脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

蹴球

2014-11-04 22:52:06 | 日記


だいたいサッカーは、持つものと持たざるもののせめぎ合いになったりします。

東邦vs旭丘

サッカーの愛知県、高校サッカー選手権準々決勝。

この試合は、どちらも持つことを拒むような戦いでした。

その、素振りすら見えなかった。
やれない、ではなく、やらない。
もしくは、指導者が、やらせないのか。(結果は東邦1-0旭丘)。

持つとは、ボールであり、主導権。

でも、彼らは自らそれを放棄しようとする。

少しプレッシャーが掛かっただけで、ラインの裏にバーン。

グランダーのパスで、繋げる場面なのに、わざわざ浮かせて、味方と敵に五分五分なパスにしてしまう。

もちろん、負ければ終わり。
選手権予選は、断崖絶壁の戦いだから、仕方ないと言う意見はあるでしょうが。

でも、もし、そこで勝っても、持たざるサッカーでは全国では通用しない。その先のカテゴリーでも、もちろん成功しない。

ちょっと身体能力が高かったから。
ちょっと脚が速かったから。
勝った理由は、それだけ。

昔、昔、酒席でご一緒させてもらった元Jリーグ監督が、私に言った言葉が、頭の中をグルグル廻る。

君らが高校で、やっていたのは蹴球だ。
フットボールではない。

その時から10年以上たった今、その言葉の意味がよく分かる。

本当にサッカーが好きな青年達にこそ、早く気付いて欲しい。

素晴らしいサッカーで野洲が選手権を制覇したのは幻だったのか?

指導者が間違っている。
そんな指導者しか作れない、サッカー協会が間違っている。

そうとしか、考えられない。