> 誰だかが書いていたのですが,「Web2.0」って言葉,何か商売臭がプンプン
> していて,あまり使いたくない。。。とか...
確かに何かとても新しい技術が出現している様な気分を煽り立てている割に,
実態は,これまでの技術の延長線上の発展でしかない...
> そう!言葉が先行していて,実体が曖昧模糊として,今一つ良く分からないん
> ですよ。。。いったい,何が「Web2.0」なの??
最初にこの言葉を発案したティム・オライリーは,自身の論文で7つの原則を述
べていますが,結局のところ,「Web2.0」とは,個々の技術なのではなく,
「Web利用の発展段階」とでも言うか,総体的なインターネット利用技術の
進化を意味する用語として発案した様です。。。
だから,日常的にWeb技術に関わっている人には,いつから「2.0」にバージョン
アップしちゃったのか,明確には分からない。。。
> う~ん...単に商売に行詰った経営者が,市場の活性化のために捻り出した
> 「造語」としか思えないのですが。。。少なくとも私的には。。。
そこまで「胡散臭い」ものでもないと思いますよ。。。
言い出しっぺのオライリーさんは,流石にIT技術の進化のベクトルをよく捉えていて
7原則の中でも,それを的確に含めています...
「ソフトウェア・リリースサイクルの終焉」とか,「軽量なプログラミングモデル」,「リッチ
なユーザ体験」などの原則は,私には特に意義深く感じるものがあります...
> 胃を壊したプロジェクトでは,「Web2.0」を意識した方針なり,設計なりに取り
> 組んでいました?
明示的に「Web2.0」を意識していた訳ではないのですが,ユーザーニーズのベク
トルが,明らかに「Web2.0」的であったと,後から振返って考えてみて,はっきりと
気付かされます。。。
> 具体的には...?
RIA(Rich Internet Application)技術へのシフト,Spring+Hibernateフレーム
ワークを利用しての「軽量なJ2EEプログラミングモデル」の取込み,そしてさらには,
エンドユーザとの要件定義段階から,Web上にモックアップ構築を求められたり...
> う~ん...胃を壊す訳だ...
> でも,もっと一般的な「Web2.0」の説明では,これまで個々に開設されてきた
> Webサイトが,相互に連携する段階に発展する点をターニングポイントとして指
> 摘する事が多い様ですよね。。。
> 一方的な情報発信ではなく,双方向の情報連携を強調する論者も多い...
かなり前に,XMLの活用がブームになった段階で,技術屋の間ではWebアプリケー
ション相互の連携にXMLを利用する事が視野にあったので,それは何も目新しい
事でも何でもないのですけどね...Webサイト間の連携方法を標準化しようとして
「Webサービス」の仕様が定められたり,SOA(Service Oriented Architecture)
などの手法概念が注目を集めたり。。。
あくまで連続的な発展なんです。。。技術屋の意識としてはね...
> 「2.0」と云う呼び方には,非連続的と言うか,何か従来とは異なる次元への
> 進化を強調するニュアンスが含まれていますよね...
そう,それは要素技術の連続的な進歩が蓄積して,総体的な状況,特にインター
ネットビジネスの状況が,さらに発展的な段階へとシフトを加速していく様子を強調
したいのだと理解してはどうでしょうか。。。
> 「Web2.0」とは技術用語ではなく,ビジネス用語であると云う事ですか...
です。私が「Web2.0時代」を実感したのも,技術的な側面からではなく,むしろ
ネット上で提供されているサービスや商行為の進歩を見て,感じ入った事に起因して
います。。。
> 何を見たの?
長くなりそうなので,それはまた次回にしましょうよ。。。
> 次回こそ本題に入ってね!
らじゃ。
> していて,あまり使いたくない。。。とか...
確かに何かとても新しい技術が出現している様な気分を煽り立てている割に,
実態は,これまでの技術の延長線上の発展でしかない...
> そう!言葉が先行していて,実体が曖昧模糊として,今一つ良く分からないん
> ですよ。。。いったい,何が「Web2.0」なの??
最初にこの言葉を発案したティム・オライリーは,自身の論文で7つの原則を述
べていますが,結局のところ,「Web2.0」とは,個々の技術なのではなく,
「Web利用の発展段階」とでも言うか,総体的なインターネット利用技術の
進化を意味する用語として発案した様です。。。
だから,日常的にWeb技術に関わっている人には,いつから「2.0」にバージョン
アップしちゃったのか,明確には分からない。。。
> う~ん...単に商売に行詰った経営者が,市場の活性化のために捻り出した
> 「造語」としか思えないのですが。。。少なくとも私的には。。。
そこまで「胡散臭い」ものでもないと思いますよ。。。
言い出しっぺのオライリーさんは,流石にIT技術の進化のベクトルをよく捉えていて
7原則の中でも,それを的確に含めています...
「ソフトウェア・リリースサイクルの終焉」とか,「軽量なプログラミングモデル」,「リッチ
なユーザ体験」などの原則は,私には特に意義深く感じるものがあります...
> 胃を壊したプロジェクトでは,「Web2.0」を意識した方針なり,設計なりに取り
> 組んでいました?
明示的に「Web2.0」を意識していた訳ではないのですが,ユーザーニーズのベク
トルが,明らかに「Web2.0」的であったと,後から振返って考えてみて,はっきりと
気付かされます。。。
> 具体的には...?
RIA(Rich Internet Application)技術へのシフト,Spring+Hibernateフレーム
ワークを利用しての「軽量なJ2EEプログラミングモデル」の取込み,そしてさらには,
エンドユーザとの要件定義段階から,Web上にモックアップ構築を求められたり...
> う~ん...胃を壊す訳だ...
> でも,もっと一般的な「Web2.0」の説明では,これまで個々に開設されてきた
> Webサイトが,相互に連携する段階に発展する点をターニングポイントとして指
> 摘する事が多い様ですよね。。。
> 一方的な情報発信ではなく,双方向の情報連携を強調する論者も多い...
かなり前に,XMLの活用がブームになった段階で,技術屋の間ではWebアプリケー
ション相互の連携にXMLを利用する事が視野にあったので,それは何も目新しい
事でも何でもないのですけどね...Webサイト間の連携方法を標準化しようとして
「Webサービス」の仕様が定められたり,SOA(Service Oriented Architecture)
などの手法概念が注目を集めたり。。。
あくまで連続的な発展なんです。。。技術屋の意識としてはね...
> 「2.0」と云う呼び方には,非連続的と言うか,何か従来とは異なる次元への
> 進化を強調するニュアンスが含まれていますよね...
そう,それは要素技術の連続的な進歩が蓄積して,総体的な状況,特にインター
ネットビジネスの状況が,さらに発展的な段階へとシフトを加速していく様子を強調
したいのだと理解してはどうでしょうか。。。
> 「Web2.0」とは技術用語ではなく,ビジネス用語であると云う事ですか...
です。私が「Web2.0時代」を実感したのも,技術的な側面からではなく,むしろ
ネット上で提供されているサービスや商行為の進歩を見て,感じ入った事に起因して
います。。。
> 何を見たの?
長くなりそうなので,それはまた次回にしましょうよ。。。
> 次回こそ本題に入ってね!
らじゃ。