理想国家日本の条件 さんより転載です。
ANNnewsCH
30日、プーチン大統領がある大統領令に署名を行いました。その大統領令とは、
日本の商社も出資する「サハリン2」に関連するもの。プーチン氏の署名によって
権利が全てロシア企業に譲渡されるといいます。
これは、日本に対する圧力なのでしょうか。 ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」。
日本企業も出資するその運営会社の権利をすべて新しく作るロシアの企業に譲渡する。
そう定めた大統領令にプーチン大統領が署名しました。
木原官房副長官:「あくまで一般論として申し上げると、我が国の資源にかかる
権益が損なわれるようなことがあってはならないと」
「サハリン2」のプラントが完成したのは2009年。 稼働式典には当時の麻生総理大臣も
出席しました。
麻生総理大臣(当時):「ロシアがアジア太平洋における建設的パートナーと
なる歴史が始まる」 サハリン2にはロシアのガスプロムがおよそ50%、
イギリスとオランダのシェルがおよそ27.5%。
そして日本の三井物産と三菱商事がそれぞれ12.5%、10%出資しています。
シェルはロシアがウクライナ侵攻を始めてすぐに撤退を発表しましたが。
岸田総理大臣:「権益については、これは維持すると」 経産省によると、
2021年に日本が輸入したLNGのうちロシア産は5番目に多い8.8%。
大統領令では、引き続き権利を保有するには1カ月以内にロシア政府に
申請する必要があるとしています。
岸田総理大臣:「大統領令に基づいて、どんな対応を正式に求めてくるのか、
これを確認しないうちに何か申し上げることはできない」
日本に圧力?プーチン氏が命令 「サハリン2」ロシア企業へ譲渡(2022年7月1日)