昨晩は約5年ぶりに大学時代の同窓会のような会があって、当時の仲間たちと会いました。5年前にも顔を合わせたメンバーばかりなので、表面上はとくに変わったことはなかったのですが、皆それぞれ言葉にはしないながらもそれぞれの人生を生きているんだなという当たり前のことが、今更ながら感じられました。今回はその仲間たちと出会った年、80年によく聴いていた作品です。
「Hold Out」はJackson Browneの6作目のアルバムで全米チャートNo.1を獲得しています。それまでのシンガー・ソングライター然とした作品に比べて、かなりロック色が強くなっています。全体的には再婚した夫人をテーマにした曲が中心になっているようですが、「Of Missing Persons」という曲は急逝した親友のLowell Georgeを悼んだ曲で、そのLowellの娘Inara George(現The Bird And The Bee)に宛てています。「Disco Apocalypse」はタイトルどおり当時ブームだったディスコ調の曲です。
シングル・カットされたのは「Boulevard」と「That Girl Could Sing」の2曲でしたが、アルバムを聴いた人は皆口をそろえるように「何でこの曲なんだ!」と言っていました。それくらい「Hold Out」と「Call It A Loan」の2曲の出来が良いです。そしてラストの「Hold On Hold Out」の独白部分。当時はカッコイイと思っていましたが、今聴くとかなり恥ずかしいです。
【収録曲】(5曲はリンクがあります)
1. Disco Apocalypse
2. Hold Out
3. That Girl Could Sing
4. Boulevard
5. Of Missing Persons
6. Call It A Loan
7. Hold On Hold Out