ブロブロガー@くつログ

Proと呼ばれたい...そして日々悪戦苦闘する
Brofessional な職業人の安息の日誌

◇円安ついに1ドル100円の壁を突破!~アベノミクスの実体経済効果は?

2013-05-10 | 経済



> 円安がついに1ドル100円の壁を突破してしまいましたね!
> 1ドル100円には、非常に強固な防護壁の様なものを感じていましたが…?


▼東京外為市場円相場、1ドル=101円台まで値下がり(13/05/10)

http://www.youtube.com/watch?v=agqDqoKJnjY

流石にこのところは、「アベノミクスの実体経済効果」を疑問視する声は消滅し
つつありましたが、これに替って「アベノミクスの副作用」について批判する
意見が増えて来ました。


> 円安によって受ける負の効果ですね!

それだけではありませんが、最も強力な副作用は、やはり円安なのでしょうね。
燃料価格の高騰や、輸入食料品の価格高騰が深刻になって来ています。


▼全漁連、燃油価格高騰に政府支援を働きかけ(13/05/08)

http://www.youtube.com/watch?v=UVptW0m7NR0

▼5月に入り身近な食品や電気代が値上げ(13/05/01)

http://www.youtube.com/watch?v=MZopXIjzuwM

> 「1ドル100円の壁」は、これらの批判に対する緩衝材にもなっていました
> から、いよいよ政府はこれから本格的な対策を迫られる事になりますね!


言うまでも無く、円安対策は既に検討を始めている様ですよ。


▼甘利経財相、円安対策を検討する必要との認識
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130510-OYT1T00903.htm?from=ylist

▼「円安の影響を注視し対策とる」と林農水相 燃料費や飼料高騰で
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130510/biz13051012280007-n1.htm

> でも、円安にはプラスの効果も大きいですよね…?


実際、輸出関連企業などでは、年度末の好決算の発表が相次いでいます。
自動車産業がその代表格ですね。


▼トヨタ自動車3月期連結決算 営業利益が5年ぶりに1兆円上回る(13/05/08)

http://www.youtube.com/watch?v=-_DNo438zpI

> 自動車産業は関連産業の裾野も広いので、国内景気に与えるインパクトも大
> きいですね!
> 円安効果で、海外からの旅行客なども増えたみたいです。


▼「アベノミクス」で日本の観光地では変化が起きています。(13/04/29)

http://www.youtube.com/watch?v=PZIpu0rroYI

長短両様の効果ではありますが、金融緩和政策が「実体経済には効果が無い」
などと云う暴論は、もはや恥ずかしくて誰も言えませんよね!


> でも、景気の実感はどうなのでしょう?
> 未だ、様々な意見があるみたいですが…?


主観的な意見では判り難いので、このところの消費支出の動向をデータで見て
みると良く解かりますよ。


▼【消費を斬る】アベノミクスの降臨日は1月13日だった
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF02014_S3A500C1000000/

▼百貨店売り上げ3カ月連続増 現場で景気を体感取材しました。(13/04/18)

http://www.youtube.com/watch?v=A-Dshj68FkI

> 今年に入ってから、既に着実に改善傾向が顕れている訳ですか!
> 百貨店の販売実績が伸びるなどは、随分久しぶりの事ですよね…?
> ほんと…凄い経済効果だと感じます!
> でも、肝心の雇用の方はどうなのでしょう?


改善の兆しが、データに顕れ出した様ですよ。


▼3月完全失業率、4.1% 4年4カ月ぶりの水準に改善(13/04/30)

http://www.youtube.com/watch?v=2gmu9n-QMkg

> おおっ、本当ですね!
> 素晴らしい…でも、Broの収入が一向に増えないのは何故なのでしょうか?


余計なお世話です!
労働賃金が硬直的なのは、今に始まった話では無いですからね。
労働市場の需給がもっとタイトにならない限り、賃金上昇は中々顕れては来ま
せん…。



> タイムラグですか?
> でも、賃金が上昇しないまま物価だけ上がっても、人々は困るだけですよね?


別にアベノミクスのせいでは無く、景気回復期には一般的な現象なのです。
インフレ期に入ると、マスコミの報道は物価高懸念の話題が中心になります。

> インフレ期…?
> では「デフレ脱却」は、順調に進展していると考えてよい訳ですね!
> でも、そうするとアベノミクスの副作用として最大の問題は、物価上昇と賃
> 金上昇とのタイムラグの問題だと考えて良い?


消費者の観点から云えば、そのとおりですね。
でも、繰り返しますが、これはあくまで景気回復期に顕れる一般的な問題です。
アベノミクスとは、直接的には無関係にね。

> 何か対策はありますか…?


雇用促進を加速化させると、多少の効果があるとは考えますが、賃金UPとは
企業側の努力の問題
ですからねぇ…。


> 政府の対策では難しい?

やはり労働市場の改革は、大きな課題である事には違いありません。



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