猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

惨事

2005-11-06 21:59:52 | 
仕事から帰り、二階の自室に入って電気をつけたわたしの目に飛び込んできたもの・・・

よく、ありふれたドラマの夫婦喧嘩のシーンで羽根布団で夫が殴られたりして

部屋いっぱいに白い羽毛が飛び散る・・そんな演出あるでしょう?

それが白でなくグレーだったの。

雀だ!

一目でわかった。

前にも何度か雀を捕まえてきたことがある。

その度に逃がしていたし、わたしがいないときに捕まえられたものの

うまくカーテンの裏側に息を潜めていてくれて帰ってきてから発見し逃がしたこともある。

このときにも羽毛が飛び散っていたのでわかったのだが、今回ほどひどくはなかった。

この状況からするともう生きてはいないだろう。

恐る恐る部屋の隅を見ると案の定、小さな亡骸が。

ああ・・・

わたしは子供の頃から殺生を好まず、小さな虫すら殺したことがないので

可愛い娘のしたこととて、いや娘がしたことだからこそ胸が痛んだ。

亡骸をビニールに入れて表へ行き、穴を掘って埋める。

たらを許してね。

両手を合わせても雀にはきっと聞こえない。

家に入り、膝に乗るたらにしみじみ言って聞かせる。

無駄なこととは分かっているが言わずにいられない。

あんたが生きてるのと同じく、みんな生きてるのよ。

だからいたずらに狩りをして殺してはダメ。

あたしはあんたが死んだら悲しいし、他の生き物が死んでも悲しい。

だからもう鳥も虫も獲ってはダメ。

罪深い生き物はきっと分かってくれないでしょう。
コメント (2)
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