時代小説と言えば葉室麟さんってくらい、葉室さんの本は好き。
かなり読んでるけど全部読んでるまでにはいかない。
読みたい本は読んでるので自分では買わなくなった。
誰かが買ったら回してくれてる。
今回はARさんが「これは読んでないでしょう。」と言って回してくれた。
「青嵐の坂」⇒(葉室麟作)
主人公は、矢吹主馬。
扇野藩は大火と凶作により破錠寸前の危機に面し改革を余儀なくされた。
藩政改革を断行したのは郡代・檜弥八郎であったが、弥八郎は罠にはめられ切腹。
弥八郎には息子・慶之助と娘・那美がいるが、慶之助は江戸で暮らす藩主の世子のお気に入りのためにおとがめなし。
娘の那美は遠縁の矢吹主馬に預けられることになった。
世子が家督を継ぐために慶之助を連れて扇野藩に戻ってくる。
慶之助は父の仇に復讐を果たすことと、父が道半ばだった藩政改革をやり遂げる目的があった。
父に目をかけれていた主馬に嫉妬もあり、藩政改革のお役を主馬にさせてるのだが....。
主馬は藩政改革を終えることができるのか?
慶之助は二つの目的を果たせるのか?
主馬が改革に乗り出すことを「嵐の吹き荒ぶ坂を上っていくようなもの」と言ってる。(タイトルはそこからきている)
青嵐とは青葉の頃に吹く強い風のことらしい。
時代小説。
扇野藩シリーズの4冊目。(「散り椿」「さわらびの譜」「はだれ雪」に続く)
感想:久しぶりの葉室ワールドを楽しんだわ。
武士とは...武士の覚悟とは...やっぱり健在。
勿論一気読みなんだけど、最後がハッピーエンドでなかったんだよねぇ。
ちょい残念。