ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 風の歌を聴け 」  村上 春樹

2020-10-14 00:12:34 | 
          「 風の歌を聴け 」 村上 春樹

               

息子が年配の知り合いに「 今まで読んだ本の中で3位で、何回も読みたい本 」と紹介されたので図書館で借りてきました。
村上春樹の処女作で、群像新人賞受賞作。
先に息子が読み、「 すぐに読めるわ 」と1日で読みました。 ほんと、すぐ読めました。
~~~~~~ネタバレあり
1970年夏、大学生の主人公は、夏休みの間、海辺の町に帰省する。
そこで出会った通称・鼠と友人になり、酔っぱらって倒れていた女性と知り合い、束の間の退屈なバカンスを過ごすお話。
主人公の僕は、子供の頃は寡黙で心配した親に精神科医に連れて行かれるほどだったが、14歳で急におしゃべりになり、その後、普通に生活するようになる。
鼠と彼女との束の間の交流の後、東京に戻る。 
後日談で、僕は結婚して、鼠とはいまだに付き合いがあるが、あの夏知り合った左手が4本しかなかった彼女とは帰省しても2度と会えなかった。
~~~~~~
優雅な学生生活だな。 毎日大量のビールを飲み、煙草をプカプカふかし、女の子と付き合うような。 
1970年、その頃の私は、まだ若く、必死で頑張っていたなと思いをはせた。

此の作品は、何と言うこともない青春の一片が描かれている。
最後に、「 あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風にして生きている。 」と書いています。 言い得て妙。

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コメント
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