イーヴはとても大切な物を失ったんですね。
そして今夜イーヴがどんなにか大切な物を守ったのが見えた気がしました。
あくまでアタシなりに。
クロードはイーヴを愛した事で、クロード自身がイーヴを愛せる事を初めて自覚したのではと思いました。
クロードはイーヴと出会う前からガールフレンドとは付き合っていて、日記が暗号の様な物で書かれていたのは万が一彼女が読んでも何が書かれているのか分からない様にしたのではと。
クロードは以前から自分のセクシャリティについて気付いてはいたものの、行動にうつしたのはイーヴが初めて。
最初はイーヴを金で買ったけれど、そのうち本気で愛してしまったのでは。
イーヴもまた他の誰とも違うクロードと過ごすうちに、今まで気付かなかった自分の中の感情に戸惑いながらも身を任せたのかもしれません。
でも、クロードの家族、ガールフレンド、友達、そして世の中は二人の関係を決して許さないでしょう。
知られたらイーヴが危ない目にあうかもしれない。
だからクロードは目に涙を沢山ためて「君とは兄弟の様になりたいんだ」とイーヴに言ったのかもしれない。
イーヴはイーヴなりにそれを理解し「彼が僕で僕が彼」「二人の間に何もないみたいに」と、健気にクロードとの愛を育もうとしていました。
クロードはお金のトラブルを抱えていたようでした。
でも、それをイーヴは知らなかったし、クロードも言う気はなかったでしょう。
事件が起きた夜、二人の間には今までと違う空気が流れていたはずです。
松田さんのイーヴが話す言葉を聞くうちに、クロードはいつかは周囲に隠す事が出来なくなるであろう日に日に強くなるイーヴへの気持ちと、抱え始めていたトラブルに追い詰められ、自分で命を絶とうとしていたのかもしれないと思いました。
あの夜、愛し合ううちに無意識にイーヴはクロードの「君の手で」と言う願いを受け取ってしまったのかもしれません。
イーヴはこの後、クロードの家族やガールフレンドに散々言われるでしょう。「お前がそそのかしたんだ!愛し合ってたなんて嘘だ!」と。
でも彼はクロードの一番の想いを守ったと思うんです。
たとえ誰も信じないとしても
二人は愛し合っているんだと言う事実を。
お芝居はどんどん進化しています。
今夜は独白の最後、松田さんは哀しく笑っていました。
プレヴューでは判事の机の上で打ちのめされながらお芝居の最後を迎えましたが、今夜は床の上で哀しく微笑んで
「もう、やめるよ。」
と小さく言い、暗がりに消えてゆきました。
イーヴは取り返しのつかない事をしてしまったと分かっているのでしょう。
もう二度とクロードを抱きしめられない事も。
だけど愛し、愛されていた事は確かなのです。
だから、取り乱し、泣き叫び、分からないのです。
松田さんは何物も怖がらず、観客の胸に飛び込んで来ます。
そして、伝えたい沢山の事を必死に伝えようと、もがきます。
松田さんの顔が流す涙でキラキラ光っていました。
大きな身振り手振り、舞台を降りたり、舞台で寝転がったり、とにかく放出し続けます。
独白を一人で観客に向かってすると言う事は観客を巻き込みます。
アタシには今夜、イーヴが最後、観客達の腕に抱かれて眠るように見えました。
泣き疲れて眠るみたいに物語が終わったように見えました。
”心から愛せる人
心から愛しい人
この僕の愛の真ん中にはいつも君がいるから”
聴きながら駅まで歩きました。
イーヴは精一杯クロードを愛したんですね。
そして、お互いがお互いしか居なかったんですね。
ONE OK ROCK Wherever you are
そして今夜イーヴがどんなにか大切な物を守ったのが見えた気がしました。
あくまでアタシなりに。
クロードはイーヴを愛した事で、クロード自身がイーヴを愛せる事を初めて自覚したのではと思いました。
クロードはイーヴと出会う前からガールフレンドとは付き合っていて、日記が暗号の様な物で書かれていたのは万が一彼女が読んでも何が書かれているのか分からない様にしたのではと。
クロードは以前から自分のセクシャリティについて気付いてはいたものの、行動にうつしたのはイーヴが初めて。
最初はイーヴを金で買ったけれど、そのうち本気で愛してしまったのでは。
イーヴもまた他の誰とも違うクロードと過ごすうちに、今まで気付かなかった自分の中の感情に戸惑いながらも身を任せたのかもしれません。
でも、クロードの家族、ガールフレンド、友達、そして世の中は二人の関係を決して許さないでしょう。
知られたらイーヴが危ない目にあうかもしれない。
だからクロードは目に涙を沢山ためて「君とは兄弟の様になりたいんだ」とイーヴに言ったのかもしれない。
イーヴはイーヴなりにそれを理解し「彼が僕で僕が彼」「二人の間に何もないみたいに」と、健気にクロードとの愛を育もうとしていました。
クロードはお金のトラブルを抱えていたようでした。
でも、それをイーヴは知らなかったし、クロードも言う気はなかったでしょう。
事件が起きた夜、二人の間には今までと違う空気が流れていたはずです。
松田さんのイーヴが話す言葉を聞くうちに、クロードはいつかは周囲に隠す事が出来なくなるであろう日に日に強くなるイーヴへの気持ちと、抱え始めていたトラブルに追い詰められ、自分で命を絶とうとしていたのかもしれないと思いました。
あの夜、愛し合ううちに無意識にイーヴはクロードの「君の手で」と言う願いを受け取ってしまったのかもしれません。
イーヴはこの後、クロードの家族やガールフレンドに散々言われるでしょう。「お前がそそのかしたんだ!愛し合ってたなんて嘘だ!」と。
でも彼はクロードの一番の想いを守ったと思うんです。
たとえ誰も信じないとしても
二人は愛し合っているんだと言う事実を。
お芝居はどんどん進化しています。
今夜は独白の最後、松田さんは哀しく笑っていました。
プレヴューでは判事の机の上で打ちのめされながらお芝居の最後を迎えましたが、今夜は床の上で哀しく微笑んで
「もう、やめるよ。」
と小さく言い、暗がりに消えてゆきました。
イーヴは取り返しのつかない事をしてしまったと分かっているのでしょう。
もう二度とクロードを抱きしめられない事も。
だけど愛し、愛されていた事は確かなのです。
だから、取り乱し、泣き叫び、分からないのです。
松田さんは何物も怖がらず、観客の胸に飛び込んで来ます。
そして、伝えたい沢山の事を必死に伝えようと、もがきます。
松田さんの顔が流す涙でキラキラ光っていました。
大きな身振り手振り、舞台を降りたり、舞台で寝転がったり、とにかく放出し続けます。
独白を一人で観客に向かってすると言う事は観客を巻き込みます。
アタシには今夜、イーヴが最後、観客達の腕に抱かれて眠るように見えました。
泣き疲れて眠るみたいに物語が終わったように見えました。
”心から愛せる人
心から愛しい人
この僕の愛の真ん中にはいつも君がいるから”
聴きながら駅まで歩きました。
イーヴは精一杯クロードを愛したんですね。
そして、お互いがお互いしか居なかったんですね。
ONE OK ROCK Wherever you are