恩田陸さんの「木曜組曲」は、1年半前に新聞広告で知って読みたかったのに見つけられなかった本。
本屋さんでは見つけれなかったけど、Book Offで見つけた。
「木曜組曲」⇒(恩田陸作)
主人公は、5人の女性(ライター絵里子、流行作家尚美、純文学作家つかさ、編集者えい子、出版プロダクション経営者静子)。
4年前に小説の巨匠・重松時子が薬物で自殺した。
その後、彼女と縁深い5人の女性が年に一度、彼女の命日(木曜日)を挟んで3日間集まって彼女を偲ぶ宴が催されている。
5人が集まる所に百合の花束と謎のメッセージが届く。
「皆様の罪を忘れないために、今日この場所に死者のための花を捧げます。」
送り主は「フジシロチヒロ」。
フジシロチヒロとは、時子が最後に書いていた原稿の主人公の名前。
誰が? 何の為に? 時子は自殺なのか他殺なのか?
時子が死んだ当日も5人はその家に集まっていた。
ミステリー小説。
感想:疑問に疑問。
物書きの集まりだけあって想像も妄想も出てくる。
何が真実なのか???の時もあり、面白かった。
最後はなぁ~んだって事になるんだけど、最後まで結末が分からない。
結局一気読みになってしまったわ。