お昼ご飯を食べてテレビを観ながらゆっくり休憩していました。
ふと、今日がもう10月に入っているのに気づき、カレンダーをめくりました。
カレンダーの今日の欄に、映画と書いていました。 そうだ、今日は文化会館で映画があるんだ。 時計を見ると1時40分。
映画は2時30分から。一瞬諦めようかと考えましたが、どうしても観たかった映画なので、慌てて歯を磨くと、上着をつかんで自転車に飛び乗りました。
いつもは邪魔なマスクもこんな時は助かります。化粧しなくても、外に出られますから。
2時過ぎに到着し、間に合いました。 当日券を買って、汗と、息切れをおさえるために、お茶を買って入場しました。
半分ぐらいの入りでした。 係の方の前説を聞いて、いよいよ始まりました。
佐藤健君、阿部寛さん、林遣都さん、永山瑛太さん、緒方直人さん、吉岡秀隆さん、倍賞美津子さん、そして、どこかで観た女優さんだなと思ったら、「 おかえりモネ 」で観ていた、清原果耶さんでした。
豪華キャストとスタッフ。 舞台は東日本大震災から10年目の仙台。全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという不可解な殺人事件が相次いで発生。
被害者はいずれも、誰もが慕う人格者だった。 捜査上に浮かび上がったのは、利根( 佐藤健 )という男。
刑事の笘篠( 阿部寛 )は、被害者から共通項を見つけ出し、利根を追い詰めていくが。 過去に何があったのか? 事件の裏に隠された切なくも衝撃的な真実が明らかになっていく。( パンフより )
追う者も追われる者も辛い過去を背負っています。現在と過去が交差して、真相が暴かれていきます。
何度か涙がにじみました。 ニュースで見ているだけではわからない現実と現状。
誰が悪かったのか。役所、国? 生活保護も、本当に必要な人達に渡るように、担当者たちも働きかけてくれていますが、一部悪用されていることも否めない。
しかし、どんなことがあっても、辛くても、人を殺めてはいけない。 殺された人にも親や配偶者や子供がいて、悲しむ人がいる。 殺して復讐しても、亡くなった人は喜ばないし解決はできない。
それでは弱者はどうすればいいのか? いくら問題を提起しても誰も聞いてくれないジレンマを抱えて。難しい問題だな。
最後に思ってもいなかった結末に驚き。伏線があっただろうにすっかり騙されていました。
終る数分前に、またまた全く驚きの真実が。 阿部ちゃんは、ありがとうと言っていましたが、私なら泣き叫んでいただろう。
重い内容で、いろいろ考えて疲れました。 スーパーに寄っってパン屋さんでコーヒーを飲んで帰りました。
来月は、中井貴一さんと松山ケンイチさんの「 大河への道 」 面白そうなので、またカレンダーに印をつけました。
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