1作品10分で読めるショートミステリー。全29作品
次々に、あっと言う間に読めた。

 「背の眼」上・下  道尾 秀介

 
    

福島県の白峠村で民宿に泊まったOLが撮影した写真に、二つの眼のようなものが映っていた。
その後OLは自殺、同様の事例が続く。
たまたま、白峠村を訪れたホラー作家の道尾は、その村で連続して起こった児童失踪事の真実を
友人の霊現象探究家・真備庄介と助手の北見凛と共に、解決に挑む。

最初は吉備の長々とした心霊現象についての説明で、少し退屈したが、後半は面白く読めた。
ただ、写真に眼が映った人が亡くなる理由の説明が、わたしには完全には理解できていない。

  「切羽へ」  井上荒野

  
 直木賞受賞作品

切羽とは、(トンネルを掘っていく一番先、もうその先がない)
かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭をしているセイは、画家の夫と暮らしている。
平和で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和聡に惹かれていく。
夫を愛しているのに、もうその先がない切羽へ向かって。官能的な大人の官能小説。
コメント
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