Chef's Note

『シェフの落書きノート』

ポーチドエッグ poached egg

2007-02-19 | 美味しいお話
賄いは~っと…。
大根の味噌汁に卵を落とそうかな~。

「えっ~!なんか今日のお味噌汁…いつもと違います」

「なにが?」

「だって…卵が…。なんか美味しい~!これって…もしかして…ポーチドエッグって奴ですか?」

「えー!ポーチドエッグなんて知ってるの?…凄いじゃん!」

「知ってます!ってば…」

食事の時のスタッフとの会話は、いつもこんな感じ…。



ポーチドエッグは、家庭でも簡単に出来る使える料理。
作り方のコツは…。

1. お鍋に水を入れて火にかけて、沸騰直前まで温める。

2. 酢を少量加えて、塩は好みや一緒にする料理にあわせて入れる。

3. 器に卵を割って、殻が入っていないか確認してから、静かに2.のお湯に入れる。

4. 卵をすくう穴あきレードル(お玉)とボールなどに冷水を入れておく。

5. 卵が好みの加減になったら、5.のレードルで卵をすくって冷水にいれる。


卵を入れて1分位


ふたつ目の卵を入れた


冷水に入れました。
お味噌汁に入れるので超半熟状態



半熟玉子や温泉卵より、その場で簡単に出来るポーチドエッグ。

卵の白身は、酢の酸で固まりやすくなります。
酢を多く入れると早くまとまりやすくなりますが、酸味もついてしまいます。
ポーチドエッグにあわせる料理にあわせて入れると良いと思います。

カレーライスにのせたり…
お味噌汁やスープに入れたり…
サラダに添えたり…
ハンバーグにのせたり…。

ほんのちょっとした手間で、ちょっといつもと違う感じになりますよ。

注:お味噌汁やスープに入れる場合は、再び熱い汁物に入れるので再び火が入るので、食べる時に良い感じなるように早めに取り出すのがコツです。


ポーチドエッグを使った有名な料理は…
『エッグ・ベネディクト Eggs Benedict』かな…。

イングリッシュマフィンに温めたハムやベーコンをのせ、ポーチドエッグをのせて、オランデーズソースをかけて、パセリのみじん切りをかけて飾ったり、クレソンを添えても良いと思います。

オランデーズソースは、卵黄とバターの上澄みで作った温かいバターのマヨネーズのソース。
フランス料理の基本ソースのひとつです。
これも簡単にできます。
機会があったら、作り方を紹介しますね。


もし、作ったことがなかったら…ちょっと作ってみてくださいね。
ちょっといつもと違う楽しい食事になりますよ。



ポーチドエッグ ( poached egg [英]、oeufs poches [仏] )




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