あずまクラブ(越前の守)です。正しい心の探究をします。

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なぜ女川原発は無事だったのか?

2011-04-01 13:23:31 | 日記
ようやくメディアも無事であった女川原発を取り上げるようになりました。

津波の高さを最大○○mと想定するかは、人間がするのである。自然(=神)ではない。
過去のデータを調べ尽くし、それよりも少し高い設定をするのが人間側の英知の限界である。
ま、予算がないから、低い想定になってしまうのだ。
想定が低ければ予算は少なくて済むが被害は大きくなるのは当たり前。

TheLibertyweb より転載
2011.03.30
一進一退が続く福島第一原発だが、この事故は人災の側面が強いと、30日付け朝日新聞が報じている。
記事では、設備の安全設計の問題や、非常時の想定の甘さを指摘。
原子炉を冷却するための海水をくみ上げるポンプ設備が「ほぼむき出しの状態」になっていたため、津波で損傷。
原子炉に冷却水を送る機能が失われた。他にも、当初、雑なところが多かった配管の改良工事が追いつかなかった点や、2006年の耐震指針の見直し後の対応が、津波よりも揺れ(地震)に対する強さの検討が優先されていたと指摘する。
一方、同じ規模の津波が襲った宮城県の女川原発はほとんど無傷で、原発の周辺施設に避難してきた人もいた。この女川と福島の原発の違いは、「想定していた津波の高さの違い」にある。
福島原発は、津波の高さを最大5.6mと想定して設計したところに14mの津波が襲った。
これに対し、女川原発は津波を9.1mと想定し設計、主要施設は海面から14.8mの高さの敷地に整備した。
そこに17mの津波が襲ったが、建屋の地下に浸水はあったものの主だった被害はなかった。(参考:25日付け産経新聞など)

こうした事実からも分かるように、津波の高さをもっと高く見積もったり、電源が波の影響を受けないように囲うなどすれば、今回の大規模な事故は防げていたのではないか。
逆に言えば、今後、原発の安全性を高めていけば、今回のような大規模な津波が襲っても、日本の原子力発電所はびくともしないということだろう。
事故を受け、国内マスコミは「原発はなくすべき」という論調に傾きがちだ。
しかし、少量のウランで膨大な発電ができる原子力発電を捨てることは、石炭や天然ガスなどエネルギー資源の9割を輸入に頼る日本にとって、生殺与奪の権を外国に握られることを意味する。
やはり、日本は原子力発電を捨ててはいけない。(格)
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1 コメント

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コメントの転載 (管理者)
2011-04-02 18:50:42
以下のコメントのブログがありましたので転載させていただきます。
女川原発 (Unknown)
2011-04-02 09:25:55
女川原発の設計に関係した人を知っていますが、経営者側の意向は津波6mくらいでという指示だったそうです。しかしその人達設計部門は、危機管理という面から、さらに10mプラスする必要があると粘って粘って、経営側を説き伏せて建設したそうです。
今回被害は無かったようですが、安全確認総点検が必要で、運転再開の見通しは立っていません。

07年1月、青森県東通村の風力発電所で高さ68メートルの鉄塔が倒壊。基礎の鉄筋コンクリート部分が破損し、根本から倒れていた、ということもあったのですが、すでに退職後のその人は、後輩たちのあんな設計じゃ駄目だ、と言ってたようです。やはり倒壊してしまいました。

全国の原発はすべて、火力や水力の発電コストと同程度か低くなるように、危ない設計をしてると感じます。
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