酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

スターターをちびらせた? 小平の迫力

2018-02-19 08:41:43 | スポーツ
 平昌五輪スピードスケート女子500mは小平奈緒が五輪新の好記録で圧勝した。

 ≪平昌五輪は18日、江陵オーバルなどで第10日が行われ、スピードスケート女子500メートルで小平奈緒(31)=相沢病院=が36秒94の五輪新記録で金メダルに輝いた。スピードスケート種目で日本選手の金メダルは1998年長野五輪男子500メートルの清水宏保以来2人目で、女子では初めて。小平は1000メートルの銀メダルに続き、今大会2個目のメダル獲得となった。郷亜里砂(イヨテツク)が8位入賞。神谷衣理那(高堂建設)は13位だった。

 日本の冬季五輪の金メダルは通算12個目で、今大会はフィギュアスケート男子の羽生結弦(23)=ANA=に続き2個目。今大会の日本勢の獲得メダルは10個となり、これまで最多だった長野五輪に並んだ≫=産経com=。

 小平が記録した36秒94は、サラエボ五輪で銀メダルを獲得した北沢 欣浩の38秒30をはるかに上回る快記録、女子の記録の伸びには改めて驚かされる。

 さて、このレースのポイントはやはりスタート。小平は「レディ」で静止した後、ビクンと動いた。が、スターターは構わずピストルを鳴らしレース成立、小平は100を10.26秒で駆け抜けるとそのままスピードを持続、トップタイムでゴールインした。五輪3連覇が懸った韓国の李相花の100は小平よりわずかに速かったが、カーブで膨らみ及ばなかった。ネット上ではこのレースのスターターが、小平の時だけ「レディ」と「バン」の間隔を開け、焦らそうとしたとの非難が目立つがどうなんだろう。


 小平の背中がビクンと震えた瞬間「フライング」だと思ったが、やり直しのピストルは鳴らなかった。ひょっとすると小平の「ビクン」が正しい号砲の瞬間だったのかもしれない。フライングの合図を打てば、後でタイミングの正しさが検証されることになる。「やべー」というわけでフライングは取らなかった―と見るのは少しうがちすぎだろう。

 テレビ中継のアナ氏が言っていたように「獲物を狙う獣のような眼」をした小平の気迫がスターターにフライングのピストルを撃たせなかったと言うべきだろう。童顔の小平に野獣の迫力、というか、童女のようだからこそ獣性失われていないのだろう。お見事でした。

 フィギュアの羽生 結弦に国民栄誉賞が贈られるのはほぼ確実だが、小平はどうなるか? 菅が髪の毛をかきむしって悩んでいるかもしれない(w)。
 
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カジノ規制!?マジですか!!

2018-02-16 10:46:11 | 話題
 東京23区内での大学定員増は今後10年間禁止する―という「地域大学振興法」案にも驚いたが、こんなことでびっくりしていてはいけないらしい。政府は日本人や在留外国人がカジノに入場するのを「週3回」などとする方向で検討に入ったという。馬鹿か。依存症対策だというが、カジノを設置しなければそれでいいだけの話だ。ここから見えてくるのは、何が何でもカジノをつくる―というご立派な意気込みである。

≪政府は15日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の規制について、日本人や日本在住の外国人の入場を「7日間に3回」かつ「28日間で10回」までに制限する原案を自民、公明両党に示した。ギャンブル依存症への懸念は依然根強く、慎重派から原案の規制ではまだ不足していると批判が出る一方、カジノ推進派からは規制が厳しすぎると苦言も続出。今国会で成立を目指すIR実施法案の調整は難航する可能性もある。

 「今国会に法案を提出し、成立を期していきたい。議論をしっかり始める」。自民党の岸田文雄政調会長は15日、党の検討プロジェクトチーム(PT)でカジノを解禁するIR実施法案の成立を急ぐ考えを示した。政府・自民党は昨秋の臨時国会への法案提出を目指したが、衆院解散の影響で法案策定が遅れており、与党は今後議論を本格化させる。

 政府はこの日示した規制原案で、入場回数制限のほか、本人確認にマイナンバーカードを活用すると規定。営業面積も1万5000平方メートル以下などと上限を設けた。内閣官房幹部は「国際的にも異例の厳しい規制だ」と話す。外国人観光客などは入場規制の対象から除外するとした。

 厳しい規制案はギャンブル依存症への懸念に応えるためだ。国会には与党だけでなく、立憲民主党など野党も独自に依存症対策基本法案を提出。カジノ解禁のためには厳しい規制が避けて通れないのが実情だ。立憲の枝野幸男代表は14日、記者団に「(政府法案と野党案を一本化するなら)カジノをやめるのが大前提だ」とけん制した。

 さらに15日の公明党の検討PTでは、政府の規制原案に厳しい指摘が続出。入場回数規制の効果については、「利用者本人に依存症の自覚症状がなく、家族も気づかなければ意味がない」と疑問視する意見も出た≫=毎日jp=。

 来日外国人を増やすことと地域振興がカジノ設置の狙いらしいが、クールジャパンとは真逆ではないか。カジノなどを「統合型リゾート」などと言い換えても本質が変わる訳ではない。「日本にはカジノがないから行ってもつまらない」などという御仁は来ていただかなくても結構ではないか。どこでどんな金がうごめいているのか知らないが、こんなことに血道を上げる議員っていったい何を考えているんだろう。
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