車通りも人通りも多い街中で猫を見かけることは稀である。
たまに見かける猫はほとんどがお店でエサだけもらっている野良猫だ。
少し前、洋服屋さんの前に黒い猫が座るのを見かけるようになった。
店の人に聞くとやはり野良とのこと。
エサも水も置いてもらっているのでちょっとホッとしながら頭など撫でると
膝に乗ってこられて、あまりの人懐こさに驚いた。
飼い猫だったんだろうか。
連れて帰りたいと思ったが、うちにはたらがいるし
環境が変わることや人に飼われることが必ずしも幸せとは限らないので
通りかかるたび頭を撫でるにとどめていた。
しかし、先日通りかかると姿が見えない。
店の前に置かれたエサも水もなくなっている。
怖くて店の人には聞けなかった。
聞かなければ、どこかにもらわれていったのだと思い込むことができる。
そうあって欲しいと思いながら、これからは複雑な気持ちであの店の前を通るのだろう。
たまに見かける猫はほとんどがお店でエサだけもらっている野良猫だ。
少し前、洋服屋さんの前に黒い猫が座るのを見かけるようになった。
店の人に聞くとやはり野良とのこと。
エサも水も置いてもらっているのでちょっとホッとしながら頭など撫でると
膝に乗ってこられて、あまりの人懐こさに驚いた。
飼い猫だったんだろうか。
連れて帰りたいと思ったが、うちにはたらがいるし
環境が変わることや人に飼われることが必ずしも幸せとは限らないので
通りかかるたび頭を撫でるにとどめていた。
しかし、先日通りかかると姿が見えない。
店の前に置かれたエサも水もなくなっている。
怖くて店の人には聞けなかった。
聞かなければ、どこかにもらわれていったのだと思い込むことができる。
そうあって欲しいと思いながら、これからは複雑な気持ちであの店の前を通るのだろう。