理想国家日本の条件 さんより転載です。
「叫ぶミイラ」はDNA鑑定の結果から、今から3000年前に古代エジプト王朝で権勢を誇ったラムセス3世を暗殺したとされる息子のペンタウアー王子とみられています。王子はその後に処刑され、ミイラにはその時の表情がそのまま残されています。また、他のミイラのように白い布ではなく、当時、不浄とされたヤギの皮で包まれていて、「地獄へ落ちるように」という意味が込められていたとされています。1886年の発見以来、初めて一般公開され、カイロのエジプト博物館には1週間で2万人が来場するほどの人気だということです。
https://i.imgur.com/1SUsOh4.jpg
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000121048.html
https://gunosy.com/articles/RTmNM
大きく口を開け、苦悶の表情をする古代エジプトのミイラ。王族の墓に埋葬されていた約3000年前のものとされるこのミイラは「正体不明の男E(Unknown Man E)」もしくは「叫ぶミイラ(screaming mummy)」と呼ばれている。
シープスキンに包まれ、足の爪をヘナで染めあげている叫ぶミイラは、いったい誰なのか?なぜ苦痛に叫びながらミイラとなったのか?
その謎が解明されたようだ。
Screaming Mummy Mystery May Have Finally Been Solved
異様な方法でミイラ化された「叫ぶミイラ」
おぞましい形相の「叫ぶミイラ」は長いこと学者たちを悩ませてきた。
このミイラはデル・エル=バハリの王族の墓に再埋葬されたが、他のミイラとは違い、上質の麻の包帯ではなく、シープスキンでくるまれていた。
これは、古代エジプト人から不浄だと思われていた証拠だ。どうやら彼は正式なやり方でミイラにされたのではないようだ。
手足が革紐で縛られていて、樹脂を口の中に流し込まれ、ただ放置されて、ナトロンで乾燥させられたと思われる。
image credit:.wikipedia
叫ぶミイラの正体はラムセス三世の息子、ペンタウアー王子
叫ぶミイラの正体はラムセス三世の息子、ペンタウアー王子
その後の研究により、「叫ぶミイラ」の正体は第20王朝のラムセス三世の息子、ペンタウアー王子であることがわかったそうだ。
「正体不明の男E」のミイラとラムセス三世のミイラの骨からDNAを抽出したところ、父と息子の関係であることが確認できたという。
首のまわりについていた吊るした跡は、ペンタウアーが絞首刑になったことを記す後宮の陰謀に関するパピルス文書の説明と一致する。
苦痛に叫んでいる見える「正体不明の男E」こと、叫ぶミイラ
ペンタウアー王子は暗殺に加担したため絞首刑に?
ミイラの辱しめられた状態や埋葬方法を考えると、ペンタウアー王子が父王ラムセス三世の暗殺に加担した陰謀者とみなされていた可能性はある。
ラムセス三世への反旗は、王の二番目の妃ティイと息子ペンタウアーが企てたという。加担した者の中には、軍の司令官、兵士、宮殿の召使、後宮の女たち、魔術師なども含まれていた。
パピルス文書によると、陰謀者たちは捕えられ、裁判の手続きがとられたが、そこにはラムセス三世が殺されたのかどうかは記されていない。ただ、"王室の船が転覆した"と書いてあり、"偉大なる神"としての王についてふれているだけだ。
ラムセス三世の死の謎
数年前より、「エジプトミイラ・プロジェクト」を開始した著名なエジプト学者のザヒ・ハワスは、プロジェクトの一環としてラムセス三世のミイラが詳しく調査した。
ハワスによると、ラムセス三世はアテローム性動脈硬化に苦しんでいて60歳くらいで亡くなったという。首の付近を詳細に調べると、王は先が鋭く尖ったダガーのような武器で首を後ろから刺されていることがわかった。
・古代エジプト王「ラムセス3世」は暗殺者によって殺された?科学技術で3000年の謎が解明される : カラパイア
軟組織の傷の大きさは35ミリ、深さは第五推骨から第七推骨の下まで達していた。傷は食道、気管、血管まで首の構造全体を破壊していた。
CTスキャンで、王のミイラには変わった護符がつけられていたことがわかった。首の傷縁にホルス神の目を表わすウェジャット・アイのお守りが挿入されていた。
このお守は守護と癒しのシンボル。ホルスとセトの戦いで傷を負い、トト神によって奇跡的にしたホルスの目だ。
遺体の処置をした者は、死後の世界で王の傷が治癒するよう、お守りを傷口に入れておいたのだろう。
スキャンによって、ホルスの4人の息子を表わす4つの護符が、胸の包帯の中に入れられていたこともわかっている。ミイラを守ためだろう。
References:english.ahram / thesun / outerplaces/ written by konohazuku / edited by parumo
古代エジプトの絶叫ミイラ「名無しE」の“悲惨な死に方”が判明! 130年以上謎だった“父殺し”の刑がヤバい!
