来年2月2、3日にリヴァプールとロンドンで2日間だけのThe Pale Fountains再結成です(参考)。あの永遠に色褪せることのないデビュー曲「Just A Girl」から25年になるのを記念してのものですが、なんと23年ぶりのステージです。ただベースのChris McCaffreyは解散前に死亡していますし、トランペットのAndy Diagramが参加するのかどうかもわからないようです。そうすると残っているのはMichaelとJohnのHead兄弟と、ドラムのThomas Whelanだけです。それでThe Pale Fountainsといえるのか、Shackに毛が生えたようなものではないかと思いますが、それでも現在のMichael Headが「Just A Girl」を歌うとどうなるのか、とても興味深いニュースです。
The Pale Fountainsは85年の来日時のライヴをFMの番組で聴いたので、辛うじてリアルタイム組ですが、実際に良さがわかったのは解散後のことです。80年代の終わりごろに新星堂の3枚組コンピで聴いた「Just A Girl」の素敵だったこと。次に買ったのが85年のセカンド・アルバムの本作「...From Across the Kitchen Table」です。まるで別バンドのようなサウンドとヴォーカル・スタイルに首を傾げてしまい、このアルバムは当時あまり好きではありませんでした。その次に聴いた名盤ファースト「Pacific Street」は麗しい作品でした。そして98年にドイツのMarinaから出たファースト以前のレア・コンピ「Longshot For Your Love」を聴いて、このバンドはメジャー・デビュー前が一番良かったことを知るようになるわけです。Marinaといえばホームページのリンクが切れてしまっているようで一体どうなったのでしょう。
Head兄弟はThe Pale Fountains解散後にShackを結成し現在に至っているわけですが、Shackのサウンドは間違いなくセカンドの「...From Across the Kitchen Table」からの流れにあります。現在ではファーストではやや物足りなくなり、セカンドの本作を聴く機会が増えました。「Jean's Not Happening」「These Are The Things」「Shelter」「It's Only Hard」「Limit」あたりはいつ聴いても良いです。
Jean's Not Happening ↓
http://www.youtube.com/watch?v=p6RFhVib1uw
...From Across the Kitchen Table ↓
http://www.youtube.com/watch?v=3obdQgMQ_bo
Shack「Comedy」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=vQ_b2-Yx3qU