17歳、高校生のプロゴルファー石川遼の「記念館」が新潟県湯沢町にできるそうだ。人気で稼げるいまのうちに投資しておこう、ということなのだろうか。信金マンである父親のアイディアかな。
《人気プロゴルファーの石川遼選手ゆかりの品を展示する「記念館」が、湯沢町土樽のペンションに8月にもオープンすることが29日、分かった。同施設は石川選手の冬場のトレーニング拠点としても利用され、町は新たな観光資源として期待している》=30日・新潟日報=
よく読むと10室あるペンションの一部屋に記念の品を集めるだけだ。優勝トロフィーや使用したクラブ、写真などが展示される予定だという。記念館というより「思い出の部屋」ですね、これは。
一般の客も泊める。つまりペンションの客寄せ施設と言うわけだ。その程度のものを「記念館」とは大げさではないか。湯沢町がまた大法螺を吹き、地元メディアがそれに乗っかったというところだろう。
バブル時代、リゾートマンションブームの象徴的存在だった湯沢町は、その後空きマンションと滞納に泣いている。ペンションや旅館も売りに出されているものが多い。「遼クン記念館」について地元町長は「町にとってありがたい話。周りの宿泊施設にも恩恵があり、町民みんなが喜ぶはずだ」(同紙)と手放しの歓迎ぶりだ。
「思い出の小部屋」にこれほど期待するとは、雪国の里の惨状がしのばれる。
《人気プロゴルファーの石川遼選手ゆかりの品を展示する「記念館」が、湯沢町土樽のペンションに8月にもオープンすることが29日、分かった。同施設は石川選手の冬場のトレーニング拠点としても利用され、町は新たな観光資源として期待している》=30日・新潟日報=
よく読むと10室あるペンションの一部屋に記念の品を集めるだけだ。優勝トロフィーや使用したクラブ、写真などが展示される予定だという。記念館というより「思い出の部屋」ですね、これは。
一般の客も泊める。つまりペンションの客寄せ施設と言うわけだ。その程度のものを「記念館」とは大げさではないか。湯沢町がまた大法螺を吹き、地元メディアがそれに乗っかったというところだろう。
バブル時代、リゾートマンションブームの象徴的存在だった湯沢町は、その後空きマンションと滞納に泣いている。ペンションや旅館も売りに出されているものが多い。「遼クン記念館」について地元町長は「町にとってありがたい話。周りの宿泊施設にも恩恵があり、町民みんなが喜ぶはずだ」(同紙)と手放しの歓迎ぶりだ。
「思い出の小部屋」にこれほど期待するとは、雪国の里の惨状がしのばれる。