ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 婚活食堂 3 」  山口恵以子

2021-08-21 23:34:36 | 
          「 婚活食堂 3 」 山口恵以子

               

婚活食堂第3弾。元居酒屋さんの本。4と5も出ているので、しばらく待って、居酒屋さんから回ってこなかったら、図書館にりクエストです。
丁度、ユーチューブで宮崎美子さんが、婚活食堂3冊の紹介と、貧乏人のアスパラガスを作っていました。
私も、前回読んでさっそく作っていました。

          

本当はポロネギで作るそうですが、めぐみ食堂では白ネギで作っていました。
シロネギは10cmに切る。鍋にシロネギと水を入れてコトコト煮る。温かいまま食べるときは、塩コショウして、オリーブオイル、バルサミコをかける。
バルサミコがなかったので、粉チーズをふって食べました。トロトロで美味しかったです。 
冷蔵庫で冷やしたのには、塩コショウとマヨネーズをかけます。写真は冷たくしたものです。アスパラの代用品ですが、温冷どちらも簡単で美味しいです。 
~~~~ネタバレあり
今回は常連さんの年配の女性たちが、猫カフェの婚活に参加したり、娘や息子を結婚させたい親が、親同士の代理婚活をします。
恵はオーナーの真行寺に頼まれ、児童養護施設の愛正園にいる江川大樹とその仲間をいちご狩りに連れて行きます。
真行寺は自殺した従業員の親からパワハラで訴えられていて、恵は、真行寺の性格を知っているので調べます。
たまたま常連の大学教授が連れてきた同寮の後ろに、不穏なものを感じる。黒い、悪いモヤモヤが。 自殺した女性のゼミの教授だと言うことで調べて真相を暴きます。
真行寺の嫌疑は晴れましたが、亡くなった従業員の親は、どちらにしても娘を失って、大学教授を訴えても娘は帰ってこないので可哀相です。

常連さんの教授の娘は弁護士ですが、昨今、司法試験の合格率が良くなり弁護士が増えて、思うような活動ができないそうです。
自分亡き後の娘の心配をして父親は恵に代理婚活の付き添いをお願いします。
そこで、たまたま息子の代理婚活に来ていた、いちご狩りに行った先の苺農家の両親に会い、2人がお似合いと見て縁談をまとめます。
教授も、猫カフェ婚活していた女性と事実婚。
年配同氏の婚活は、子供や財産やお墓やその他のしがらみで、すんなりいかないので、事実婚でもいいかも。

文中の問題点に大いに共感しました。
博士号を取った真帆さんでさえ、自由に論文を出せない。学会も家元制度で、師匠の学説に異議を唱えると、教授ににらまれ村八分に。
教授会も医師会、松本清張の小説「 真贋の森 」の美術界も然り、政治家も音楽界も茶道、華道も舞踊、すべてとは言いませんが、ほとんどの師匠と弟子の関係の世界は家元制度。
権威とその取り巻きが牛耳っていて、AとBや派閥に別れていて、異論を唱えると破門される。会社もそんなところあり。しかも、どの世界も多額のおかねが動く。
占いの世界もそうらしく、弟子入りして住み込みで家事をしてやっと一人前として認められる。 恵は、たまたま、與さんが同志として扱ってくれたから良かったけれど。

料理と婚活の本ですがいろいろと考えられさせました。


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コメント
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