ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 サファイア 」  湊 かなえ   「 まんがタイム・まんがホーム 」

2018-03-08 18:19:56 | 
スポーツジムの帰り、姪っ子に貰った図書券を持って本屋さんに寄りました。
まず「 まんがタイム 」と「 まんがホーム 」。
4コマ漫画ですが、もう、30年ぐらい読んでいます。 時々、「 まんがタイムジャンボ 」や、「 まんがタイムスペシャル 」も。
最近は作家さんが若返って、中高年向けから、若者向けに内容が替わってきて、昔の方が良かったな。 今は、読み終えると孫に届けています。

植田まさしさんは安定して面白い。むんこさんが好きですね。
赤座ひではるさんや、なりゆきわかこさん、こだま学さん、ひらのあゆさん、窪田まり子さんなど懐かしい。
あの頃はせっせと懸賞のアンケートを書いて出していたので、時々、当選しました。 送られてきたうさぎさん、色褪せましたが、今でも大切にしています。

       

文庫のコーナーで、湊かなえさんの「 サファイア 」が目にとまりました。
私の誕生石のサファイア。綺麗な青色の宝石。こんなに大きくないけれど、大切にしている指輪があります。 早速、本をお買い上げ。

     「 サファイア 」  湊 かなえ

        

栞に、きれいな宝石に秘められた深い謎と人々の切なる想い。人間の内なる闇と祈りを描き切る、宝玉の物語。と書いています。
人間の摩訶不思議で切ない出会いと別れを、己の罪悪と愛と夢を描いた傑作短篇集。 「Book」データーベースより
「 真珠 」「 ルビー 」「 ダイヤモンド 」「 猫目石 」「 ムーンストーン 」「 サファイア 」「 ガーネット 」の7作品。
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厳しい母親の元、子供の頃からおやつも食べられず、ムーンラビットのイチゴ味の歯磨き粉で歯を磨いてしのいでいた林田万砂子・50歳の真珠のような歯。

1億円のルビーを譲られた親子。

ガラスにぶつかって脳震盪を起こした雀を助けた男のもとに現れた雀の化身が、男が結婚詐欺にあってだまし取られたダイヤモンドの指輪を取り返しに行く。

隣りに、猫を連れ越してきた女が、大槻家の家族3人の秘密をそれぞれに告げ口をしに来る。その女がひき逃げされた。残された猫の視線をベランダに感じる。

市会議員の夫は理想の夫、父親だったが落選したとたん暴力を振るうようになり子供を守るため殺してしまった妻。
そこに現れた弁護士は、子供の頃、あがり症でクラスで浮いていた久美。ムーンストーンを片方くれて、クラスに溶け込ませてくれた小百合の恩を忘れず弁護してくれるという。

「 二十歳の誕生日プレゼントは、指輪が欲しい 」と、恋人に人生初のおねだりをした。
誕生日前日に待ち合わせをしたのに彼は現れず、誕生日に彼の姉からの電話で、その日、彼女に会いに行く途中で彼がホームに転落して事故死したと知らされる。

「 サファイア 」と、「 ガーネット 」は関連していて、彼の死後、作家になった彼女と、彼の死の謎が明らかになる。
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どの作品も、切ない。特に「 サファイア 」は、泣きそうになるほど辛い。

途中で、「 たぶんそうなんだろうな 」と、予想して読んでいたら、最後に「 ええっー 」と裏切られる。
今回はイアミス感は少なめでしたが、湊かなえ作品は、やっぱり面白い! 
姪っ子ちゃん、図書券有難う。 楽しめましたよ。 

 

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       ありがとうございます。



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