https://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201802_post_15989.html
多くの謎に包まれている古代エジプト文明だが、科学技術の進歩とともに、これまで知ることができなかった事実が少しずつ明らかになりつつある。今回は、古代エジプトの絶叫謎ミイラ「名無しE(unknown man E)」がなぜ叫んでいるのか、その驚きの理由が判明したと、英紙「Daily Mail」(13日付)が報じている。
■絶叫ミイラの正体は?
「絶叫ミイラ」として知られるこのミイラは、古文書の記述とDNA鑑定から、エジプト新王国・第20王朝の2代目のファラオ・ラムセス3世の息子ペンタウアーだと確定している。ペンタウアーは“父殺し”としてエジプト史に汚名を残していることで知られており、古代のパピルス文書によると、自らの息子ペンタウアー王子を次のファラオにしようと目論んだ第二王妃ティイが、王家の関係者とともにラムセス3世の暗殺を計画、ペンタウアーもそれに加わっていたと言われている。
【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/02/post_15989_entry.html】
実はラムセス3世のミイラにもいくつかの謎があり、その死因が特定されていなかった。やっと暗殺の全貌が解明されたのは昨年3月のことである。トカナでも報じたが、ラムセス3世暗殺の実行犯は2人いたと見られている。1人はラムセス3世の正面から斧のような武器を振り下ろし、ラムセス3世の親指を切断。次に背後からもう1人の暗殺者が、ナイフのようなものでラムセス3世の首を切り裂き、殺害した。…
ラムセス3世暗殺後。ペンタウアーは、暗殺計画に加わった容疑で処刑され、ミイラ化されたと言われている。
■ペンタウアーはどのように殺されたのか?
ペンタウアーの絶叫ミイラは、1886年にナイル川西岸で発見された。通常そこで発見されるミイラはリネンに包まれ、丁重にミイラ化されているものだが、絶叫ミイラは当時乾燥剤として使われていた鉱物であるナトロンに漬けられ乾燥させられただけで、粗末な羊皮に包まれていたという。
当初、考古学者らは、絶叫ミイラの姿から、毒殺されたのではないかと推測した。しかし、近年の研究で定説を覆す驚きの事実が明らかになったというのだ。エジプト考古学庁によると、絶叫ミイラの首に見られる跡は、絞首された際にできたものである可能性が高いという。
「絶叫ミイラ、あるいは名無しEとして知られるこの恐ろしいミイラは長い間、研究者を悩ませてきました。このような普通じゃないミイラ化の手法はエジプト学者を困惑させ、数年前に私の指揮のもと、エジプト博物館の所蔵ミイラに関する法医学的データベースを作成するプロジェクトが始める前までは、誰ひとりとしてミイラの背後にある事実を突き止めることに成功した者はいませんでした」(元エジプト考古学庁長官ザヒ・ハワス氏)
しかし、絞首刑で死んだ人間が、このように叫ぶような苦悶の表情を浮かべるものだろうか? ミイラの状況を見る限り、誰かに馬乗りにされ、首を絞められたかのような印象を受ける。少なくとも、現在の日本で行われているような処刑法ではなかったと考えられるだろう。より苦しみを感じる方法でじわじわと窒息させられたのではないだろうか……。およそ18歳でその生涯を閉じたペンタウアー。野望の代償はあまりにも大きかったようだ。
(編集部)
地位がほしいから身内でも暗殺・・・昔の事だけではないんですねー
総裁先生が、魂の兄弟の調査をされる中、オフェアリス神の調査に気がすすまないご様子だったので、2回も殺害されたという苦しさを思い出されるのかと思っていました。
でも、そうではなく、弟に、簡単に騙されてしまうところが、お嫌だったみたいです。
http://hssyonan.blog.fc2.com/blog-entry-315.html
「父を注射で殺した」独占スクープ――金正恩守護霊インタビューで
【寄稿】 王朝の息子が死去 金正男氏はなぜ殺害されたのか - BBC
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